1. TOP
  2. 母乳の効果が凄い!健康面だけでなく、子どもの将来にも影響アリ!?

母乳の効果が凄い!健康面だけでなく、子どもの将来にも影響アリ!?

 2016/11/16 育児
 
autumn-72740_640

赤ちゃんにとって“ママのおっぱい”は非常に重要な栄養源

母乳には、繊細な赤ちゃんに必要な栄養素がたくさん含まれており、その効果は栄養面以外にも、子供が成長していく家庭で様々な影響を与えてくれることが分かっていますが、「意外とこんな影響もあるんだ…」といったものも。

そこで今回は、そんな“母乳の効果”について、おさらいも込めて詳しくお伝えしていきます。

【こちらもおすすめ!

→ 「母乳の詰まり」「母乳の出」など、母乳育児専用のハーブティーの秘密とは?

 

 

 

母乳の効果:赤ちゃんへのメリット

child-821214_640

母乳には、赤ちゃんに必要とされている「たんぱく質」、「ビタミン」、「ミネラル」といった栄養素がぎっしり詰まっています。

特に出産後1週間くらいの「初乳」にはこのような栄養素が豊富に含まれており、まさに「赤ちゃんにとって完璧な栄養源」とも言えるでしょう。

 

お腹にも優しい

産まれたばかりの赤ちゃんは胃腸もまだ未発達ですが、母乳はそんな赤ちゃんの胃へも負担をかけることがないので安心です。

顎の発達の助けにも

母乳は赤ちゃんが自分自身の力で乳首を吸わなければなりませんから、顎の発達にも関わってきます。授乳のたびに顎や顔の筋肉を使うので、顎が丈夫に発達しますし、歯並びも良くなる傾向にあるようです。

免疫をつけるために

また、産まれたばかりの赤ちゃんは免疫や抗体を持っていないため、外部の様々な刺激に対して抵抗する力を持っていません。初乳を与えることによって免疫を身につけ、高めていくことが出来るようになりますから、少なくとも生後半年くらいまでは母乳を飲ませてあげることが理想的だと言えるでしょう。

また他にも、母乳には粉ミルクでは得られない“メリット”もあります。

 

母乳のメリット

pexels-photo

例えば、授乳することでママ自身がリラックス効果を得ることが出来ますから、マタニティブルーになりにくいとも言われています。さらに、赤ちゃんに対する愛情が増え、母親としての自覚も強くなっていくでしょう。また、授乳することで言葉を話せない赤ちゃんとコミュニケーションを図ることにも繋がりますね。

このように、哺乳瓶でミルクを与えるのとはまた違った様々なメリットが期待されると考えられています。

【参考記事】

【母乳育児の教科書】母乳育児で知っておきたいメリット・デメリット総まとめ

 

母乳に含まれる成分

まだ身体に免疫を持たない赤ちゃんに対しては、ママの身体から免疫が移行されることで赤ちゃん自身にも身についていきます。

ママから移行される免疫は主に2つであり、lgAと呼ばれる「免疫グロブリンA」と、lgGと呼ばれる「免疫グロブリンG」とがありますが、そもそも「免疫」とは、身体の内側、あるいは外側で発生した自分と異なる物質に対して適切に対応する能力のことを指します。

その中でも大きな役割りを担っている免疫のことを「免疫グロブリン」と呼んでおり、この「免疫グロブリン」は主に血液や組織液中に存在しており、母乳を介して赤ちゃんにも移行していくと言われています。

母乳(特に初乳)に含まれているのが「免疫グロブリンA」であり、「免疫グロブリンG」はママのお腹の中にいる頃に赤ちゃんに伝わっていく免疫です。

 

どのような効果が?

そんな「免疫グロブリンA」、「免疫グロブリンG」それぞれには以下の効果があります

 

免疫グロブリンA

特に初乳に多く含まれており、摂取することで赤ちゃんの粘膜(腸、胃、気管支、中耳の表面)に膜を作り、赤ちゃんを感染から守ってくれます。また、この免疫にはアレルギーを防ぐ効果もあり、粉ミルクで育った赤ちゃんに比べ母乳で育った赤ちゃんのほうがアレルギーになりにくいということも分かっています。

 

免疫グロブリンG

ママのお腹の中にいる間に胎盤を通して赤ちゃんに与えられる免疫のことです。この免疫は、水疱瘡や麻疹、風疹のウイルスの感染から赤ちゃんを守る働きを担っています。

ママからもらったグロブリンGは生後半年ほどで失われるとされ、その後は予防接種などを通して自分自身で生成出来るようになっていきます。4~6歳頃には成人に近い値にまでなるでしょう。

また、早産にて産まれてしまった赤ちゃんは免疫系等で未熟な場合が多く、より感染しやすい傾向にあり、場合によっては重篤化する可能性もありますので、注意してあげる必要があるでしょう。

参考:神奈川県保険医協会「子どもと免疫グロブリン」

 

おっぱいの奇跡!?がん細胞を殺す成分も含まれる??

なお、母乳の効果については他にも分かっていることがあります。スウェーデンのルンド大学とヨーテボリ大学の調査により、母乳に含まれている「HMLET」という物質が、“がん細胞を殺すことが出来る”ということが分かっています。

これはたんぱく質と母乳内の脂肪酸からなる物質であり、皮膚がんや脳腫瘍など、なんと40種類以上のがん細胞に対して効果があると言われているのです。

出典:Substance in breast milk kills cancer cells – University of Gothenburg

 

こうしたことからも分かるように、母乳には様々な面で大きな意味があるといえるでしょう。出来るだけ母乳を飲ませましょう、と推奨されている理由にはこうした背景もあるのです。

 

母乳は風邪予防にも影響が!?

photo-1444318226545-dfd6106d7ec4

確かに母乳には様々な栄養素が含まれていますが、母乳さえ飲んでいれば赤ちゃんは風邪をひかない、病気にならないから大丈夫、というわけではありません。

ママが身体に持っていない免疫についてはもちろん赤ちゃんにも移行しません。つまり、ママ自身が免疫を持っていないような感染症に対しては、赤ちゃんも感染してしまう可能性があるということを理解しておかなければなりません。

「うちの子は母乳を飲んでるんだから・・・」と、誤った自信を持ちすぎず、普段からの衛生管理や赤ちゃんの体調管理には日ごろから気をつけておくようにしてくださいね。

 

母乳の効果はいつまで続く?

お腹の中で胎盤を通してママからもらっていた「免疫グロブリンG」は、生後半年でほぼ無くなってしまいますから、定期的な予防接種を受ける必要があります。

それに対して母乳から赤ちゃんに移行される「免疫グロブリンA」は、初乳に特に多く含まれており、その後は徐々に減少していく傾向にあります。

とはいえ、完全に無くなってしまうわけではありません。赤ちゃんの身体が大きくなって飲む量が増えることで、結果的には取り込む「免疫グロブリンA」の量にさほど変化はないとも言われています。

ですから、ママの母乳が出ているうちは出来るだけ母乳を飲ませてあげることが望ましいと考えておきましょう。

 

母乳は子供の将来の出世にも影響が!?

photo-1437683694336-3b49f6588141

母乳には、栄養面や赤ちゃんの“健康面以外の影響”もあるということが研究によって明らかにされています。それは“将来の出世”にまつわるデータです。

乳児期に母乳で育った人は、粉ミルクで育った人と比べると出世する確率が24パーセント高く、また、社会的地位が下がる確立においては20パーセント減少するという研究報告が、医学誌「小児期疾患アーカイブス」にて発表されました。

参考:小児期疾患アーカイブス(Archives of Disease in Childhood)

 

母乳の持つ効果や役割については、多くの調査、研究がすすめられていますが、こうした結果を受けて母乳育児に対する見方が変わってくる人が増えているのです。

 

研究内容

具体的な研究内容としては、英国で1958年に生まれた1万7419人と、1970年に生まれた1万6771人のデータから、10~11歳時と33~34歳時の社会的地位を4段階に分けて比較し、乳児期に母乳で育ったのかどうか?を調査したものになります。

この研究は、数年ごとに追跡調査を行うことでデータを収集し、脳の発達や精神的ストレスの度合いなど、母乳によって影響が出ると見られる様々な要素について考慮されました。

じつに34年という長い年月をかけて、この研究が継続して行われたということなります。

研究結果

この結果、1958年生まれのグループでは68パーセントの人が母乳で育っており、それに対して1970年生まれのグループではわずか36パーセントに留まっています。

また、母乳が与えた影響の約3分の1は、「知性」と「ストレス」に関するものでした。

これにより、母乳は脳の発達を助けて知性を高める効果があり、社会的地位の向上にも繋がると考えられています。また、母乳で育った場合はそうでない人と比べ、ストレスによる症状も少ないということが明らかになりました。

出典:子供の出世を望むなら母乳が一番、英研究

 

他の研究データも

また、他の研究チームの研究結果においては、母乳で育てられた男性はより良い職業に就くことが出来、女性の場合は社会的ランクの高い男性と結婚する割合が高くなるという結果も報告されています。

出典:母乳で育った子は出世しやすい?! (大紀元 より)

 

 

とはいえ、まだ完全な結論が出たわけではありません。

子供の成長にとって効果的なのが母乳に含まれる栄養素なのか、それとも授乳する際に赤ちゃんとママが「肌を密着させる」という行為なのか、あるいはその両方が必要なのか・・・その結論には未だ至っていないようです。

どちらにしても、赤ちゃんに母乳を飲ませることがいかに効果的かと言うことががこれらの研究で更に明らかにされたことは確かです。

 

母乳の効果:ママへのメリット

meringue-888338_640

なお、母乳には赤ちゃんだけではなく“ママにとっても嬉しいメリット”がたくさんあるのです。具体的に挙げてみましたので参考にしてみてください。

1.リラックス効果

授乳することで「母性愛ホルモン」とも呼ばれているホルモンや、催乳ホルモンと言われる「プロラクチン」がたくさん分泌されます。それにより、ママの精神安定を促すことに繋がります。そういったリラックス効果を得ることで、産後のマタニティーブルーを防ぐことにもつながってきます。

参考:「初めての母乳育児」 子育てネッ!とやま

 

2.子宮復古・産後の体力回復

赤ちゃんがおっぱいを吸うことで乳首に刺激が与えられ、「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。この「オキシトシン」は子宮の収縮を促進し、悪露の排泄も促してくれますので、妊娠前の状態までスムーズに回復させる働きを担っているのです。

参考:日本医科大学多摩永山病院女性診療科・産科医局-情報-子宮復古不全

 

3.ダイエット効果

母乳は100mlあたり、65kcalの消費があるとされています。(日本食品標準成分表より)

赤ちゃんの成長段階や授乳回数などにも寄りますが、母乳を与えることで1日に500kcal前後、ないしはそれ以上のカロリーを消費することになります。つまり、母乳を与えることで一定のダイエット効果も見込めます。

 

4.経済的・負担減

母乳を与えるということは、粉ミルクを購入する必要がないので「経済的」とも言えます。また、ミルクを作るためにお湯をわかしたり哺乳瓶を準備したり・・・という手間もかかりません。

外出する際も、授乳する空間さえ確保できれば荷物を増やす必要もありませんから、ママにとっては色々な負担の軽減にもなります。

 

5.スキンシップ・信頼感づくり

授乳する際は、赤ちゃんとママの肌が密着します。肌が触れ合うことでママの声を近くに感じることが出来、赤ちゃんはより一層ママを身近に感じることが出来るようになります。こうして、ママに対する親しみや信頼を培っていくのです。

 

6.『乳幼児突然死症候群』対策として

「乳幼児突然死症候群」というものがありますが、こちら起こる原因は現時点では(2016年12月現在)まだはっきりしておりません。何の前触れもなく、突然1歳未満の赤ちゃんが死亡してしまうのです。

治療や予防法なども明らかにはなっていないのですが、これを防ぐため、厚生労働省では予防対策としても「母乳育児」を推奨しています。万が一の時にママがすばやく気付けるよう、母乳育児が望ましいと考えられているのです。

このように、赤ちゃんだけではなく、ママにとっても様々な効果があるのが「母乳」のよいところなのです。また、赤ちゃんの危険を未然に防ぐという意味でも、母乳育児にはとても大きな意味があると言えるでしょう。

参考:乳幼児突然死症候群(SIDS)について 厚生労働省より

 

まとめ

母乳がもたらす高い効果は、健康面や体調面だけではなく、子供の将来にまで影響がある、というのは非常に興味深い内容かと思います。これを期に「より一層母乳へのケアを考えていきたい」という方は、母乳を生成するにあたって大切な水分補給や栄養摂取などを意識してみて下さい。

なお、母乳育児における水分補給としては、体にやさしいハーブティーがおすすめです。「母乳で育てる!AMOMAのハーブティーが口コミでも評判の理由。」こちらの記事でもハーブティーと母乳に関してまとめてますので、よろしければ合わせてご参考になさって下さいね。

 

なお、このように母乳には優れた効果と働きがありますが、かといって「粉ミルクがダメ!」ということではありません。粉ミルクにも母乳に劣らない栄養素がしっかり含まれていますし、ママ以外の人にも授乳してもらうことが出来るという点などは間違いないメリット。なかには母乳を与えたくても母乳が出ないママ、やむを得ず粉ミルクを活用しているママもたくさんいますし、そういった方にとっては粉ミルクは非常に大切な育児用の飲料ですから、その点は誤解の無いようにして欲しいですね。

今回のお話しが母乳育児を進めるママにとって、改めて母乳を詳しく知るきっかけとなれば幸いです。

 

 

 

 

 

\ SNSでシェアしよう! /

IKURICH[いくリッチ] | 育児ママの毎日をちょっと豊かにの注目記事を受け取ろう

autumn-72740_640

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

IKURICH[いくリッチ] | 育児ママの毎日をちょっと豊かにの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

IKURICH編集部

IKURICH編集部

IKURICH編集部です。育児ママの毎日がちょっとでも豊かになるような情報を発信していきます。よろしくお願いいたします。