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40代の高齢出産!年齢のリスクと知っておきたい不妊対策まとめ

 2017/08/13 妊娠 妊活
 

女性の平均初婚年齢は、1980年からの約30年で4.1歳上昇し、年々晩婚化が進んでいます。女性も社会に出て働くようになり、それに伴って結婚や出産が遅くなっていることが背景にあります。40代になってから子供が欲しいと願う夫婦も増え、40代での高齢出産も増加傾向にあります。リスクが高いといわれる高齢出産ですが、年齢であきらめるのではなく、必要な知識をもって妊活に取り組むことが大切です。

高齢出産っていつからなの?年齢は?

高齢出産という言葉が盛んに使われるようになりました。では、何歳からが高齢出産と呼ばれるのでしょうか。

35歳を過ぎてからが高齢出産

日本産婦人科学会の定義では、高齢出産は、35歳以上の初産婦を指します。35歳を過ぎたあたりから、妊娠率の減少、流産率の上昇、妊娠中の母体への負担など、妊娠・出産に関するリスクが高まる傾向にあります。そのため、35歳以上の初産婦を高齢出産として定義しています。もちろん個人差はあり、高齢出産でも元気な赤ちゃんを出産する人はたくさんいます。あくまでも統計上の数字であり、40代だからといって、必ずしもリスクが高いとは限りません。

昔で言う高齢出産は?

1993年以前は、高齢出産の定義は30歳以上でした。しかし、結婚年齢の上昇に伴い、第1子の平均出産年齢も、1980年には25.2歳でしたが、2013年には30.4歳まで上昇しています。30歳以上の初産婦が時代とともに増加したことで、高齢出産の定義も、30歳以上から35歳以上に引き上げられました。

50歳以上は超高齢出産?

妊娠・出産が難しいといわれる高齢出産ですが、なかには50歳以上で妊娠・出産をする人もいます。50歳以上の出産は超高齢出産と呼ばれ、自然妊娠では大変まれなケースと言えるでしょう。また、卵子提供などの不妊治療を行い、超高齢出産をすることも珍しくはなくなりつつあります。

40代で初産!経験しているのはどれくらい?

40代での出産数は、1985年には約8,500人だったのが、2015年には約54,000人と、急激に上昇していることが分かります。全年齢層での出産数は、1985年では約143万人、2015年では約100万人と、出産数自体は減少傾向にあります。それにもかかわらず40代以上での高齢出産の割合は増加していることが分かります。

参考出典:内閣府「第1部 少子化対策の現状と課題」

 

2015年の記録では初産の40代は21,000人

2015年の厚生労働省のデータによると、40代で初産を経験した人は約21,000人でした。一方で40代での第2子、および3子以降の出産数を見てみると、それぞれ約20,000人、約13,000人となっています。このことから、40代での出産数のうち、初産の占める割合が多いことが分かります。

初産年齢は上昇傾向にある

平均初産年齢は、2011年に30.1歳となり、初めて30歳を超えました。平均初産年齢は1980年からほぼ右肩上がりであり、今後も上昇していくことが予想されます。

参考出典:厚生労働省「母の年齢(5歳階級)・ 出生順位別にみた出生数」

 

43歳が妊娠の限界という説がある

40代での出産が増加傾向にあり、また40代で初産を経験した人がたくさんいるのは、40代の妊活女性にとってはうれしいことです。しかし、40代だからといって、いつでも大丈夫という訳ではありません。30代の後半から妊娠率は落ち始め、43歳になると妊娠は難しくなるといわれています。不妊治療の助成金が42歳までなのも、43歳以上では妊娠・出産できる確率が低いとされているからです。

40代になると妊娠しにくい… その理由は何?

35歳を超えたあたりから妊娠率は下がり、40代では妊娠が難しくなるという事実をお話ししました。主な理由として女性の加齢に伴う「卵子の老化」が何かと取り沙汰されますが、男性側の要因も見逃せません。

卵子の老化による影響

卵子の元となる原始卵胞は、生まれた時から女性の体内にあり、新たに作られることはありません。すなわち女性の年齢と同じだけ年を取っていることになります。加齢により老化した卵子は、受精しにくい、また受精してもうまく細胞分裂しないなど、妊娠の成立を妨げる要因になります。35歳以上の高齢出産で妊娠が難しくなるのは、この卵子の老化が原因だと考えられています。

精子の老化による影響

男性は女性と違い、加齢による不妊の要因はないと考えられがちですが、全く無関係ではありません。精子の数や濃度には問題がなくても、35歳を超えると、妊娠能力のある精子が減少する傾向があることが知られています。男性は年齢に関係なく子供が持てるといわれていますが、加齢による妊娠機能は、女性ほど顕著ではないにせよ、衰える傾向にあります。

参考文献:厚生労働省「知っていますか?男性のからだのこと女性のからだのこと」

 

高齢出産… 一体どんなリスクが伴うの?

高齢出産では妊娠率が下がるうえに、妊娠・出産に伴うリスクも上昇する傾向にあります。具体的にはどんなリスクがあるのでしょうか。

妊娠しづらい

これまで述べたように、加齢に伴う卵子の老化とともに、妊娠自体が難しくなります。

妊娠中は病気になりやすい

「妊娠高血圧症候群」と呼ばれ、妊娠中にむくみや蛋白尿、高血圧などの症状がみられることがあります。特に高血圧は、若い妊婦よりも起こりやすいといわれており注意が必要です。そのほかにも、妊婦糖尿病や妊娠中毒症などのリスクも上昇します。

障害児が生まれる確率が高まる

卵子の老化に伴って染色体異常が増え、年齢とともにダウン症などの先天異常を持った障害児の出生割合も増加します。

流産や難産になる確率が高まる

せっかく妊娠しても、流産になってしまう割合は、年齢とともに増加します。流産率は30台前半までは約15%なのが、35歳~39歳では約20%になり、40代以上では40%以上まで上昇してしまいます。また、さまざまなリスクから難産になることが予想されるので、帝王切開での出産割合も増加します。

なお、より詳しくは「高齢出産の8つのリスクと注意点。どうやって不安を乗り越える?」でもお伝えしてますので、ご参考になさってください。

40代の妊娠確率はどれくらい?流産の確率は?

40代以上の高齢出産では、妊娠自体が難しいうえに、妊娠してからも出産に至るまでさまざまなリスクがあります。具体的な数字で詳細を見ていきましょう。

40代で自然妊娠ができる確率

自然妊娠ができる確率は40代前半では約30%ありますが、40代後半になると約5%にまで下がってしまいます。たった数年の差ですが、下がり方は顕著です。40代で妊娠を希望する場合は、少しでも早めのほうが確率は高いと言えるでしょう。

40代で流産してしまう確率

40代以上では40%以上まで流産率が上昇します。妊娠が難しいうえに、妊娠しても流産してしまい、出産まで至らない割合は年齢とともに増加します。

40代で体外受精が成功する確率

成功率が高い体外受精ですが、年齢とともに成功率は下がります。体外受精における妊娠率は、40代前半では10%~25%、40代後半以降では5%以下にまで下がります。妊娠率ですので、流産率を考えると出産にまで至る割合はさらに少ないと考えてよいでしょう。成功率を上げるために、治療を繰り返すカップルが多いのも現状です。

妊娠の確率を上げるには?40代が行うべき不妊対策

40代の妊娠は20代の妊娠よりもさまざまなリスクがありますが、決してあきらめることはありません。健康を維持して妊娠体質になれば、妊娠の確率は上がります。

喫煙や飲酒をしない

妊娠を希望するなら、喫煙や飲酒は避けましょう。特に喫煙は、胎児への影響が懸念され、百害あって一利なしです。また、どうしてもお酒が飲みたい場合は、生理から排卵日前までの妊娠の心配がない期間に飲むようにしましょう。

良質な睡眠を心掛ける

良質な睡眠により、ホルモンが分泌されて質のいい卵子が作られます。睡眠不足やストレスを避け、規則正しい生活を心がけましょう。

適度な運動をする

適度な運動により血行が促進されます。血行が良いと子宮や卵巣にも十分な栄養が行き渡ります。

栄養バランスを考えた食事をする

身体は食べたもので作られています。栄養バランスの良い食事を心がけることで、妊娠しやすい体質に近づくことができます。妊娠体質とはすなわち、健康的な身体と言えるでしょう。特に摂取したい栄養分が「葉酸」。葉酸は子宮内膜を丈夫にして着床力を上げてくれるので、着床がスムーズになり、妊娠しやすい体づくりへと役立ちます。なお、葉酸は普段の食生活からでは必要量が摂取できにくい傾向があるので、普段の食生活に加えて、専用の葉酸サプリメントを併用するのがおすすめです。詳しくは「妊活で飲みたい葉酸サプリのおすすめ厳選3選[選び方から徹底解説]」の記事でも詳しくお伝えしてますので、あわせてご参考になさってください。

 

40代でも希望はある!妊娠確率を上げる対策をしよう

40代での妊娠・出産が難しいということをデータや数字で見てきました。これらは事実として知っておく必要はあります。しかし、高齢だからと決してあきらめることはありません。40代でも健康的な身体づくりをしていけば、妊娠の確率は上がります。さらにはその先にある、妊娠・出産後の健康維持にも役立つでしょう。

参考文献:葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果
参考文献:日本人の食事摂取基準(2015 年版)
参考文献:厚生労働省「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に関する情報提供要領」

 

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