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産後のホルモンバランスの乱れはいつまで続く?その原因と6つの対策

 2016/11/20産後
 
    • 産後のホルモンバランスの乱れによるトラブルはいつまで続くのか?

    産後のママが抱える悩みの一つに挙げられる「産後のホルモンバランスの乱れ」による諸症状

    ホルモンバランスの急激な変化は体力的にも精神的にもママのコンディションに大きな影響を与えてしまいます。そのため、普段なら気にかけないようなことでも、この時期は人一倍気になるようになり、過度なストレスや周り絵の八つ当たりなどに繋がって、あとで後悔することも。

    そんな産後のホルモンバランスの乱れに悩むママに向けて、

    • その諸症状がいつまでつづくくのか?
    • その原因と対策

    についてお伝えします。

    【こちらもおすすめ】

    ぜひ知っておきたい!産後のイライラの9つの原因と7つの対策とは?

     

    いつまで続く?産後のホルモンバランスの乱れ

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    産後ホルモンバランスの乱れは産褥期(さんじょくき)とよばれる産後の体が元通りになるまでの期間(6~8週間)に強く影響を受けるとされます。

    慢性的な産後のイライラ感がいつまで続くのか?は人それぞれ。1~1,5年ほどが多いですが、3年以上の長期間イライラが続くケースもあり、その人の体調・体質に影響されます。

    なお、産褥期は産後のママにとって非常に大切でデリケートな時期。育児がはじまり、体を動かすことが増えて大変ですが、この時期をどのように過ごしたか?によって体に現れる症状にも影響します。

    この時期に無理をしてしまうと、その後の様々なトラブルの原因になることがあるため、イライラの起こる原因・対策を知って、自身に負担のかからない生活を心がけてお過ごしください。

    産後にホルモンバランスが乱れる原因

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    産後にホルモンバランスが乱れる原因は以下の女性ホルモンの大きい変動によって起きます。

    • 妊娠中、妊娠の維持と赤ちゃんの発育のためにゆったりと、且つ大量に分泌された女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)が出産後に急激に減少する
    • 出産後に母乳を作り出す女性ホルモン(プロラクチン)の分泌量が増える

    女性ホルモンの分泌量が大きく増減するためにホルモンバランスが乱れます。

    加えて、生活環境の変化もホルモンバランスを乱す原因になります。慣れない子育てによる睡眠不足・母乳育児の不安・パパが育児参加しない、などのストレスを感じるとホルモンバランスが乱れる原因に繋がります。

    どんな症状が出るのか?

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    産後にホルモンバランスが乱れると以下の症状で悩むことが増えますが、「これはホルモンバランスによるもの」と認識するだけでも気持ちは楽になりますので、この時期特有の症状としてお考え下さい。

    むくみ

    ホルモンバランスが乱れると自室神経がバランスを崩しやすくなり血液の流れが悪くなり、顔・手・足がむくみやすくなります。また、妊娠中に蓄えられた血液が出産によって体外へ多く排出されるため、体内で水分バランスを保とうとします。それにより、一時的に水分を溜め込もうとするため、むくみやすくなります。

    生理不順

    生理不順は母乳を作り出すために分泌される女性ホルモンのプロラクチンが排卵を抑えようとする働きによって起きます。授乳時に赤ちゃんがおっぱいを吸うと乳頭を刺激されてプロラクチンが分泌されるため、母乳育児のママに起きやすい傾向があると考えられています。

    産後8ヶ月くらいで7~8割の方がホルモンが排卵をコントロールできるようになり生理が再開しますが、個人差があるため生理が再開する時期は多少のバラつきもあります。

    肌荒れ

    ホルモンバランスが乱れるとニキビなど肌荒れが起きやすくなります。肌が外部のほこりや紫外線などの刺激を受けやすくなるため肌が荒れることも。普段から使っている化粧品が肌に合わなくなることもあるため、肌の変化に注意しながらより刺激の少ない化粧品に変えるなど注意してください。

    かゆみ・湿疹

    産後のホルモンバランスが乱れている時期は、肌が敏感になってかゆみや湿疹が起きやすくなります。また、育児によってしばらく睡眠時間が削られる・ストレス、などでも起こります。

    かさつき

    女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少すると、肌にハリを失うためにかさつきの原因になります。また、産後の睡眠不足やストレスなどによっても起きることがあります。

    抜け毛

    抜け毛は産後2~3ヶ月後くらいから始まることが多く、出産を経験した先輩ママの約7割の方が悩まされる症状。 精神的なストレスも大きく影響します。

    関連記事:産後の抜け毛はいつまで続く?原因と予防・対策を総まとめ。

     

    めまい

    ホルモンバランスの乱れだけでなく、慣れない育児による睡眠不足やストレスによってもめまいが起こりやすくなります。

    吐き気

    産後に吐き気があるときは偏頭痛が原因で起きている可能性があります。ホルモンバランスの乱れによってセロトニンが減少し、血管を収縮すると偏頭痛が起きて、それに伴って吐き気をもよおしやすくなります。そのほかに、睡眠不足、ストレス、肩こりによっても偏頭痛が起きることがあります。

    イライラ

    ホルモンバランスの乱れが影響してイライラしやすくなります。加えて、育児は大変で休みもなく、おまけにお給料だって出ないので余計にイライラしてしまいますよね?

    また、パパの育児参加の意思が薄いと夫婦喧嘩が増えますが主張のぶつかり合いが噛み合わなくなって先が見えなくなってしまうことも。子どもを預けて働くという選択もありますが環境によっては難しいこともあります。そうなると、イライラをどこへぶつけたらいいのか分からなくなり悪循環になりかねないので注意してください。

    旦那さんが信用できない(情緒不安定)

    産後はホルモンバランスの崩れに加え、育児が大変になるのでイライラしやすい状況に陥りやすくなります。そこへ、旦那さんから心ない言葉をかけられたり、理解してもらえない虚しさがつのると信用できなくなって夫婦間のトラブルも増えがちに。最悪の場合、産後クライシスに発展するケースもあるのでくれぐれもご注意ください。

    産後うつにもつながることも!?

    ホルモンバランスが崩れると心も身体も不安定な状態になり、出産前なら普通にできていた家事ができなくなると、自己嫌悪に陥って産後うつになってしまうことがあります。発症しやすい時期は産後2~3週間くらいと言われていますが、産後3~4ヶ月経ってから症状が出るケースもあります。産後うつは周囲のサポートも必要ですので、辛い場合は遠慮せずに相談を受けるようにしてください。

    産後のホルモンバランスを整える!改善・対策はどうすべき?

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    産後のホルモンバランスを整えるための大切なポイントは生活環境の改善です。ホルモンバランスはホルモンの分泌の変化だけでなく、生活の変化によっても乱れやすくなります。育児が忙しくなるとどうしても食事や運動、夫婦関係などが普段どおりにうまく行かなくなることが多くなるのでしっかり対策をしていきましょう。

    1.健康的な食事(特に女性ホルモン物質を多く含む食品)

    ホルモンバランスを整える対策として重要なのは女性ホルモン物質を多く含む食品を摂ることです。特に「たんぱく質」は身体の全ての細胞を作る大切な栄養素ですので積極的に摂りましょう。女性ホルモンを分泌させる卵巣も細胞から生成されている場所です。その卵巣に正しく働きかけさせるためにも、細胞を作るたんぱく質の重要性を意識した食事をとることが大切になってきます。

    肉類、魚類、卵

    たんぱく質は鶏肉などの肉類、魚類、卵、などが豊富に含まれているのでおすすめです。最低でも1日1回は必ず食事に1品か2品は取り入れるようにしましょう。

    大豆製品

    女性ホルモン物質が豊富に含まれるのは肉類や魚類、卵のほかに、豆腐や納豆などの大豆製品にも多く含まれます。さらに、大豆製品にはホルモンバランスを整えるのに有効なイソフラボンも含まれています。

    産後の忙しい時期におすすめな方法は、朝食で必ず納豆ご飯を食べるようにするといいですよ。納豆が苦手な場合は、卵かけご飯や目玉焼きなどに置き換えてあげると、最低でも1日1回はたんぱく質を摂取できるようになります。

    海藻類

    豊富に含まれるミネラルがホルモンバランスを整えてくれます。

    バナナ

    バナナに含まれるビタミンB6が効果的に働きかけます。

    ヨーグルト

    ホルモンバランスと腸は深い関係性を持っているため、腸内環境を正常化へ導いてくれるヨーグルトは効果的です。

    女性ホルモン物質を多く含む食事を意識していくと、よりホルモンバランスの乱れを整えるのに効果的!また他にも、栄養バランスの考えて豊富なビタミン群が豊富に含まれる野菜や果物も一緒に食べるようにすることで、たんぱく質の吸収を高める作用もありますので、同時摂取はおすすめです。

    2.適度な運動

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    適度な運動は自律神経が活性化されるため、ホルモンバランスの乱れを整えるのに効果的です。天気がいい日に30分ほど赤ちゃんと一緒に近所をお散歩するくらいで丁度良いです。育児の気分転換にもなりますので、無理のない範囲で大丈夫ですよ。

    3.ストレスを溜めない

    育児の忙しい中で知らない間に溜まるストレスにからもホルモンバランスは乱れます。周りの人に頼れる人がいたら悩みは一人で抱え込まないでどんどん頼ってください。きっとあなたのことを笑顔で応援してくれますよ。

    また、5分、10分で良いので少しでも時間が空いたら精神的な疲れをとるために1人の時間を作ってみましょう。1人の時間をとるのはなにも部屋に籠るだけではなく、一人で集中できる時間・ストレス解消となる時間を設けることでも近い効果があります。おすすめは音楽。短い時間でも音楽を聞くことはリラックス効果を高め、ストレス解消に繋がります。

    4.身体を冷やさない

    ホルモンバランスの乱れは産後に身体が冷えることによっても起きることがあります。女性は子宮や卵巣が冷えるとホルモンに影響してしまうからです。また、身体が冷えると産後の疲労に繋がりやすなるので注意しましょう。なお、身体を冷やさない方法としては、その原因のひとつとして考えられる冷たい飲み物を避けることです。また、冬の寒い時期に夏野菜を食べると身体を冷やすことに繋がるため、なるべく野菜は季節に合った旬の物を食べるようにしましょう。

    5.漢方

    漢方はホルモンバランスを整えるだけでなく様々な効能に期待できます。漢方薬は症状に直接的に働きかける西洋とは違い、血行を良くして代謝を高めながら徐々に改善していくという特性があります。そのため、2週間以上もしくは3ヶ月以上の服用が必要になることがあります。最初に漢方薬を活用するにあたっては、漢方薬を扱う医療機関や漢方薬局などの先生に相談して、あなたに合うものを処方してもらうようにしてください。

    6.可能な限り生活リズムを整える

    生活リズムが崩れると身体への負担が大きくなりますので、日常的に可能な限り生活リズムを整えることが大切になります。基本的には人間の脳は生活リズムを整えようと働きかけていますが、育児で忙しくなると生活リズムが崩れやすくなります。特に食事をとるタイミングは重要です。朝昼晩の食べる時間が不規則になると、生活リズムが大きく崩れやすくなるので注意しましょう。なるべく食事をとる時間をざっくりでもいいので決めておくといいですよ。そして、後回しにせずちゃんと決めた時間に食事を心掛けましょう。

    旦那さんも「どうすれば?」と悩んでいる

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    旦那さんは産後の体調の変化によってイライラしていることに気づいて理解をしようとしています。ですが、どうすればいいのか分からなくて毎日悩んでいます。

    実際には旦那さんは会社の付き合いで帰りが遅かったり、手を洗っていないのに赤ちゃんに触ろうとしたり、と理解できない行動ばかりしてしまうことでしょう。旦那さんは本当に理解しているのかと嫌いな気持ちが芽生えてくることがあるかもしれません。理解という意味で言うと会社に勤めていると育児に専念する体験ができないので、本当の意味での理解は無理なのかもしれません。ですが、あなたもお互い理解し合おうとしていることはお分かりだと思います。

    もしかしたら、夫婦お互いに一人で頑張ってるんだという強い気持ちが、無意識のうちに言葉や態度に出てしまっているかもしれません。そういうときは、「ありがとう」「ごめんね」という言葉を意識してみてください。意識するだけで言動がやわらかくなって夫婦関係も良くなります。夫婦生活が長く続いて当たり前になってくると忘れてしまいがちな、「ありがとう」と「ごめんね」をぜひ意識してみてください。

    まとめ

    今回は産後にホルモンバランスの乱れでお悩みのママへ、その原因と対策についてお伝えしました。

    出産後にたびたび現れる辛い症状は、時間とともに心も身体も回復して元に戻ります。それまでの期間は肉体的にも精神的にも参りそうになりますが、産後ママの通る通過儀礼の一つ、と割り切って過ごされるくらいの方が気持ち的も良いかと思います。

    原因はあなたでもまわりでもなく「ホルモンバランスの乱れ」です。過度に自分自身や周りへの原因追求をするのではなく、人間の一時的な体質的トラブルのせいだと割り切って、過ごした方がすこしでも気持ちを軽くできるかとおもいますので、思いこみ過ぎずに産後生活を続けてみてくださいね。

    なお、もっと詳しく産後のイライラについて知りたいときは「産後のイライラはどうすれば?9つの原因と7つの対策|産後クライシスにならないために」の記事でもまとめていますので、よろしければ合わせてご参考にされてみて下さいね。

     

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