1. TOP
  2. 母乳の成分とは?母乳育児で知っておきたい母乳の特徴を総まとめ。

母乳の成分とは?母乳育児で知っておきたい母乳の特徴を総まとめ。

 2016/11/24 育児
 
16358787765_276c736ef3_z

 

赤ちゃんが産まれて初めて口にする「母乳」。

母乳には様々な成分が含まれており、赤ちゃんの成長に不可欠な「脂質」、「たんぱく質」、「ビタミン」、「ミネラル」など、重要な役割を果たす栄養素がぎっしり詰まっています。

母乳育児中のママでも、実際に母乳に含まれているこれらの成分の働きのことまでは分からないという方もいるでしょう。

母乳の増やし方で悩んでいるママにとっても、母乳の仕組みや成分を知ることは大いに役に立ちますので、今回はそうした「母乳の特徴や含まれている成分」について詳しくお伝えしていきます。

【おすすめの関連記事】 → 母乳の出を良くする方法を総まとめ

 

 

母乳に含まれる成分

doctor-563428_640

1.免疫グロブリン

これは免疫の中で最も大切な抗体です。なかでも細菌やウイルス感染予防に効果的だとされる「分泌型IgA」が豊富に含まれており、ウイルスから腸管などを守り、消化器系や呼吸器系の粘膜を保護してくれます。

2.脂肪、糖質

脂肪は、脂溶性のビタミンや必須脂肪酸が多く含まれ、赤ちゃんの体の成長や中枢神経系の発育を促します。また、コレステロールは赤ちゃんの神経系に効き、細胞膜を作る働きがあります。糖質は主に乳糖であり、カルシウムの吸収を促しビフィズス菌を増やす働きがあります。脳の中枢神経の発達にも必要なのが糖質です。

3.グルタミン酸

体内で最も多いアミノ酸であり、筋肉の維持などに必要な成分です。赤ちゃんの消化機能を向上させ、腸の働きを良くしたり、筋肉強化、免疫力の向上などにも関わってきます。

4.ヌクレオチド

赤ちゃんに「睡眠」をもたらす成分です。これは夜の8時から朝の8時頃にかけて最も多く分泌されますので、夜間の授乳は赤ちゃんをリラックスさせ、眠気を誘うという効果もあります。

5.ビタミン

母乳中に含まれている主なビタミンは、A、D、E、Kです。Aは免疫力の向上、Dはカルシウムの吸収を助けて骨を丈夫にし、Eは抗酸化作用、Kは血液凝固因子を作り、出血症状を防ぐ働きを担っています。

6.ミネラル

母乳に含まれるミネラルは、主にカルシウムやナトリウム、鉄分です。ナトリウムはカルシウムや他の栄養素が血液中に吸収されるのを手助けしてくれます。また、母乳に含まれている鉄分は粉ミルクよりも吸収されやすいという点で優れています。

7.葉酸

産後のママの体にとって母乳を出やすくする成分であり、赤ちゃんにとっては脳や体の成長に必要な成分、母乳中の成分を体内で上手にコントロールし、たんぱく質合成に働きかけます。

8.カルシウム

ママが摂取したカルシウムが母乳を介して赤ちゃんに届く仕組みになっています。赤ちゃんのまだ柔らかい骨を強化し、血液中のカルシウム濃度を一定に保っています。

9.たんぱく質

赤ちゃんだけではなく、大人の体にも必要不可欠な成分がたんぱく質です。骨格や筋肉、皮膚を構成する上で重要な役割を担っており、生命を維持する上でも欠かせない「3大栄養素」のひとつです。

10.DHA

別名「ドコサヘキサエン」とも呼ばれ、赤ちゃんの脳や視覚の発達を助けます。脳の「シナプス」という神経細胞の伝達部を作る材料にもなります。

11.オリゴ糖

赤ちゃんのお通じを良くしてくれます。オリゴ糖を母乳から摂取した赤ちゃんの体内のビフィズス菌を増やすので、腸の健康を保つのに役立ちます。

12.IgA抗体

消化器官で多く分泌され、赤ちゃんの体内に細菌、ウイルス、アレルゲンなどが侵入するのを防ぎます。これは初乳に多く含まれており、消化器系の他にも呼吸器系の粘膜を保護し、風邪などのウイルスの感染を予防します。

13.ラクトフェリン

多機能たんぱく質として、機能が未発達な状態の赤ちゃんの体内を守る働きをしています。赤ちゃんにも大人にとっても必要なたんぱく質です。

14.リゾチーム

ウイルス細菌の感染を防ぎ、善玉菌であるビフィズス菌の発育を促進します。このビフィズス菌が多くなると、悪玉菌である大腸菌の役割を低下させることが出来ます。

15.白血球m

白血球は特に初乳中に多く含まれており、様々な感染症を予防する重要な役割を果たしてくれるものです。

 

母乳の成分は赤ちゃんの成長により変わる

stocksnap_sjmvm77vzq

母乳は、常に一定の成分、一定の分泌をしているわけではありません。母乳の分泌自体は妊娠16週あたりから始まりますが、出産するまでは分泌は抑圧されている為ごく小量に留まります。産後は「初乳」、「移行乳」、「成乳」の3つの段階を通り、赤ちゃんの状態に合わせて時間と共に変化していきます。

 

「初乳」期における母乳の成分

この時期の母乳は粘度が高く、ドロリとしているのが特徴です。濃度が高く消化にも優れており、免疫を作ったり赤ちゃんに必要なあらゆるものが含まれているのです。赤ちゃんの消化器官の成長や感染症を防ぎながら最初の便を促し、消化器官からビリルビンを排出することで新生児黄疸を防ぎます。

 

「移行乳」期における母乳の成分

母乳の量が増え続け、見た目や成分も変化していきます。免疫グロブリンやたんぱく質などの成分が減少し、代わりに脂肪分や糖分が増加します。この時期のおっぱいは張りが出てきて重くなりますが、授乳を繰り返していくことで徐々に緩和されていきます。

 

「成乳」期における母乳の成分

見た目はサラッと水っぽく、赤ちゃんの発育に必要な栄養素がすべて含まれています。授乳の初めに分泌される母乳は脂肪分が少なく、糖分、プロテイン、ビタミン、ミネラル、水分が豊富ですが、授乳が進むにつれて徐々に変化していき、脂肪分が増えて糖分が減少します。

 

まとめ

赤ちゃんの成長と健康を保つ上でなくてはならない様々な栄養素が含まれている母乳が、いかに重要なものなのかがお分かりいただけたと思います。

ママの母乳が出ている間は出来るだけ赤ちゃんに飲ませ続けることが理想です。とはいえ、母乳を飲ませたくてもうまく出ないママ、量が少ないママもたくさんいますから、粉ミルクも上手に活用しながら臨機応変に対応していきましょう。なお、母乳の出にお悩みであれば「母乳をよく出す“15”の方法【母乳育児の新米ママ必見!】」の記事でもまとめてますので、ぜひ合わせてご参考になさってください。

 

母乳が出ないことで精神的ストレスを抱えてしまうことが一番良くありませんし、さらに母乳の出を悪くすることにも繋がってしまいます。栄養面や赤ちゃんへの影響も考えれば、母乳が出るなら母乳を飲ませてあげることが一番良いですが、今は粉ミルクであっても母乳に近い成分がしっかり含まれていますから、様子を見ながら授乳スタイルを確立していきましょう。

ストレスを溜めないこと、食生活や睡眠時間をきちんと見直すことで母乳の質も良くなりますし、量も増えていきます、焦らないことが大切ですよ。

 

 

\ SNSでシェアしよう! /

IKURICH[いくリッチ] | 育児ママの毎日をちょっと豊かにの注目記事を受け取ろう

16358787765_276c736ef3_z

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

IKURICH[いくリッチ] | 育児ママの毎日をちょっと豊かにの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

Konno

Konno

ライター/天然石アクセサリーアーティスト/飲食スタッフ/飲食スタッフ(パート)/2児の母親



普段は男女の双子を育てる子育て経験豊富なママライター。
ライターの他にも、天然石アクセサリーアーティスト・飲食スタッフ、としての顔も持つ。
これまでの育児経験をもとに鋭意執筆中。

【site】http://blog.goo.ne.jp/rukanata

【Facebook】https://www.facebook.com/profile.php?id=100004266756347