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高齢出産で障害児が生まれる割合は?現実の実態と検査・対処法は?

 2017/08/13 妊娠 妊活
 

妊娠のリスクが高齢になるほど高まるという話を聞いたことはないでしょうか。また、高齢出産ほど障害児が生まれやすいという話もあります。しかし、なぜ高齢出産ではリスクが高いのか把握していている人は少ないかもしれません。ここでは、なぜ年齢が高くなるほど障害児が生まれるリスクが高いかご紹介します。

高齢出産で障害児が生まれる割合・確率は一体どのくらい?理由は?

高齢産で障害児が生まれる確率は統計がとられており、妊娠適齢期に比べるとはるかに確率は上がってしまいます。

45歳以上だと23人に1人の割合で生まれる

21トリソミーと呼ばれる「ダウン症候群」の子供が産まれてくる割合が年齢別に算出されています。20歳は1178分の1、27歳では931分の1、33歳では443分の1、37歳では187分の1、45歳では23分の1となっています。45歳は20歳に比べ51倍以上もダウン症の子供が生まれてくる確率が高くなってしまうのです。

染色体の異常が原因

ダウン症の子供が産まれてくる理由は、加齢により染色体の一部が欠けたり変化したりするためと考えられています。高齢と共に卵子も老化をしてしまい、染色体の分裂を失敗させ染色体異常を引き起こすといわれています。

事前に調べる手段はある?胎児に障害があるかを確かめる方法

自分の赤ちゃんに障害があるかどうかは検査を行えば事前に把握することができます。検査はダウン症に限らず、18トリソミーと呼ばれる「エドワーズ症候群」や13トリソミーと呼ばれる「パトー症候群」など他の先天性異常も検査することが可能です。

超音波検査で確かめる方法

妊娠をすると産婦人科に通い、定期健診で超音波検査を行います。超音波検査は胎児が健康に育っているかを確認する検査で、妊娠10週から15週のあいだに四肢や顔にダウン症の特徴が表れた場合に確認することができます。もしダウン症の症状がみられた場合は、精密検査を行って確かめるのです。

羊水検査で確かめる方法

ほぼ100%の確実性があるとされている検査が羊水検査です。妊娠15週から18週に行い、羊水を調べると胎児に染色体異常があるかを調べることができます。

新型出生前診断で確かめる方法

20ccほどの血液の検査を行い、胎児の先天性異常を予見します。妊娠10週から18週と羊水検査に比べると、早めの段階で検査を行うことができます。検査をするためには、35歳以上の高齢出産の場合や夫婦のどちらかに染色体異常がある場合などの条件があります。

母体血清マーカーテストで確かめる方法

少量の血液から血液中の成分濃度を調べて染色体異常がある確率を算出する方法です。確定診断ではありませんので、疑いがある場合は羊水検査などの精密検査を行うようにしましょう。

高齢出産をするメリットって?

母体や胎児にリスクがある高齢出産ですが、デメリットだけではありません。高齢出産だからこそのメリットがあることも把握する必要があります。

経済的に安定している

年齢を重ねてきたなかで仕事に打ち込んできた人は、キャリアも長くなり役職についている人も少なくないでしょう。また、子供はお金がかかりますが、子供がいなかった分だけ貯蓄をしている夫婦の割合も多く、子育てでお金に困ることは少ないでしょう。

落ち着いた環境で育てられる

一定の年齢を重ねている場合、パートナーの親が定年退職していたり、持ち家を持っていたりする人もいるでしょう。頼れる人がいる状態で、ゆとりのある子育てができるのは高齢出産の大きなメリットと言えるでしょう。

女性ホルモンが増える

妊娠の影響により女性ホルモンが増加します。女性ホルモンは年齢が重なるごとに分泌されなくなってしまいます。女性ホルモンの分泌が減少すると、更年期障害やアルツハイマー病などの病気を引き起こすと考えられています。女性ホルモンが増えることで、新陳代謝が活発になり、肌がキレイになったりダイエット作用があったりと身体にメリットが多くあります。

ダウン症の子どもを出産するメリットって?

胎児がダウン症とわかったときはショックもあるかもしれませんが、ダウン症の子どもを育てるメリットもあります。

ダウン症の子は素直

素直で社会性が豊かな面が多く、笑顔も素敵だと言う意見が多く見られます。また、一人でも時間を潰せる子も多く、かんしゃくも起こしにくいので子育てをしやすいという評価もあるのです。健康な子供やADHD、自閉症を患った子は攻撃性が高い傾向もあるので、高齢で子育てをする場合はダウン症の子供は育てやすいというメリットがあると言えるでしょう。

大切な子どもには変わりない

ダウン症を患っていても、苦労をして産んだ大切な子どもであることには変わりはありません。子育てに苦労がかかるのは、たとえ健康な子どもでも一緒です。また、ダウン症と早い段階で分かっても出産をして育てている人が多いことを考えると、みなさん自分の子供を愛して育てていることがわかるでしょう。

親としての成長を得られる

ダウン症の子供は物事を教えるのにも根気がいります。しかし、同時に子どもと一緒にさまざまなことを教え、学んでいくことは親としての成長も期待できます。健康な子どもを育てるよりも親として、そして人として大きく成長することができるでしょう。

予防は可能?障害児リスクのためにやるべきこと

ダウン症についての知識などを把握することも大切ですが、できるかぎり障害児リスクを避けるためにできることはあるのでしょうか。

確実な方法は確立されていない

障害児となる原因は、父親や母親の染色体異常によって引き起こされるため、具体的な予防方法は特にありません。そのため、生活改善を正すことなど健康な子どもを産むためにできることをして、妊娠リスクを下げることが2017年時点でできる対策と言えるでしょう。

葉酸を摂取するのが効果的?摂取方法は?

ダウン症など先天性の障害児リスクを避けるには、葉酸の摂取をするのが良いという報告が厚生労働省で発表されています。摂取量の目安は1日0.4mgから5mgとされています。食品中などからとるのが理想とされてますが、現実問題として食品中だけ摂取するのは困難なケースが多いので、葉酸サプリメントなど栄養補助食品も上手に活用してみてください。なお、詳しくは「妊活で飲みたい葉酸サプリのおすすめ厳選3選[選び方から徹底解説]」でお伝えしてますので、あわせてご参考になさってください。

 

障害児リスクのためにも!避けるべき生活習慣

障害児リスクを避けるためには健康な生活を行うべきです。そのため、妊娠中は避けなければいけない生活習慣もあります。

飲酒や喫煙

飲酒や喫煙は胎児に対しメリットはありません。流産のリスクも高まるので一刻も早く禁煙と禁酒をすることが必要です。

妊娠初期に薬を使うのは良い方法ではなく、薬の服用により発育障害を引き起こすリスクもあります。特に妊娠して2ヶ月目から4ヶ月目は、薬を使用するときはかかりつけの医師と相談しながら慎重に服用しなければいけません。

激しい運動

激しい運動をして流産のリスクが高まったという報告は特にありませんが、転倒リスクなどを考えるとあまりおすすめできません。妊娠初期は軽い運動に抑えておくのが良いでしょう。

リスク軽減のために!できる努力はしてみるべき

妊娠リスクを押さえるためには、考えられる努力はするのが良いでしょう。若いときとは違い、運動を抑制したり安静にする時間を設けたりなど、健康な赤ちゃんを産む努力をするようにしましょう。食事面やストレスを解消するために散歩をすることで、健康な身体を作ることにつながり、妊娠で考えられるさまざまなリスク回避になるはずです。考えられる行動は率先して行うようにしましょう。

参考出典:厚生労働省「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に関わる適切な情報提供の推進について」

 

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