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高齢出産の初産によるリスクと無事赤ちゃんを産むための対策

 2018/08/22高齢出産
 
    高齢出産 初産

    晩婚化が進む近年は、初産の高齢化も進んでいます。

    高齢出産は通常の出産よりもリスクがあると考えられていますが、初産となれば尚更に注意する必要があります。

    そこでこの記事では

    • 高齢出産で初産の場合に心がけておきたいポイント

    についてお伝えします。

    高齢出産の初産、実は増えてます

    高齢出産 増加

    高齢初産とは?

    日本産科婦人科学会によると高齢出産は35歳以上で出産することを指します。

    そのため、35歳以上で初めて出産を迎える方が高齢初産の対象となります。

    年齢とともに不妊率が上がる

    自然妊娠する確率は年齢とともに衰えていき、25歳から29歳までの女性では10分の1以下であった不妊率が、40歳を超えると約10分の3にまで引き上げられるのです。

    また、年齢別での統計では、25歳から29歳までの不妊頻度は8.9%、30歳から34歳までは14.6%、35歳から39歳までは21.9%、40歳から44歳までは28.9%と、30歳を超えた辺りからどんどん確率が上がります。

    同時に赤ちゃんの死亡率を統計で見てみると、最も死亡率が低いのが25歳から29歳で、その年齢から離れるごとに死亡率は上がります。

    一方、40歳以上の出産割合は多い

    平成29年(2017)人口動態統計月報年計(概数)の概況」を見ると、40歳以上の方から生まれた子供の人数が平成29年(2017)が53,610人、平成28年が54,875人、平成27年が53,866人、と常に一定数いることがわかります。

    計測を始めた昭和60年の同数値が8,469人であることを踏まえると、年々40歳以上での出産割合が増えていることがわかります。

    初産のタイムリミット|50代の初産も?

    女性の閉経が50、51歳ほどと考えると初産は50歳くらいまでがタイムリミットと考えてしまうところですが、ギネスに認定されている高齢出産の最高記録年齢は66歳(アメリカ出身のマリアさん)、自然妊娠による高齢出産の最高記録年齢は57歳(アメリカ出身のルイスさん)の方もいます。

    また、体外受精ですが日本での高齢出産の最高記録年齢は60歳の方もいることからもわかるように、初産のタイムリミットがあるとは一概に言えません。

    最高齢初産は何歳?

    公的に認められた最高年齢の数値は不明な点がありお伝えが難しいのですが、国内ではタレントの坂上みきさんが53歳で初産をご経験されています。

    稀な例ではありますが、50代での初産を経験されている方もいるのです。

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    高齢出産(35歳以上)で初産の事例

    芸能人の事例(敬称略)

    年齢名前
    35歳吹石一恵、眞鍋かをり、紺野まひる、蛯原友里、井上和香、国仲涼子
    36歳中山エミリ、神田うの
    37歳菅野美穂、松たか子
    39歳江角マキコ、NOKKO
    40歳伊藤さおり(北陽)、虻川 美穂子(北陽)、財前 直見、杉山 愛、東尾 理子、奥貫 薫、松嶋尚美、政井 マヤ(フリーアナウンサー)、膳場 貴子(フリーアナウンサー)、武内 絵美(アナウンサー)、福嶋 晃子(女子プロゴルファー)、ビビアン・スー
    41歳相田 翔子、山下 久美子、丸川 珠代(政治家)、武田 祐子(アナウンサー)、萩野 志保子(アナウンサー)、坂井 真紀、中澤 裕子、はしの えみ、六車 奈々、みずき 舞
    42歳古内東子長山洋子、NOKKO、松本志のぶ(フリーアナウンサー)、中田 有紀(フリーアナウンサー)、赤江 珠緒(フリーアナウンサー)、マライア・キャリー、落合 信子(元中日ドラゴンズの落合博満婦人)
    43歳水野美紀、田中美佐子、八塩 圭子(フリーアナウンサー)、青山 祐子(アナウンサー)、なるみ(43)
    44歳加藤貴子、雪野 智世(フリーアナウンサー)、兵藤ゆき、林 真理子(作家)、シンディ・ローパー、横山 智佐(声優)
    45歳ジャガー横田
    46歳戸川 昌子、加藤 貴子
    50歳野田 聖子
    53歳坂上みき

    38歳(一般の方)

    38歳、42歳で出産しました。思いの外安産でした。

    引用:Yahoo!知恵袋

    42歳(一般の方)

    42歳7ヶ月で出産しました。初産です。
    つわりもまったくなく、妊娠の経過も良く、妊娠9ヶ月までフルタイムで働いてました。金融機関でかなりの激務ですが、特に休みを取ることもなく法定期間まで働いて産休に入りました。

    引用:Yahoo!知恵袋

    44歳(一般の方)

    結婚が早かった知人は30代に3人産み、44歳で4人目を産みました。
    私自身は39歳で初産、ただいま2人目妊娠6ヶ月で、出産の頃には41歳です。

    引用:Yahoo!知恵袋

    45歳(一般の方)

    私は四十五歳で出産しましたが、ちょっと太ってしまっていたので
    妊娠中毒症になりました。

    でも、ご近所の同じ年の方は四十二歳で三人目を出産されましたが
    「何もなかった、上の子たちの時と同じように結構ギリギリまで
    働いていたし」とおっしゃってました。

    個人差があるのは、若い時と同じだと思います。

    引用:Yahoo!知恵袋

    高齢初産で妊娠するために心がけたいこと

    高齢出産 妊娠する

    出生前検査

    出生前検査(出生前診断)は、妊娠中に行う胎児の診断(出生前遺伝子検査)のことで、胎児が生まれつき内臓の以上や染色体異常をもっていないか?など、わかる範囲で調べる検査です。

    特に高齢出産の場合、お腹の赤ちゃんが染色体異常をもって生まれる可能性が高まるため、あらかじめ行っておく必要があります。

    妊婦さんの体力づくり(健康)

    妊娠中も出産も体力が必要です。(産後の子育ても同様)

    年齢を重ねるとともに体力は落ちてきますので、高齢出産で初産の方であれば尚更に体力づくりを心がける必要があります。

    ですが、ハードな運動は妊娠中は危険。そのため、安定期に入る前(妊娠初期段階)では軽めのストレッチ・散歩、安定期に入ってからは翌日に疲れが残らない程度に軽めの運動(マタニティヨガ)を行ってください。

    心づくり

    高齢出産は流産や染色体異常の可能性が高まるため、あらゆるリスクやリスクに伴うショックに備えておく必要があります。

    旦那さんや頻繁に相談する周りの方ともあらかじめリスクに関しては共有して、何があってもお互いに乗り越えていける心づくりをしておきましょう。

    ストレス対策

    心づくりにも通じますが、ストレスも妊娠に影響します。

    子供が授からないことでの焦り・イライラが募ると、さらに子宝に恵まれにくくなるのでストレスをため込まないようにしてください。

    生活リズムの安定

    ホルモンの分泌は睡眠中に行われます。ホルモンの変化が影響する妊娠において規則正しい生活習慣、特に睡眠リズムは不規則にならないようご注意ください。

    生活習慣で妊孕力(妊娠力)を改善

    女性は32歳頃を境に妊孕力(妊娠力・妊娠する力)が低下してきます。

    参考出典:不妊治療の現状

    そこで、妊孕力を上げる方法として2013年5月、アメリカ産婦人科学会が「食事を変えることが不妊治療の成果を大幅に改善する」と提言を出しました。

    食事のバランスを改善することで、体外受精を受けた時の妊娠率が4倍、胚盤胞達成率(受精卵を培養しておよそ5日目に胚盤胞という状態になる割合)は40%アップする、というものです。

    参考:赤ちゃんができる子宝ごはん

    栄養バランスが偏ることなく、バランスの取れた食事を心がけてください。

    妊孕力(妊娠力)アップの食事

    厚生労働省の「厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」」から、18歳以上69歳までの女性を対象にしたバランスの良い主な栄養の1日の摂取推奨量は以下となります。

    品目妊婦の場合
    たんぱく質50g初期+0、中期+10、後期+25
    エネルギー1,650kal(30~49歳のみ1,750初期+50、中期+250、後期+450
    炭水化物50~6550~65
    ビタミンC100mg+10mg
    ビタミンD5.5mg7.0mg
    ビタミンE6.0mg6.5mg
    ビタミンB11.1mg(50~69歳のみ1.0mg)+0.2mg
    葉酸240μg+240μg
    食物繊維18g以上18g以上
    カルシウム650mg650mg
    マグネシウム290mg(18~29歳のみ270)+40mg
    6.5mg(18~29歳のみ6.0)初期+2.5、中期・後期+15.0

    特に葉酸や鉄の摂取は重要

    [葉酸]

    妊娠しやすく(着床しやすく)させるための子宮内環境づくりから始まり、妊娠後お腹の中で健やかに成長してくれるまでに欠かせないのが葉酸。

    葉酸は赤ちゃんの先天性疾患の1つである「神経管閉鎖障害」のリスクを減らすことがわかっているため、普段の食事以外に付加的に栄養補助食品(サプリメント)での摂取が厚生労働省からも推奨されています。

    [鉄]

    鉄の摂取量が増えることで赤ちゃんの体重も増えやすくなります。

    また、母体が貧血気味だとお腹の赤ちゃんに十分な血液を送ることができず発育に影響が出ますので、鉄の摂取が欠かせません。

    ※おすすめ葉酸&鉄の摂取※

    • 参考:おすすめの葉酸&鉄摂取サプリ

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    定期的な夫婦の営み

    確率的に高齢出産は子宝に授かりにくくなっており、且つ周りに相談しにくい側面もあるので夫婦でお互いを支えあう相互理解が欠かせません。

    また、子宝に恵まれないのは女性側と思われがちですが男性側に原因があることだってあります。

    いずれの場合でも何かあったときに相談できる、お互いに検査を受ける理解がある状態にしておくことが必要です。

    高齢出産で考えられるリスク・危険性

    高齢出産 リスク

    妊娠中の合併症(妊娠高血圧症候群など)

    高齢出産では「妊娠高血圧症候群」が引き起る可能性が高まり、「肺水腫」や「常位胎盤早期剥離」を併発する原因となります。

    病気などさまざまな原因が重なり、40代の産婦が亡くなってしまう確率は20代の20倍と言われています。

    卵子の数の減少・染色体異常児・流産

    高齢になるにつれ卵子も老化するといわれており、染色体に異常が発生する確率も高まります。

    染色体異常は流産や赤ちゃんがダウン症になる可能性が上がります。

    ダウン症は25歳と40歳の女性で比べた場合、約10倍リスクが跳ね上がると考えられており、流産は20代の約10%と比較すると40代での確率は約20%と2倍近くになります。

    分娩障害

    個人差はありますが、高齢出産の初産の場合参道が硬く分娩が長引く傾向があります。

    出産が長引くほど妊婦さんだけでなく、生まれてくる赤ちゃんも仮死状態になる頻度が高まるため、あまりに長引く場合は帝王切開となることもあります。

    不妊治療による多胎

    高齢出産の場合、不妊治療を受ける方は多くいますが、不妊治療を受けての高齢出産は多胎(たたい:二人以上の胎児を同時に宿すこと・双子)が多く、多胎出産は低体重児・脳性麻痺などのリスクが伴います。

    話が合わないストレス

    高齢出産の場合、周りのママたちと世代が異なることで話が合わずにママ自身がストレスを感じてしまうことがあります。

    自分と同年代の子供の親との交流に固執することなく、ご自身と同年代の方とも交流したり、自分より上の年代の方と交流してみてください。

    高齢出産のメリット

    高齢出産 メリット

    精神面

    年齢を重ねていることで多くの経験から精神面で余裕ができやすいもの。

    若いときは予想もできない変化でも年齢を重ねるとともに対応できて苦しむことが少なくなる。

    つまり、それらを受け止めるだけの度量が身に付いています。

    心身的な支え

    高齢出産だからこそ、周りの近しい世代はすでに出産を経験している方も多く、。友人や知人に意見を聞いたり、話し相手になってもらったりすることで出産の不安を解消したり、妊娠中のストレスを軽減することができます。

    仕事

    今まで長年仕事に打ち込んできた人は、若い人に比べて出産後に仕事の復帰がしやすいこともあります。

    既にある程度のキャリアを積み重ねているので産休・育休もとりやすく、再度復帰したときも即戦力が計算できるために仕事に戻りやすいことがあります。

    金銭面

    妊娠前や出産前に働いていることは金銭的な面でも余裕を持ちやすくなるものです。

    お金がかかる育児や出産費用を十分に支払える環境を整えられることは大きな安心材料の一つです。

    まとめ

    年齢を重ねるとともに体力は落ちるので、高齢出産にリスク割合が増えるのは致し方ない面もあります。

    ですが、高齢出産だからといって出産ができないという話ではなく、よりデリケートに出産までの過程を踏んでいこう、ということです。

    パートナーや周りの方からの協力もいただきながら、高齢出産を乗り越えていきましょう。

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