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新生児の授乳で知っておきたい!母乳量や回数・間隔、上手な与え方

 2016/12/28 育児
 

    新生児への授乳の際に「母乳の正しい与え方について分からない」とお悩みのママは多いのではないでしょうか?

    特に新生児の成長にとって母乳はとても大切ですので、正しい知識を身に付けて成長を支えてあげましょう。

    今回は母乳の与え方についてお悩みのママに向けて解決方法をご紹介します。

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    生後1ヶ月の新生児の授乳間隔や授乳量は?授乳回数は6回が目安?

     

    新生児に必要な母乳量や回数・間隔は?

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    新生児に必要な母乳量や回数、間隔は赤ちゃんの胃の容量や日歳などをもとにして、目安となる数値を導き出します。目安の数値をしっかり把握しておけば、不安を少なくして母乳育児を進めることができます。

    赤ちゃんの胃の容量

    赤ちゃんの胃の容量と1回に与える母乳の量は、おおよそ同じという考え方が一般的です。

    <赤ちゃんの胃の容量の目安>

    • 新生児・・・30ml~50ml
    • 生後1週間・・・70ml~80ml
    • 生後1ヶ月・・・100ml~120ml
    • 生後6ヶ月・・・120~200ml
    • 1歳前後・・・200ml~300ml

    新生児の胃の容量は小さいですから、1回に与える母乳の量はかなり少なくなります。赤ちゃんの成長とともに胃の容量も大きくなりますので、1回の授乳量も比例して増えていきます。

    赤ちゃんが飲む母乳量

    赤ちゃんが1回に飲む母乳量は生まれた日から生後1日目は10ml~20ml、2日目は20ml~30ml、1週間で70ml~80mlくらいの量を飲ませてあげます。

    <目安を求める計算式>
    (日齢×10)ml~(日齢×10+10)mlです。

    例えば、生後5日目の場合だと5×10ml=50ml、もしくは5×10+10=60mlになりますので、1回の母乳量は50ml~60mlということになります。

    赤ちゃんの母乳の回数や間隔

    生後1ヶ月までの赤ちゃんの1日の母乳回数は7回、間隔は2~3時間に1回が理想とされています。

    このタイミングで母体も合わせて母乳が作られるようになっています。ただし、間隔については2つの理由から2時間以内という赤ちゃんも多くいます。

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    その理由の1つ目は満腹中枢ができる生後3ヶ月までは、1回の授乳で赤ちゃんが飲める母乳の量は2時間しかもたないことです。

    理由2

    2つ目は母乳を作るためのホルモン「プロラクチン」の分泌されるのがだいたい1時間半くらいだからです。ですから、ひとつの意見としてプロラクチンの分泌リズムに合わせて、1時間半に飲ませるというのもあります。

    こういった理由から授乳の回数や間隔はこれが正解といったものはないということになります。

    関連記事:ウチの子は大丈夫!?新生児の平均的な授乳回数や授乳間隔は?

     

    色々と言われている母乳回数や間隔はあくまでも参考までにしておいて、おすすめなのは赤ちゃんが欲しがったときに飲ませてあげる方法。特に新生児の場合は赤ちゃんが母乳を欲しがったときに与えてあげれば、不安がらなくてもしっかりと成長してくれます。これが正解という思いが強すぎるとストレスになって、母乳の出にくくなったりと悪い影響を及ぼしかねませんからね。

    赤ちゃんが笑顔でいて体重も増えていれば、それほど気にする必要はありません。経験を重ねるなかで母体と赤ちゃんの合う一番良いスタイルを見つけて与えるようにしましょう。

    新生児の赤ちゃんへ母乳の与え方や考え方

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    上述したように、新生児の赤ちゃんの母乳の与え方は欲しがったときに飲ませてあげるのがおすすめです。赤ちゃんの本能に任せておくことで、適切な母乳量と回数を欲しがってくれます。回数を制限してしまうと欲しがるタイミングを逃しかねないので、赤ちゃんが欲しがったときにしっかりと母乳をあげることを心掛けましょう。

    出が悪いときは頻回授乳を意識して

    また、母乳の出が悪いと心配されている場合は、頻回授乳と夜間授乳を意識して増やしてあげると母乳の分泌を促進させることができます。1日の授乳が8回以上、特に夜間に頻回授乳をしてあげると母乳の分泌を促すホルモンのプロラクチン量増えることが分かっていますで、母乳不足を心配される場合は参考にしてみてください。

    母乳の与え方

    母乳の与え方については目安となる回数や母乳の量が定められていますが、実際はその回数や量を飲んでくれる赤ちゃんはなかなかいないのが事実です。

    実際には目安どおりに1回の母乳量や回数をちゃんと飲んでくれる赤ちゃんは少ないんですね。ですから、うちの子は目安の数値が足りていないと心配する必要は全くありません。

    例えば、1回に飲む量が少なくて回数が多い、など赤ちゃんの個人差によって回数が前後して1日の授乳回数が12回を上回ることもあると思います。「これが正解」といったものを探すのではなく、あなたの子に合う母乳を与えるタイミングやスタイルを確立させて、健やかに体重を増やしてあげることが何よりも大切な考え方になります。

    1日何度でも与えて良い?

    母乳は消化・吸収に優れている飲み物ですので、1日に何度も与えても大丈夫。なぜなら、母乳に含まれる栄養素のタンパク質は、消化機能が発達途中の新生児でも負担がかからないように分解されているからです。さらに、母乳には酵素も含まれているため、消化と分解をサポートして栄養素の吸収も良くしてくれます。

    月齢が上がって成長するとともに、授乳リズムが備わっていきますので、好きなだけ飲ませてあげてください。

    授乳間隔を考えると夜中に起こしてでも与えるべき?

    授乳間隔を考えて赤ちゃんを夜中にわざわざ起こして母乳を与える必要はありません。夜中の授乳はあくまでも赤ちゃんが欲しがったときに与えるようにしましょう。

    授乳間隔を考えると夜中に母乳をあげないといけないと思われるかもしれませんが、日中にしっかり飲んでいるのでしたら母乳の出が悪くなる心配はありません。赤ちゃんが生後4ヶ月を過ぎると夜10時間くらいぐっすり眠る子もいますので、健やかに成長させてあげるためにも起こさないようにしましょう。

    飲んでいるか?確認する方法

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    赤ちゃんが母乳を飲んでいるか不安な場合は、以下の項目を確認してみてください。

    • 授乳後、1~2時間くらいで母乳を欲しがる
    • 授乳時におっぱいを離そうとせず、ずっと吸っている
    • 体重の増加率が遅くてなかなか増えない
    • 1日に出るおしっこの量や回数が少ない
    • うんちの出ない日があったり、1日に出る便の量や回数も少ない

    以上の項目に該当する場合は、飲んでいなくて母乳が足りていない可能性があります。ただし、赤ちゃんには個人差があるため、思い当たる点がいくつかあったとしても母乳が足りていないとは一概に言い切れません。そのため、赤ちゃんが飲んだ母乳量をしっかり調べたい場合は、自宅で新生児が飲んだ母乳量を計るための、新生児用体重計をレンタルするのもよいひとつの方法です。

     

    母乳を飲ませる前と後の赤ちゃんの体重を量って、その差が飲んだ母乳量になります。赤ちゃんが母乳をどれくらい飲んだか心配な場合は、新生児用体重計のレンタルを検討してみてください。また、ママの授乳前と後の体重を量ってその差で母乳量を調べることもできます。(ただし、赤ちゃんが母乳をこぼしたり吐いたりした分の誤差が生じるので注意が必要です。)

    母乳が足りているかどうか検討がつかなくて不安な場合は、以下で紹介する赤ちゃんの母乳摂取量を知って目安にしてください。

    1,まずは赤ちゃんの母乳摂取量を知る

    新生児の赤ちゃんが1回に飲む母乳摂取量の目安となる計算式は、「日歳×10ml+10ml」です。授乳回数の理想は1日7回(3時間おき)ですから、目安となる 1日のトータルの母乳摂取量は「(日歳×10ml+10ml)×7回」の計算式で求めることができます。

    (例)生後3日目の1日の母乳摂取量の目安
    (3×10+10)×7=280ml

    <生後1週間以降の母乳摂取量の目安>

     

    • 生後1~2週間目

    1回の目安量80ml~100ml
    1日の母乳摂取量は平均100ml×7回=700ml

     

    • 生後2週間~生後1ヶ月

    1回の目安量100ml~120ml
    1日の母乳摂取量は平均120ml×7回=840ml

    赤ちゃんの胃の質量など個人差によって1回に飲む量は前後しますが、母乳が足りていないるかどうかの目安として参考にしてください。

    体重の変化

    赤ちゃんの体重は生後3~4ヶ月くらいまでは1日20~30g、1週間で100g以上増加するのが一般的です。また、体重がなかなか増えなくても成長曲線のカーブに沿って増加していれば、母乳量は足りていると判断して大丈夫です。

    おしっこ量の変化

    母乳を飲んだ量とおしっこの量は必ずしも同じとはなりませんが、目安としての指標になります。おしっこの回数が1日6回くらいある、おむつがちゃんと濡れているのでしたら、母乳量は足りています。

    便の回数変化

    赤ちゃんの便の回数が1日1~2回くらいあれば母乳は足りています。逆に便が1日出ない日があると母乳が不足している可能性があるので、赤ちゃんの母乳摂取量をもう一度確認してみましょう。

    新生児が母乳を飲まないで嫌がるときは?

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    新生児の赤ちゃんが母乳を飲まないで嫌がる原因は様々ですが、主におっぱいを飲むことに慣れていないため、すぐに疲れてしまうことが考えらます。

    おっぱいを咥えて吸うための筋肉をうまく使うようになるまでにはどうしても時間が掛かります。乳首との角度や飲む体勢、授乳のタイミングなどでも、体力がないため、すぐに疲れて飲むのを途中で止めてしまうんですね。

    対策

    対策としては、おっぱいをとにかくたくさん咥えさせて慣れさせてあげることです。また、おっぱいにシリコンのカバーを付けて吸いやすくする補助器などを活用するのも良い方法のひとつです。

    まずは、赤ちゃんが体力をつけてうまくおっぱいを咥えられるようになるまで、あせらず様子を見ながら改善していきましょう。改善を進めるのと平行してさらなる原因を探るために以下の対策をしていきます。

    母乳の量の改善

    母乳の量が増えれば出がよくなり、体力のない赤ちゃんでも飲みやすくなります。赤ちゃんがおっぱいを咥える刺激によって母乳の分泌促進につながるため、飲む時間が少なくても練習も兼ねて回数はしっかり増やしてあげましょう。

    母乳の質の改善

    母乳の質が悪く、美味しくないので飲んでくれないことがあります。赤ちゃんが母乳を飲んでくれないときは搾乳器で定期的に搾乳して、質の改善と分泌促進に努めましょう。

    乳頭の状態

    乳頭の状態が陥没、扁平状の場合は、赤ちゃんが飲みにくいため嫌がることがあります。乳頭マッサージをして症状を緩和させて赤ちゃんが吸いやすい状態にしてあげましょう。痛みが絶えられなくて症状が改善しない場合は、医師に相談してみましょう。

    乳腺の詰まり

    乳腺に詰まりがあると母乳が出にくいため、赤ちゃんが飲み疲れて嫌がってしまいます。乳腺を触手してみて硬いしこりがあると、乳腺が詰まっていることが考えられます。乳腺の詰まりを放っておくと乳腺炎になる場合もありますので、搾乳を繰り返したり母乳外来をしてくれる産婦人科でマッサージをして改善しましょう。

    食生活の見直し

    ママの食生活は母乳の味に影響するため、赤ちゃんが飲まない要因のひとつとして考えられます。特に、脂分が多い・濃い味付けの食べ物を好んで食べる、などは赤ちゃんが嫌いな味に変化して母乳を飲んでくれなくなります。

    こういった食事は栄養バランスが崩れがち。いま一度、栄養バランスを加味した食生活を目指してみて下さい。例えばお魚・お味噌汁・煮物などの和食中心の食事にしていただくと美味しい母乳の味を目指しやすくなります。

    なお、どうしても普段の食生活で補うのが難しい栄養分はサプリなどを活用しながら栄養補給に充ててみて下さい。詳しくは「授乳中にサプリメントを飲むのは大丈夫?飲み方の注意点や影響について」の記事でお伝えしてますのでご参考になさってくださいね。

     

    片側のおっぱいしか吸わないときは?

    片側のおっぱいしか吸わないときは、乳腺の詰まって母乳が出づらい状態になっている可能性があります。まずは、おっぱいや乳首周辺にしこりがないか確認してみましょう。しこりがある場合は、授乳と搾乳を繰り返し行なってバランスが取れるように改善していきます。

    なお、乳腺の詰まりは個人差によって原因や症状は様々です。例えば、赤ちゃんの口の両脇に当たる乳首の周辺の部分にしこりができて詰まりやすかったりします。赤ちゃんが吸うのは、上唇→下唇→口の両脇の順ですので、縦抱きやフットボール抱き、授乳枕を使うなどして角度を変えてあげると詰まりを緩和できる授乳スタイルが見つけていきましょう。

    マッサージは乳首周辺をほぐす感じで行ってあげると、乳首周辺の詰まりは改善しやすくなります。小さなしこりくらいなら、人差し指、中指、薬指の指3本で真上に圧迫しながら赤ちゃんに与えてあげるといいですよ。

    母乳を飲み過ぎたらどうする?

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    母乳の飲み過ぎは新生児の赤ちゃんの成長にとってあまりよい影響はありません。ですから、以下の母乳の飲み過ぎポイントを確認してみてください。なお、母乳の飲み過ぎポイントは赤ちゃんが体の不調を伝える手段でもあるため、風邪、便秘、喘息などの症状を見つけることもできます。

    <母乳の飲み過ぎポイント>

    • 1日50g以上も増加する
    • 授乳後にゲップをさせるとよく吐く
    • お腹がパンパンに張って母乳をあげると泣く
    • 授乳するときに突然泣き出す
    • 授乳時に母乳をこぼしたり、むせる
    • いきんだり、うなり声をあげる

    赤ちゃんの身長と体重から肥満をチェックできるカウプ指数を求める計算式も活用しましょう。母乳の飲み過ぎで太っているかどうか確認したい場合は、計算式に当てはめてカウプ指数を求めます。

    <カウプ指数を求める計算式>
    カウプ指数=体重(g)÷(身長(cm)×身長(cm)×10

    ※20以上が肥満、18~20未満が肥満気味、15~18未満が正常、13~15未満がやせぎみ、13未満がやせている。

    飲み過ぎによるデメリット

    お腹がいつも満腹の状態だと眠りが浅くなってしまい成長に影響を及ぼす可能性があります。さらに、肥満体型、不機嫌、ぐずつき、すぐに泣く、お尻かぶれ、切れ痔、血便、などママへのストレスにつながる症状もいくつかあるため注意しましょう。

    2つの原因

    「赤ちゃんが泣いているから母乳を飲ませる」、と決めつけてしまうと母乳ばかり与えていることになるため飲み過ぎの原因になることも。赤ちゃんはそれぞれ泣く理由は様々です。

    原因①

    第一にお腹が空いているほかに体調不良、機嫌が悪い、なども考えられますので注意しましょう。また、赤ちゃんの満腹中枢はまだ発達段階であるため、赤ちゃんが泣くのをなだめさせる目的で母乳を与え続けてしまうと母乳の飲み過ぎにつながってしまいます。

    原因②

    もう一つの原因は、赤ちゃんの過飲症候群やママの母乳分泌過多症などが考えられます。飲み過ぎていないかどうか授乳回数や間隔をしっかり把握する必要があります。

    改善方法

    新生児の赤ちゃんが泣いているから母乳をあげる、と決めつけず、空腹以外に考えられる原因を考えて授乳回数や間隔を減らしていけば母乳の飲み過ぎはなくなります。

    また、赤ちゃんの過飲症候群やママの母乳分泌過多症の疑いがある場合は、授乳回数や間隔をしっかり把握しておくことが大切です。例えば、1日の授乳回数が12回以上などは飲み過ぎとされています。飲み過ぎの疑いを感じたら、授乳回数や間隔などをチェックしておき、医師や保健所などの専門スタッフに記録を見せて原因究明とともに改善を目指しましょう。

    まとめ

    今回は新生児への母乳の正しい与え方についてお伝えしました。

    母乳育児は栄養だけでなく、赤ちゃんにママの存在を肌で感じて安心して次への成長段階へ進むための大切な時期。ですが、母乳育児は順調に教科書通りに進むのはごく稀なことです。

    母乳育児中にトラブルが見つかったときに対処法が分からないと一人で悩みがちですが、そのとき一人で抱え込み過ぎずに、先輩ママや助産婦さんに相談するようにしましょう。

    ママの心のケアも新生児の赤ちゃんが安心して母乳を飲んでもらうために大切なことですし、健やかな成長にもつながります。悩んだときに無理をし過ぎない・思い詰め過ぎない・そんな育児をママは心がけてみて下さいね。

    なお、母乳の出にお困りの際は「母乳育児におすすめのハーブティー13選。授乳中のママの悩み対策を」の記事が解決のキッカケになるかと思いますので併せてご参考になさってください。

     

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