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妊娠中の栄養バランスが取れない。食生活による赤ちゃんへの影響は?

 2018/02/06 妊娠
 

この時期、栄養バランスが偏るけど大丈夫かな?他の方はどうしてるのかな?

このように妊娠中の栄養バランスが上手く取れないとお悩みの妊婦さんは多いのではないでしょうか?ママの食生活はお腹の赤ちゃんの全ての栄養の基礎を作りますので、栄養バランスはとても大切です。

そこで今回は

  • 栄養バランスがもたらす赤ちゃんへの影響
  • 妊娠中に摂取しておきたい・控えたい栄養素

についてお伝えいたします。

妊娠中の栄養不足は胎児に影響するか?

神経管閉鎖障害のリスク

妊娠中の栄養バランスが取れないと、神経管閉鎖障害のリスクが高くなります。

神経管閉鎖障害とは、脳や脊髄などの中枢神経系のもとが妊娠の4~5週頃に起こる先天異常のことです。神経管の上部で閉鎖障害があらわれると無脳症となり、流産や死産のリスクが高くなります。神経管の下部に障害がみられると二分脊椎症となり、生涯にわたって治療がリハビリが必要になることもあります。

日本では、生まれた赤ちゃんの1万人に対して約6人の割合で神経管閉鎖障害と診断されています。栄養素の中でも特に葉酸は妊娠中に必要とされており、十分に摂取することで神経管閉鎖障害の予防にもなりますので、積極的に摂取する必要があります。また、葉酸だけを摂取しても体内への吸収性が低いため、相互作用で働くビタミンCやビタミンB6、B12なども一緒に摂取する必要があります。

このように、妊娠中に栄養バランスが取れないと神経管閉鎖障害を発症するリスクが増加しますので、葉酸を含めた栄養バランスを考えた食生活を心掛けましょう。

アレルギー体質

妊娠中の栄養バランスが取れないと、神経管閉鎖障害のリスクが高くなるだけでなく、アレルギー体質のリスクも招きます。お腹の赤ちゃんのためにも栄養バランスを意識した食事をとるように意識しましょう。

【参考】先輩ママも悩んでた!体験談

妊娠六カ月です。栄養バランスみなさん考えて毎食食べていますか?
わたしは あんまり 摂れていなくて
産まれてくる赤ちゃんに何か影響あったりしないでしょうか?
妊娠前みたいに外出した

り栄養バランス考えてなくても元気で健康な赤ちゃん無事出産されましたか?

出典:妊娠六カ月です。栄養バランスみなさん考えて毎食食べていますか?| Yahoo!知恵袋

 

妊娠中に摂りたい栄養素

葉酸

葉酸は、細胞分裂を活性化や血液を増やしてくれる栄養素です。妊娠中に十分に摂取することで、無脳症や二分脊椎症などの神経管閉鎖障害のリスクを低減することができます。葉酸が多く含まれる食材は、ほうれん草やアボカドなどがあります。

鉄分

妊娠中はお腹の赤ちゃんに優先的に鉄分が送られるため、妊娠中期は鉄分不足による貧血を起こすママが多くなります。貧血でめまいを起こして転倒してしまうと、お腹の赤ちゃんに危険が及びますので、鉄分不足にならないように注意しましょう。鉄分は、レバーやほうれん草などの食材に多く含まれています。

カルシウム

妊娠中は、赤ちゃんの骨格を生成するために多くのカルシウムが必要になります。カルシウムが不足するとママの骨からカルシウムが赤ちゃんへ流れていくため、歯や骨に影響が出るほど深刻なカルシウム不足に陥る危険性があります。カルシウムを多く含む食材にはブロッコリー、小松菜などがあります。

ビタミンB6

ビタミンB6にはタンパク質の働きを助ける作用を持つため、妊娠初期に出やすいつわりを緩和する効果が期待できます。アーモンドや納豆に多く含まれるビタミンB2と一緒に摂取するとさらに効果的です。ビタミンB6が多く含まれる食材には、鶏のささみやサツマイモなどがあります。

ビタミンB12

ビタミンB12は、神経管閉鎖障害のリスクを低減させてくれる葉酸と一緒に摂取すると相互作用が働きます。そのため、効率よく体内に取り入れることができます。また、脂質の代謝作用もありますので、貧血や神経障害、慢性疲労の予防にもつながります。ビタミンB12は、あさりや牛乳などの食材に多く含まれています。

ビタミンC

ビタミンCには、妊娠中に不足しやすい葉酸や鉄分の吸収性を高めてくれる働きを持っています。また、コラーゲンの生成や免疫力アップ、抗がん作用など様々な働きを持ちます。ビタミンCは、レモン、キウイなどの食材に多く含まれます。

ビタミンK

ビタミンKには、骨密度を上げてくれる働きがあるため、骨密度が減少しやすいこの時期には欠かせない栄養素です。また、血液を固める働きから止血のビタミンと呼ばれており、出産時の赤ちゃんとママの出血に備えることができます。ビタミンKは、納豆やカイワレ大根などの食材に多く含まれています。

オメガ3脂肪酸(DHA・EPAなど)

必須脂肪酸のDHAやEPAは、赤ちゃんの発育にとても重要な栄養素ですが、体内で作られないため食事でとる必要があります。DHAは、赤ちゃんの脳の神経細胞の活性化や脊髄、目の成長、細胞の維持など重要な働きをします。また、血栓の生成を防いでくれる血液サラサラ効果により、ママから赤ちゃんへの栄養の受け渡しを円滑に行うことができます。オメガ3脂肪酸は、イワシやカツオなどの魚類に多く含まれています。

食べ過ぎ注意!この時期、控えたい栄養素

妊娠中はお腹の赤ちゃんの分もしっかり栄養を摂取したいものですが、食べ過ぎには要注意です。ここでは、この時期に控えたい栄養素についてご説明いたします。

ビタミンAの過剰摂取

レバーやフォアグラなどの動物性食品に多く含まれる動物性ビタミンAは、脂溶性ビタミン(レチノール)ですので、体外へ排出されにくい性質を持っています。そのため、過剰摂取すると残った分が体内に蓄積されてしまいます。

ビタミンAの過剰摂取による胎児への影響は、耳の先天性異常など形態異常を引き起こす危険性リスクがあります。母体側への影響は、頭蓋内圧が高くなることで頭痛や吐き気などの症状が出ることがあります。

特に妊娠初期は影響を受けやすい時期ですので、動物性ビタミンAの過剰摂取には注意しましょう。一方のニンジンなどの緑黄色野菜に多く含まれるビタミンAは水溶性ビタミン(βカロテン)ですので、過剰摂取の心配はありません。

水銀の過剰摂取

マグロやめかじきなどの大型回遊魚に含まれるメチル水銀の過剰摂取は、大人であれば体外へ排出できるので問題視されていませんが、体外へ排出できないお腹の赤ちゃんは神経系の障害を発症する危険性があります。ただし、魚には赤ちゃんの発育に大切なタンパク質やオメガ3脂肪酸などの栄養素が豊富に含まれていますので、栄養バランスを考えて週1~2回は取るようにしましょう。

トキソプラズマ感染の可能性

トキソプラズマは寄生虫の一種で、胎盤を通して赤ちゃんに感染する可能性があります。感染すると脳の発達や視力に悪影響を及ぼします。生肉やお刺身、レアステーキ、生ハム、ナチュラルチーズなどからトキソプラズマに感染する可能性がありますので、妊娠中に食べるのは控えましょう。

つわり症状がひどくて栄養バランスが取れないときは?

つわり症状がひどくて栄養バランスが取れないときは、色々と料理を作るのを一旦やめて、食べられるもの探して少しずつ栄養を取るようにしましょう。

おすすめはつわりを緩和してくれるビタミンB6が豊富に含まれているバナナやキウイ、マンゴーなどの果物類です。のどごしのよい豆腐やゼリー、酸味のあるトマトなどもおすすめですよ。

つわり症状が出やすい妊娠初期に必要なカロリーは+50kcal程度ですので、無理に食べなくても問題ありません。妊娠前からついている体の脂肪でまかなえることがほとんどですので、つわり症状がひどいときは無理して食べなくても大丈夫ですよ。ただし、食事をとらないと脱水症状を起こしやすくなりますので、水や塩分は少しずつでも補給するようにしましょう。

毎日推奨成分を摂取するのが難しいならサプリメントを利用

妊娠中に毎日の推奨成分を摂取することが難しい場合は、サプリメントを利用するのも一つの方法です。葉酸においては、実際に厚生労働省からサプリメントで補うことを推奨しています。

厚生労働省が葉酸サプリメントを推奨する理由には、肉や野菜からだけで葉酸を補うことが難しく、サプリメントは体内で利用されやすい状態の「モノグルタミン酸型葉酸」が含まれているからです。そのため、妊娠初期の女性は食事で240μg+サプリメントから400μgという摂取方法を薦めています。

まとめ

妊娠中の食生活はお腹の赤ちゃんに大きく影響しますが、考えすぎてしまうとストレスとなりママにも赤ちゃんにも悪影響。あまり難しく考え過ぎず、どうしても無理な場合はサプリメントを上手く利用してこの時期を乗り越えていきましょう。

 

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