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稽留流産の原因は母体に影響する?予防するためにはどうすれば?

 2017/09/23 妊娠中
 

    「なぜ稽留流産になってしまうのか?」

    と気になされている妊婦さんは多くいます。妊娠して赤ちゃんを無事出産したいと願われていても、稽留流産は繰り返して起きることもありますので、今すぐ正しい知識を身につけて対策をする必要があります。母体に原因があるのか?それとも別の理由があるのか?状況によって対策もそれぞれ違ってきます。そこで今回は、稽留流産の原因を知りたい妊婦さんに向けて、原因や予防・対策についてご紹介いたします。

    稽留流産ってどんな症状?

    稽留流産(けいりゅうりゅうざん)は、検診によって妊娠が確認されても胎児が子宮内に留まったまま命を失ってしまう状態のことをいいます。

    出血や痛みは無い

    稽留流産の特徴として、通常の流産で見られる出血や痛みなどの症状がありません。

    発症する確率

    流産の確率は全体の10~15%で、その内の6人に1人が稽留流産を起こすと言われています。年代別で見ると20代が10~20%、40代が30%以上の確率で稽留流産が起きる傾向があります。また、稽留流産は早い段階で分かったとしても妊娠24週未満の赤ちゃんの場合、医療行為を施すことができません。そのため、妊娠初期の時期は母体の体調維持に努めることと、赤ちゃんの生命力を信じること以外に手段がないということになります。

    注意したい時期

    妊娠6~7週は稽留流産が起こりやすい時期ですので、この時期は特に注意が必要に。一度はエコー検査で妊娠が確認できたにも関わらず、妊娠6~7週の時期に受けた検診では胎児の姿や心音が確認できないということがあります。稽留流産を繰り返し起きている場合は不育症の可能性が出てきます。なお、不育症は一般的に2回連続で流産、及び死産が確認されると診断される症状です。不育症と診断されると原因を調べるために検査をし、治療が行われることがあります。

    関連記事:不育症の原因にタバコは影響する?検査や治療はどうすれば?

     

    稽留流産の兆候を見逃さないように

    稽留流産は出血や痛みなどの自覚症状が無いことが多いため、見逃しやすい症状ですが、前途でもご説明したように妊娠6~7週の時期に検診にてエコー検査で胎児の姿や心拍が確認できない場合は、稽留流産の可能性が考えられます。

    稽留流産の原因は胎児側の影響が

    稽留流産が起きる原因は母体側よりも、ほとんどが胎児側の影響によるものと考えられています。胎児側の問題によって成長を維持することが難しくなるために稽留流産が起きてしまうのです。稽留流産を含む妊娠初期段階で起こる流産の原因が特定されていない場合が多く、胎児側の染色体異常が多いとされています。

    母体の影響で稽留流産になる場合は?

    母体の影響で稽留流産になる確率はかなり低いですが、以下の要因によって起きてしまう可能性があります。

    子宮代謝

    子宮代謝が原因で稽留流産が起きるケースとして考えられるのは【ストレスや冷えによって全身的に代謝が悪くなり、子宮内までに影響が及ぶ】というパターン。この場合では稽留流産を起こしてしまうことがあります。子宮代謝が悪くなると子宮内環境を悪くさせて赤ちゃんの生命を脅かしてしまう可能性があります。なお、子宮代謝は妊娠が確認できたあとも基礎体温をつけておくことで目安になることがあります。

    冷えや血行不良

    冷えによって全身が血行不良を起こしてしまうと子宮の血液循環が悪くなり稽留流産を起こすリスクが出てきます。また、血行不良は冷えのほかに運動不足や水分の摂取不足などによって引き起こすこともありますので注意しましょう。

    ストレスには注意を

    ストレスが直接的な原因で妊娠初期の稽留流産が起きることは少ないですが、体調や全身の代謝が悪くなるくらいストレスを溜めすぎることで稽留流産を発症させるリスクを高めてしまいます。また「稽留流産は自分のせいではないか?」という不安や後悔の気持ちもストレスにつながることがあります。

    まだ解明されていない点が多い

    稽留流産の厳密な原因について、現在の医学では未だにはっきりと解明されていません。ですが、母体側が原因である可能性は低いとされています。よって、仮に稽留流産になってしまったとしても「自分のせいではないか?」などと深刻にお悩みにならなようにしてくださいね。

    稽留流産になったときに取るべき処置

    稽留流産になったときに取るべき処置にはいかが挙げられます。

    基本的には手術

    稽留流産を起こすと将来的に母体と胎児の物質を交換するための胎盤となる絨毛組織が残っている状態ですので、hCGと呼ばれるホルモンが分泌され続けて次の排卵や妊娠ができなくなってしまいます。そのため、稽留流産が起きた場合には、次の妊娠に備えるために完全流産では施されない子宮内除去手術が基本的には行われます。手術によって残っていた絨毛組織を完全に取り除くことで、排卵が再開して次の妊娠の準備が整われます。

    自然流産まで待つことも

    手術を避けたい場合、自然流産まで待つことも選択肢となります。赤ちゃんが体から出ていく経験をすることで、流産を自覚できたという人もいるようです。ただし、自然流産だと痛みや出血などもあり、起きるタイミングも分からない、などのリスクもあります。加えて、亡くなった胎児を子宮内に留まったままの状態にしてしまうと子宮内で腹膜炎や細菌感染を起こす危険性リスクが出てきます。自然流産は選択肢の一つである一方、母体に危険が及んでしまう可能性があることは忘れてはいけません。そのため、手術での除去が一般的な処置として薦められています。

    稽留流産の術後の過ごし方は?

    一般的に、稽留流産の術後はベッドの上で2時間ほど麻酔がきれて意識が戻るまでは安静にして過ごします。退院は翌日か日帰り手術を行っている病院では数時間を院内で過ごすことになります。退院時には内服薬として子宮修復剤や感染予防のための抗生物質、痛み止めなどが処方されます。自宅では出血や感染などのリスクを避けるために1週間程度は安静にして過ごす必要はありますが、激しい運動をしなければ普段どおりの生活を送ることができます。性生活については、子宮内の傷が治るまでの2週間程度は空ける必要があります。また、子宮内膜がまだ安定していないため避妊も必要になります。

    [次の妊娠に備えるために]

    なお、次の妊娠は術後の検診で異常が見られず4週目くらいまでに次の月経が来てから妊娠が可能と判断されます。とはいえ、手術によって体に大きく負担をかけてしまっているので半年程度は妊娠を待つほうが良いでしょう。半年が経過すれば体や月経の状態がもとに戻って安定してきます。

    稽留流産を予防するために【妊娠するための体づくり】

    稽留流産を予防するためのポイントをご紹介いたします。

    適度な運動

    心地よい汗をかいて体を暖めるために、適度な運動をすると胎児の発育に良い影響を与えることができます。体温が上がると血液のめぐりが良くなると子宮内膜や胎盤の状態が安定してきます。また、妊娠中に体をあまり動かさないと体力が落ちてしまい、これから大きくなるおなかを支えることが困難になりますし、お産が長時間に及ぶ場合にはなおさら体力が必要になってきます。

    [激しい運動は控える]

    ただし、激しい運動は体への負担が大きくなり、流産につながる恐れがありますので控えたほうが良いです。お腹に力が入りやすいゴルフなどの身体をひねる運動も良くないと言われていますのでご注意ください。

    [おすすめの適度な運動]

    妊婦さんでも体に無理なく始められるおすすめの運動はウォーキングです。下半身に筋肉がついてくると血液のめぐりが良くなりますので、お腹の赤ちゃんに良い影響を与えてくれます。大きくなるおなかを支えるためにも下半身の運動は大切になります。

    冷え防止

    冷えは妊娠時にかかわらず女性にとって大敵。特に下腹周辺を冷やさないように注意してください。また、夏の暑い季節でもエアコンが効きすぎている寒い部屋で過ごすのも注意が必要です。寒い環境で過ごす場合、暖かい衣類を一枚羽織ったり、生足を避ける、腹巻きやカイロなどで腰回りを冷やさない、などの工夫をしていきましょう。

    ストレス改善

    ストレスは病気など体調を崩してしまう原因の一つになります。病気などで体調を崩してしまうと子宮内環境に悪影響を及ぼしますので稽留流産につながることがあります。妊娠中は稽留流産など悩み配事は絶えないと思いますが、、母体側に原因があることはほとんどありませんので、あまり深く考えないようにリラックスして過ごすことも大切になります。適度な運動は脳へ良い影響を与えてくれますので、ストレス発散におすすめですよ。

    お酒・たばこ・カフェインは控える

    稽留流産を防ぐためにお酒・たばこ・カフェインは控えるようにしましょう。

    葉酸の摂取や食生活の見直しでママの体づくりを

    妊娠症状を感じ始めたらお腹の赤ちゃんを無事出産すべくママの体づくりが必要になります。ママ自身の体の健康・体づくりももちろん重要ですが、あわせて必要なのがお腹の赤ちゃんの健やかな成長を促すために、ママの体を通じて必要な栄養素を赤ちゃんに送り込むことです。

    胎児が無事に生まれてくれるためにも、出産のタイムリミットまでに胎児の成長を助ける栄養を送り込む必要があります。

     

    胎児の成長を促す一番に必要な栄養素が「葉酸」です。葉酸が人体に与える影響は

    • 造血作用(血を作る)
    • 細胞分裂のサポート(人の成長を助ける)
    • 髪や肌を維持する(体の成長を助ける)
    • 自律神経を整える

    等があり、胎児がお腹の中で順調に成長するための大きな助けになる重要な栄養分なんです。

    また、それに加えての葉酸は赤ちゃんの先天的な病気や神経管閉鎖障害などの予防や、流産のリスクを軽減をはじめ、ママ自身にとっても葉酸の造血作用により血液を生成する手助けにもなるので、この時期特有のママの貧血予防にも大きな助けにもなってくれます。そのため、厚生労働省をはじめ母子手帳でも強く推奨されている非常に重要な成分なんです。

    特に妊娠中は普段以上の栄養の摂取が日頃から必要となるので、厚生労働省が推奨する葉酸量(400μg/日)を必ず摂取するようにしてください。

    参考 
    葉酸を摂取する食材といえば?

    いろいろな食品から葉酸を摂取することが出来ますが、特に緑黄色野菜などは摂取しやすい食材が多いです。例えば有名なものとしてブロッコリーが挙げられます。スーパーでよく見かけるブロッコリー1房で約150~200gとされていますが、こちらの生の状態(生で丸かじりするイメージ)でおよそ198μgほど摂取できます。ですが、さすがに生で食べる方は少ないかと思いますので(笑)、ベタですが例えば茹でて食べた場合の葉酸量で計算し直すと120μg前後となります。

    よって、茹でた場合で計算すると1日およそブロッコリー3,5房ほど食べ続ける計算になります。

    ワンポイント! 
    必要な葉酸量を摂取する方法は?

    もちろん、お伝えしたブロッコリー量を毎日食べ続けるのも悪いことではありませんが正直大変だと思います(汗)というのも、食べる量はもちろんですがそれ以上に妊娠中における体調変化の影響で徐々に料理をすることが難しくなったりつわりの影響で味覚の変化が起こり、これまで食べれていたものが急に食べたくなくなる、などが往々にしてあるからです。

    そのため、基本は食事で摂取しつつも妊婦さん専用の葉酸サプリを併用しながら必要な栄養量を摂取するのが妊娠期の葉酸摂取には効果的です。


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    まとめ

    お伝えしてきたように、稽留流産の主な原因は母体側ではなく胎児側の染色体異常によるものが大きいとされています。そのため、お腹の赤ちゃんが健やかに発育できる妊娠に適した体づくりを目指して、普段からの生活を心がけていくようにしてくださいね。

     

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