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妊活と仕事の両立は難しい?仕事を辞めるメリットとデメリット

 2017/08/08 マネー 妊娠 妊活
 

多くの職場では、妊活をする女性をサポートする制度が組み込まれている一方で、いまだ妊活する女性に厳しい会社も少なくありません。ここでは、社会人が妊活を行うために会社を辞めるメリットとデメリットについて解説していきます。

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会社が妊活に及ぼす影響や負担って何?

会社と妊活の両立は決して簡単な道のりではなく、多くの障害が立ちふさがっています。以下、具体的な影響や負担を挙げていきます。

パートナーと時間を合わせにくい

妊活ではパートナーそろって不妊検査を受けたり、治療を行ったりする必要があるため、夫婦のスケジュールを合わせるのが前提です。しかし、会社勤めをしていると残業や休日出勤などで妊活の予定が崩れてしまう可能性もあります。また、職場に穴を空けるわけにはいかないので、仕事優先で数少ないチャンスをパートナーと合わせているうち、予定が後ろ倒しになってしまいがちです。自分はしっかりと予定を空けて妊活に備えていてもパートナーの仕事のせいで妊活が行えないこともあれば、その逆のパターンもありえるでしょう。

ストレスを抱えてしまう

会社勤めはストレスの大きな原因です。仕事が上手くいかなかったり残業が多くなったりすれば、多くの人がストレスを抱えてしまうでしょう。妊活においてストレスは天敵であり、精神状態が整わないまま妊活に挑んでも効果が弱くなる傾向があります。また、仕事以外にも、仕事を調整するストレスも発生します。忙しい人なら特に、妊活のために仕事を整理し、同僚や顧客に頭を下げていくのが苦痛になってしまうでしょう。会社勤めを続けている限りは、ストレスから完全に逃れるのは困難といえます。

職場環境によっては早退を免れられない

すべての職場が妊活に大して協力的とは限りません。妊活に理解を示さない会社もあれば、妊活へのサポート制度が整っていない会社もあります。仮にそんな会社に勤めている人なら、妊活と仕事を両立させるのは困難になっていきます。妊活においては定期的な検査を受診するのが必須であり、会社を早退しなければいけない状況も生まれるでしょう。しかし、妊活に無理解な職場なら会社を度々抜ける社員への当たりが厳しくなり、居心地の悪さを感じるようになります。いっそ、退職も視野に入れてみるのがおすすめです。

法的には休めるもの?国の対応策は?

休職して妊活を行う決断を、法律は支援してくれているのか多くの人には気になるところです。現状での、国や会社の対応をまとめてみました。

不妊治療は特別な休暇制度に当てはまる

厚生労働省は平成26年度に企業向けのパンフレットを作成し、不妊治療のために休暇を認める必要性を呼びかけました。妊活と仕事の両立は困難であるにもかかわらず、妊活には安くない費用がかかります。妊活のために職を失ってしまうのは社会人にとって大きな打撃であり、企業側の配慮が求められています。

少しずつですが、大手企業を中心として不妊治療のための長期休暇制度を整備する職場は増えてきています。たとえば株式会社サイバーエージェントは2014年5月から妊活休暇を採用し、年間200件もの申し込みが集まった年もありました。特別な休暇制度として、妊活休暇は徐々に日本社会へと浸透してきているといえるでしょう。現在、声を挙げていない社員の中にも、会社に制度がそなわったら積極的に利用したいと考えている可能性もあります。社会全体の妊活への理解が望まれています。

大半の企業は妊活で休職を認めない

一方で、妊活休暇を認めている会社は全体的に見たときごく一部であり、多くの企業は休職を認めていないという現実もあります。理由としてはまず、働き手の数が減るデメリットを避けるためです。妊活が始まると度々、職場に穴が生まれてしまうため、本人の仕事量を調整したり周囲がカバーしたりする必要性が生まれます。人材が豊富にそなわっている部門ならともかく、少数で回しているような部門では周囲の負担が増えてしまうでしょう。

大手企業以上に妊活への対応が遅れているのが中小企業です。中小企業では妊活よりも育児休暇についての対応を優先させている傾向があり、妊活への理解は後回しにされがちです。大手企業よりも社員の総数が少なく、個人の負担が大きくなってしまう中小企業では簡単に長期休暇を認めにくいという理由もあります。結果、妊活へのサポートにはまだ時間がかかるといえるでしょう。

仕事を辞めるべき?得られるメリットは?

いっそ、会社を辞めて妊活に取り組むのも一つの方法です。退職して得られるメリットを並べてみましょう。

仕事のストレスから解放される

仕事を辞めて不妊治療に取り組むメリットとしては、何よりもストレスから解放される点が挙げられるでしょう。忙しさや人間関係からくる悩みが消え、晴れやかな気持ちで妊活にあたれるようになります。妊活への理解が薄い会社でありがちな、嫌味をぶつけられるなどの負担も消えますし、精神的な安定は妊娠率を上げるためにも非常に重要です。同僚に気兼ねする必要もなくなり、後ろめたさも消えるでしょう。

不妊治療に集中できる

会社勤めをしていると、妊活に大きな支障をきたすのが「排卵日」にあわせにくくなる点です。妊活のためには排卵日から逆算してパートナーと時間を調整し、妊娠に挑む必要があります。しかし、仕事や顧客は排卵日をケアしてくれるわけではないので、厳密な調整をしていたスケジュールが突然の仕事で台無しになる可能性もあります。仕事を辞めてしまえば、予想外の仕事に惑わされず不妊治療に集中できるでしょう。

自分の時間が作れる

仕事と不妊治療を両立して続けるのは物理的に可能でも、精神的に限界がくる恐れがあります。プライベートが不妊治療で埋まってしまい、常に仕事か妊娠のことばかり考えて行動するのは、巨大なフラストレーションになります。仕事を辞めてしまえば、毎日にゆとりが生まれるので自由な自分だけの時間も調整できます。趣味に没頭したり、気ままに外出したりする時間がストレスを軽減し、結果、不妊治療にも役立ちます。

生活リズムを整えやすくなる

妊活中は生活リズムが大きな鍵を握っています。規則正しい生活リズムを確立するとホルモンバランスが整い、妊娠しやすい体質へと改善されていきます。中でも、ホルモンが分泌される22時から26時に合わせてしっかりと睡眠をとることは、重要な生活習慣です。会社勤めをしていると深夜残業や休日出勤で生活リズムが狂いやすく、妊活にも悪影響を与えてしまうリスクが拭えないでしょう。

良いことばかりじゃない?仕事を辞めるデメリット

妊活のためとはいえ、仕事を辞めてしまうと困難が降りかかるケースも存在します。以下、考えられるデメリットを紹介します。

再就職が難しいあるいは手間がかかる

会社を辞めて妊活を行うと、妊娠に向けてはメリットが大きい一方でさまざまなデメリットも発生します。現実的な問題として、再就職が困難になるという悩みが出てくるでしょう。妊活に限定したことではありませんが、一度会社を辞めて長いブランクを経てから再就職するのは条件として不利になりがちです。妊活への理解がある会社を選ぶ、休暇中に特殊スキルを見につけるなどの対策が必要でしょう。

産休手当はもらえない

会社勤めをしながら出産するメリットとして、産休手当てがあります。ほとんどの企業が女性社員に対して産休手当てを設けており、産休休暇中の生活をサポートしてもらえます。しかし、妊活のために会社を辞めると当然、会社が保障してくれていたあらゆる手当てが無効となります。妊活の費用はもちろん、妊娠に成功して出産したとしても、生活費は自ら捻出するしかなくなるため、負担に感じる人もいるでしょう。

自宅にいる時間が長い

仕事を辞めて自宅にいる時間が多くなると、一見いいことばかりのようにも思えます。しかし、しばらく時間が経つと外の世界に出られないストレスに襲われる恐れがあります。妊活の悩みやフラストレーションをぶつける場所がなくて、家族に当たってしまう状況も生まれるでしょう。自宅でも精神的に安定して過ごすには趣味を見つけたり、定期的に外の空気を吸いに出たりするなどの工夫が求められます。

夫の態度が変化する可能性がある

妊活中も家庭にお金を入れる必要はあるので、自然と男性が働き続け、妻が妊活に集中する流れができあがりがちです。結果、収入に関しては夫への依存度が極端に高まり、夫のストレスとなるケースも珍しくありません。ずっと自宅にいる妻に対して不機嫌な態度を取ることもあるでしょう。会社を辞めて妊活に励む女性は夫の協力をあおげるよう、適度に気をつかいながら接するのがおすすめです。

辞めずになんとかしたい!妊活と仕事を両立するための方法

妊活と仕事を両立させるためには細かい気配りと努力が必要です。具体的に解説していきましょう。

職場の理解を深める努力をする

会社と妊活を両立させるためには、職場の理解を得るために歩み寄る姿勢が大切です。上司や先輩などに妊活の内容を説明し、協力をあおぎましょう。丁寧に本人の希望を説明すれば、サポート体制を敷いてくれる可能性も生まれます。

条件の良い職場に転職する

手間のかかる方法ではありますが、妊活への理解がある職場に転職するのもおすすめです。時間がかかったとしても妊活中の生活費を稼げるメリットは大きいですし、職場のサポートを感じながら働ける充実感も味わえます。

仕事のことも考えた病院選びをする

病院選びにおいては先生との相性や治療内容も重要ですが、会社との両立も前提として検討してみましょう。たとえば、会社の近所にある病院や、平日夜の時間帯でも診察を受け付けている病院を選べば仕事終わりにも通いやすくなります。

ストレスと疲れに負けないような身体作りを意識する

金銭面以外にも、妊活と会社勤めの両立で厳しいのが体力面です。忙しくなる毎日のストレス、疲労感は尋常でないと予想できます。食生活や運動習慣を見直して、忙しさにも耐えられるだけの身体作りを実践していきましょう。

退勤後や休日は時間を作って休む

妊活治療は頑張りすぎも逆効果です。もしも健康を害したり、過剰にストレスをためこんだりしたら妊娠率が下がってしまうでしょう。あまり心の重荷を抱え込まず、病院に行く予定がないなら退勤後や休日にはしっかり休むのも妊活のコツです。

勤務スタイルや勤務時間を変更する

勤務スタイルを妊活に合わせる努力も大切です。正社員からアルバイト扱いに変えてもらうなど、責任を小さくしてみる方法のほか、シフト制の職場であれば日勤中心にしてもらうなどして夕方以降の自由時間を確保できるように工夫しましょう。

妊娠や出産後の生活も視野に入れて行動する

妊活中から妊娠や出産後の状況も考慮して仕事を進めると周囲の理解を得やすいでしょう。人に任せられる仕事は任せる、自分しか知らない案件を作らないなどの意識を働かせれば、職場に迷惑をかけずに妊活を続けられます。

妊活と仕事が両立できる!?転職先候補にできる職場

妊活中でも仕事を続けることは不可能ではありません。ただし、職場との相性が非常に重要です。ここでは、妊活中でも働きやすい職場を紹介します。

シフト制や期間が定められた仕事

仕事と妊活を両立させるなら、職種選びも工夫してみましょう。妊活の大きな障害となる勤務形態は、休日出勤が多い職場です。休日に妊活の予定を入れたとしても、急に仕事が入ってしまえば妊活が先延ばしになり、妊娠が遠ざかってしまいます。そこで、おすすめなのが完全シフト制の職場です。あらかじめシフトが分かっていれば妊活の予定も立てやすく、仕事に振り回されるリスクも減るでしょう。また、期間限定の仕事に就くのも方法の一つです。治療の間に短期間でお金を稼げる仕事を繰り返すと、妊活の妨げになりません。

確実に定時で終わる仕事

妊活中、非常に困るシチュエーションが残業です。妊活へのサポートがある職場ならともかく、多くの女性が妊活を言い訳にして仕事を置いて帰れない悩みを抱えています。もしも帰れたとしても、同僚に仕事を引き継ぐ必要があるため、後味が悪くなってしまうでしょう。

そこで、妊活中は定時で確実に終わるような仕事を選ぶのもアリです。事務職や一部のショップ店員、派遣社員などは残業が発生しにくく、堅実に妊活のスケジュールをこなせます。周囲に気兼ねなく妊活を行えるのでストレスもたまりにくいでしょう。

専門職

デスクワークやクリエーター、SEなど、専門的な技能が求められる職場は多忙で、妊活とは縁がないイメージもあるでしょう。しかし、実際には専門職を「結果優先」で雇用している企業も多く、そんな職場では仕事さえきっちりとこなしていれば早退や急な休暇などを容認してもらえる可能性があるのです。
また、デザイナーなどの一部の専門職では在宅ワークへも移行しやすく、比較的自分の時間を確保しやすくなります。もしも何らかの資格を持っていたり、人より秀でた技能があったりする人は妊活を機に専門職を目指すのもいいでしょう。

両立できるかは職場環境と努力次第!

仕事と妊活を両立させるのは決して簡単な道ではありません。しかし、経済的負担や将来的な安定を考慮すれば、できる限り両立を実現させたいと願っている人もいるでしょう。また、やりがいのある仕事に就職できたとして、妊活のために退職へと追い込まれるのも後悔を残してしまいがちです。

両立のために必要なのはまず、職場環境です。妊活への理解が高く、サポートしてくれる体制が整った会社だと妊活も後ろめたさなく行えるでしょう。仮に理解度が低い職場だったとしても、自分から協力をあおげるように上司と対話していく意識は大切です。
そして、本人の努力も両立の成功を左右します。体力的にも精神的にもハードな毎日が待っていますが、自分で決めた道で挫折しないよう、強い気持ちで両立へと取り組みましょう。そんな姿勢を見せられたなら、周囲からの協力も受けやすくなります。

ストレスをためこむような無理は禁物ですが、高い意識を持って取り組めば仕事と妊活の両立は十分に実現可能です。後悔しない妊活を送るために、仕事を辞めるメリットとデメリットを十分に検討して妊活の計画を立てるようにしましょう。

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