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母乳育児はいつまで必要?WHOの資料から見る母乳が赤ちゃんに与える影響とは?

 2016/08/09 育児
 
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母乳育児を続けていると「いつまで母乳を飲ませるべき?」と母乳育児に疑問を感じることもあるかと思います。卒乳時期の目安としてとしては1歳~1歳半ほどと言われることが多く、細かくは家庭環境や赤ちゃんごとに異なってきます。

ここでは、母乳育児をいつまで続けるべきか?母乳を推奨するWHOの資料をもとにお伝えしています。母乳育児がいつまでか?母乳のメリットや卒乳・断乳などはどうすれば?とお悩みの育児ママはご参考になさってください。

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母乳育児はいつまで続けるべき?

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母乳育児の期間としては1歳~1歳半ほどが多いと言われていますが、厚生労働省のガイドライン「授乳・離乳の支援ガイド Ⅱ離乳編 「離乳の完了箇所」」を参考にすると“生後12か月から18か月頃”とされており、WHOのガイドライン「乳幼児の栄養法 補完食」 補完食」を参照すると“2年かそれ以上、母乳を与えましょう。”となっています。

このように、母乳育児の期限・卒乳のタイミングが「いつまで」とは明確には定められておりません。よって、卒乳のタイミングは各ご家庭ごと、また赤ちゃんとママの関係によって異なってきます。

とはいえ、最低限の基準や目安を知っておくことで母乳育児の悩みに直面したときの判断材料となります。ここではWHOの基準値を参考にお伝えしていきます。

 

最低限として4ヶ月以上は母乳を与える

WHOのガイドラインでも伝えられているように、最低限与えておきたい母乳期間としては“4ヶ月以上”とお考え下さい。

「生後少なくとも4か月間、そしてできるだけ6か月間は母乳だけを与えましょう。」

「母乳は、赤ちゃんを下痢や他の感染症から守る感染防御因子を含むとともに、赤ちゃんが健康に発育するために必要なエネルギーと栄養素をすべて含んでいます。母乳育児の一つの目安として覚えておくと良いでしょう。」

引用:乳幼児の栄養法 補完食」 補完食

 

【WHO推奨】母乳は2年かそれ以上与えたい

こちらもWHOのガイドラインからですが以下のように記されています。

2年かそれ以上、母乳を与えましょう。

母乳がもつ栄養素は非常に優秀で赤ちゃんの成長に大きなメリットがあります。健康的に育てていくためにも積極的に母乳を与えていくことが望ましいですね。

 

【都市伝説】半年経つと母乳に含まれる栄養は減る?

まことしやかな都市伝説のように聞かれる「母乳の期限は半年説」、もしかしたら聞かれたこともあるかもしれません。

ですが、こちらには科学的根拠がないので、情報が古い時代の名残のようなものとしてお考えいただく方が良いでしょう。

上述したようにWHOでも2年かそれ以上を推奨していますし、母乳それ自体が持つ栄養分にも非常に注目していますので、半年を過ぎても積極的に与えていく方が良いでしょう。

 

【参考1】

世界中の保健当局者たちは、乳児への授乳は人工乳より母乳が疑いもなく優れていることに同意している。母乳のように乳児の身体的成長と脳の発達を強化するような蛋白質、炭水化物、脂肪が完璧に組み合わされているものはない。また、母乳ほど感染症から乳児を守る抗体が含まれているものはない。また母乳ほど子どもに安心して与えられるものはない。母乳ほど乳児に完璧な栄養を提供し、病気から守りながら、手ごろに手に入るものはないのである。

引用:ユニセフとWHO母乳育児を呼びかける

 

【参考2】

Breast milk is the
ideal food during illness, especially for infants less
than 6 months old, and helps them to recover.

breast milk is likely to be the most complete and safest
food for the baby

引用:Infant and young child feeding WHOより

 

【目安】離乳食を1日3回しっかり食べているか?

「離乳食を1日3回しっかり食べているか?」これは卒乳のタイミングとして一つの目安になると言われています。人それぞれとはいえ、安全な目安が何か無いか?とお考えであればご参考になさって下さい。

 

【参考】みんないつから卒乳している?赤ちゃんはいつまで母乳を飲む?

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1位 「授乳がつらい」と思えてきた
2位 ママの職場復帰を機に
3位 子どもがおっぱいを欲しがらなくなってきた
4位 乳首をかまれて痛い
5位 添い乳による虫歯が心配
6位 2人目が欲しい、2人目妊娠
7位 ママが薬を服用するため
8位 「1才の誕生日ごろ」と思っていた
9位 「おっぱい」を理解する前に
10位 おっぱいに執着して離乳食をあまり食べないので

引用:卒乳時期はいつがベスト? どうやって卒乳すればいいの?

 

・一歳でやめました。
・11ヶ月でした
・子供が4ヶ月で仕事復帰したのでミルクにしました。
・1歳3ヶ月頃
・一歳ですんなり卒乳。
ご飯や牛乳もりもり食べる子だったので。
・1歳10ヶ月。周りには遅いって言われた。
・甘えられるとついつい。。
3歳です。

引用:卒乳いつでしたか?

など。

やはり人それぞれのようです。

 

自然卒乳が一番理想的ではありますが人それぞれご家庭での事情もあります。

ママのお仕事の再開、身近な人たちからの「もう、おっぱいは必要ないんじゃない?」といったアドバイス、お医者さんからの助言、「2人目が欲しい」と感じたとき、など。また、ママ自身が「ここまで」と感じたらそれもやめるタイミングの一つといえます。

他にも赤ちゃんが勝手に卒乳することもあり、それも赤ちゃんごとに違いますからね。

周りの意見はあくまで“参考までに留めておく”ぐらいが良いでしょう。

 

母乳をやめることの4つのメリット

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1.夜間の授乳がなくなる

夜泣きをして、夜間に添い寝しながらおっぱいをあげる日々は大変です。いつまで続くのか?体も気持ちも大きな負担を感じることも多いでしょう。ですが母乳をやめることで夜間のおっぱいを無くすことができます。ママの負担も一気に軽減されるでしょう。

 

2.食べ物・飲み物が自由に選べる

授乳中はおおくの食事制限があります。今まで好きで食べてたもの・飲んでいたものが、授乳中は抑えられてストレスに感じることもあったかと思います。ですが母乳をやめることでそのストレスから解放され、好きなものを再び食べることが出来るように!また他にも、薬が飲めずに体調を崩された方もいらっしゃるかとおもいますが、その悩みからも開放されます。

 

3.乳房の痛みがやわらぐ

授乳をやめてすぐは、まだおっぱいも張っている状態ですが、徐々に痛みもやわらいできます。また乳頭が切れるなども心配もなくなりますよ。

 

4.ママの時間が確保できる

母乳中はママの変わりはいませんのでつきっきりの状態です。ですが、離乳食やミルクへ移行していくことで、ママ以外の人に育児をお願いすることもできます。周りのパパや家族に相談して、ママだけが一人行動できる時間を作って、買い物や美容院にも気軽に行ける様になります。

 

 

主にママに対するメリットですね。

ですがメリットがある一方で卒乳前に知っておきたい注意点もいくつかあります。メリットだけに目を奪われず、卒乳・断乳する際のポイントも知っておくようにもしましょう。

 

卒乳・断乳する前に知っておきたい4つのこと

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1.なるべく無理な断乳は避ける

出来る限り自然な卒乳が理想的ではありますが、赤ちゃんの母乳アレルギーや急な病気による投薬治療など、どうしても授乳をやめなくてはならないこともあります。

そんなときは無理やり断乳するのではなく、ママから赤ちゃんへ向けてしっかりと伝えておくようにしてください。言葉が話せない時期でも、1歳を過ぎるとママの話していことを理解してきます。仮に赤ちゃん自身すぐに理解するのが難しくとも、その旨をしっかりと伝えておくことで戸惑いが少なくなります。

いままで安心して落ち着ける場所だったママのおっぱいが飲めなくなる、そんな赤ちゃんの立場も考え、授乳が無くなる分、抱っこする時間は減らさない、などのケアは出来る限りしておきたいものです。

なお、無理に断乳しようとすると“夜泣き”がひどくなる可能性も。よって、無理やり断乳させるのだけは避ける様にしたいところです。

 

2.変則授乳も視野に入れる

どうしても断乳しないといけない、でもできれば母乳育児をしたい!そんな時はワーママに多くみられる授乳法の変則授乳がおすすめ。お母さんといるときだけ、朝晩や休日だけ母乳を飲ませる方法です。忙しくでつきっきりは難しいけど、できるだけ母乳育児をしたいという方はこの取り組みも視野に入れておいてください。

 

3.パパにも頑張ってもらう

さすがに母乳はどうにもなりませんが、卒乳して離乳食がメインになるとパパにも活躍の場が出てきます!ママの負担を軽減させつつ、子どもとパパのコミュニケーションも増やしていきましょう。

 

4.母乳以外のコミュニケーションを大切に

授乳以外にできる母子のコミュニケーションを大切にしてあげて下さい。たくさん抱っこする、絵本を読んであげる、他にも赤ちゃんごとの好みもあります。

卒乳する際は授乳以外の赤ちゃんとのコミュニケーションを普段以上に心がけて、赤ちゃんを安心させてあげて下さい。

 

卒乳・断乳の早い・遅いによるメリットとデメリットにも理解を

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母乳育児をいつまでにするか?お伝えしてきたように人それぞれです。ご状況やご事情もありますから。

ですが「卒乳が早いか?遅いか?」では知っておくべき注意点もありますので、それぞれの特徴についてはあらかじめ理解しておくのが良いでしょう。

 

早めの卒乳・断乳時の場合

「離乳食後期~完了期に差し掛かるころ」であれば比較的に早めの卒乳タイミングといえます。

母乳は消化器官がまだ発達していないときでも体に吸収されやすいようにできていますが、離乳食を食べはじめたのであれば徐々に消化器官も発達して母乳からの栄養にこだわる必要もない、という考えですね。

  • 母乳 = 母親から免疫や抗体を受け取る
  • 離乳食 = 赤ちゃん自らが栄養摂取して免疫や抗体を作り出していく

このように考えると、早めの卒乳は離乳食を食べ出した段階で母乳を飲ませてしまことで自分で免疫や抗体を作り出す働きを弱めてしまうという考えです。

また早めの卒乳・断乳の場合、自然卒乳は別ですが「なにかしらの理由」で断乳せざろうえなくなってしまうと赤ちゃんが早くにおっぱい離れをするため、情緒の不安・ストレスなどを負う可能性があります。

そのようなときは、母乳以外での赤ちゃんとのスキンシップを意識的に増やすようにしてください。

 

遅めの卒乳、断乳時の場合

「2、3歳ごろまで母乳を与えている」くらいであれば比較的に遅めの卒乳タイミングといえます。

もちろん遅いから悪いということではありません。WHOが推奨するように2歳かそれ以上にも当てはまりますし、おっぱいは栄養だけでなくそれ自体が子供に精神的な安心感を与える、という役割も持っています。だからこそ、一見して母乳離れが遅く見えようともそれを無理やり止めさせない方が良いとも考えられています。

なお、以前は「卒乳が遅いと甘えっ子になる」とも言われてきましたが、今ではその考えは古くという意見が主流になっているようです。

ママとの密着時間が多い分、甘えっ子のようにも見えますが、授乳によってママと子どものスキンシップ、コミュニケーションが気付けるのであれば無理に断乳させる必要はありません。

 

卒乳の日を決めたら

赤ちゃんとママで卒乳の日を決めたら何度も赤ちゃんに「この日になったらおっぱいとバイバイだよ。」と伝えていきましょう。

また、カレンダーにしるしをつけておくのも良いですね。カレンダーのしるしを見せながら伝えれば、赤ちゃんにもより理解しやすくなるでしょう。

卒乳当日は普段よりも多めに授乳時間をとってあげて、授乳が終わったらピタッ!とそれ以降はおっぱいを与えないようにしてください。

卒乳して数日はおっぱいを欲しがることもありますが、そこはグッとこらえて「おっぱいは終わったんだよ」と理解してもらうようにしましょう。

この数日は少々大変ですが、赤ちゃんとママが一緒になって乗り越えていくように頑張っていきましょう。

 

母乳をやめた後に起こりがちな2つの悩み

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母乳を卒業したからもう大丈夫!とは言い切れないこともあります。

そのため、母乳をやめた後によくあるトラブルについてもしっかりと知っておいてください。

 

【子どもの悩み】子どもの心のケア

自然卒乳ではなく、ママ都合でどうしても断乳背座労得なかった場合ですが、子ども心に大きなストレスを負ってしまうことがあります。その結果、情緒が不安定になったり、食事を食べなくなったり、心配ごとが起こる場合も。

おっぱいは赤ちゃんの体に必要な栄養分を与えるだけでなく、安心感や心のよりどころとしての役割も多く担っています。卒乳・断乳後は普段以上に赤ちゃんとのスキンシップをとるように心がけていきましょう。

 

【ママの悩み】母乳が出続ける・おっぱいが痛い

授乳をやめてもしばらくの間は母乳が出続けることがあります。時間とともに止まりますが、下手に放置しておくとしこりが出来て乳腺炎になり痛み出してしまうことも。

また、次の子を考えているのであればなおさらしこりが出来ない様に注意しておきたいところです。よって、卒乳後のおっぱいケアには気を付けて下さい。

体内に残っている母乳をしっかり搾ったり(搾乳)、自分ではどうにもならないときは出産した病院の母乳外来や助産院などでケアしてもらう様にしてください。

 

卒乳・断乳を急ぐ必要が無いなら焦らない

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母乳育児がいつまでか?タイミングは?などお伝えしてきましたが、やはりベストなタイミングは赤ちゃんごと・ママごとにそれぞれ異なります。

周りからも声も出てくるかと思いますが、周囲の言葉よりも母子の間で相談して「どうしたいか?」を決めるのがいちばん大切です。

母乳をあげる期間はほんのわずかです。無理に卒乳・断乳を急ぐ必要が無いのであれば、そのわずかの期間を楽しめる生活を過ごしていくほうが良いでしょう。

仮に長く母乳育児が続いたとしても心配することはありません。

いずれ赤ちゃんにも「自我」が芽生えてきますので、自然卒乳になるまで身を任せればいいだけです。

 

まとめ

以上、母乳育児がいつまで必要なのか?母乳の重要性についてお伝えしてきました。

人それぞれ卒乳時期が違うのが普通です。そのため、周りの意見はあくまで周りの意見として考え、母子ともに納得いくタイミングで卒乳・断乳するように進めていくのが一番です。

母乳は赤ちゃんに栄養を与えるとともにコミュニケーションや安心感で役割が大きいので、母乳育児を終えたとしても赤ちゃんが不安にならないよう、コミュニケーションを充実させて上手に卒乳してあげてくださいね。

なお、母乳育児中における“母乳の出”や“母乳のつまり”などでお悩みの際は「母乳で育てる!AMOMAのハーブティーが口コミでも評判の理由。」の記事でもまとめていますので、合わせてご参考になさってみて下さいね。

 

 

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