1. TOP
  2. 出産
  3. 高齢出産
  4. 高齢出産のリスクと対策・気を付けること。35歳からの出産へ向けて

高齢出産のリスクと対策・気を付けること。35歳からの出産へ向けて

    出産は女性にとって人生の一大イベント。年齢に関わらず一定のリスクを伴いますが、年齢を重ねてからの「高齢出産」はどうしても心配になってしまうもの。そこでこの記事では、それでも出産をあきらめたくない!乗り越えて元気な赤ちゃんを産み育てていきたい!方へ向けて

    • 高齢出産のリスクや注意点
    • 高齢出産に向けた対策

    についてお伝えします。

    高齢出産は母体に危険?

    pexels-photo-62456

    現在の初産婦の平均年齢は30.4歳とされ、年齢は毎年上昇傾向にあります。中でも35歳以上の出産が高齢出産とされてます。加齢に伴う卵子の老化、母体の体力低下など、20代の頃に比べて出産に向けて母体をはじめ、お腹の子どもにも影響が受けやすくなります。

    高齢出産で考えられるリスク

    1. 妊娠率の低下(妊娠しづらい)

    卵子は母親のお腹のいるときから作られ、個人差はありますが卵子の数は生まれつき決まっており、それ以上増えません。卵子の数は何もしなくとも年々減少していき、無くなったときに閉経を迎えます。

    また、高齢になるとともに卵子の質(製紙も同様)が低下し、受精・着床の確率も下がりるため、妊娠しづらくなるのです。なお、40代になると不妊の確率が60%を超えるともいわれ人工授精や体外受精の不妊治療成功率も低くなります。

    2. 流産・早産・難産の確率が上がる

    全妊娠における自然流産率が10~15%なのに対し、35歳以上になると約20%まで上がり、流産や早産のトラブルが増えます。また、高齢化による加齢に伴い産道が硬くなので難産にもなりやすいです。

    3. 産後の回復が遅い

    高齢出産による胎児の先天性異常は産後の回復にも影響します。母体の体力低下が影響して産後の子宮回復・出産後の母体の回復が遅くなり、体力が元に戻りにくい・疲れやすい・体調を崩しやすい、などの症状が見られます。

    4. ダウン症など先天異常(染色体異常児)のリスクが高まる

    細胞内の構造である紡錘体を構成する紡錘糸が卵子が高齢化すると構造が異常になっていることがあり、、細胞分裂の際に分裂した2つの細胞へ同じ数の染色体を正確に分けることができず染色体異常(ダウン症)を起こしてしまいます。ダウン症の子が高齢出産で生まれやすいのはそのためです。

    5. 母体の病状|妊娠高血圧症候群・合併症の可能性など

    むくみ・蛋白尿・高血圧のいずれか見られた場合「妊娠高血圧症候群」の可能性があります。妊婦の20人に1人がの割合で起こり、35歳以上の女性は寄りかかりやすいです。

    また、妊娠糖尿病・甲状腺疾患・子宮筋腫・卵巣腫瘍など、病気のリスクも考えられ、母体に持病がある・肥満の方の場合、妊娠中毒症など合併症にも注意が必要です。検診で医師に相談の上、異常の早期発見に努めてください。

    6. 常位胎盤早期剥離

    胎児と母体をつなぐ胎盤がはがれる常位胎盤早期剥離は母子にとって命にかかわる可能性がある症状。全妊娠の0.49~1.29%の確率とされますが、高齢出産では常位胎盤早期剥離の発生率も高くなります。見つかった場合、帝王切開などの処置が必要になり、最悪の場合は母親の命に関わることもあります。

    7. 帝王切開の確率が上がる

    産院の医師の方針で高齢での出産というリスクと安全性を考え帝王切開を推奨している病院も多いです。自然分娩を希望する場合、あらかじめ相談しておきましょう。

    8.二人目妊娠の場合

    二人目の経産婦の場合、国際産科婦人科連合では経産婦40歳以上と定義しています。40歳以降は体力面から妊娠中に体調を崩しやすくなるので、周りのサポートがこれまで以上に重要に。

    出典:日本産婦人科医会「妊産婦死亡報告事業」

    また、高齢出産の場合、妊婦死亡率も上がるので、高齢期での2人目妊娠・出産はパートナーや周囲と相談の上、デリケートな判断が必要になります。

    関連記事:高齢出産で二人目は厳しい?予め知っておきたい母体と胎児のリスク

     

    不安の乗り越え方

    pexels-photo-215482

    周りと比べない

    高齢出産だからといって周りの若いママと比べる必要はありません、自分は自分ですから。

    また、周りに同じような年代の妊婦さんがいればお互いが抱える不安や悩みを共有してみましょう。気持ちはだいぶ楽になり、心強い仲間にもなってくれます。

    高齢出産にはメリットも

    なお、マイナス面やデメリットばかり見られがちな高齢出産ですが、実は高齢ならではのメリットもあります。例えば、経済面年齢を重ねてきたからこその精神面の余裕ホルモンが分泌されることによって肌が若返る、など。

    体に抱えるリスクの割合が増えていることは否定できませんが、決してデメリットばかりでありません。

    リスクだけじゃない!成功者も多い

    高齢出産で元気な赤ちゃんを産んでいる人は多く、その数は年々増加傾向に。リスクばかりを気にしてストレスを溜め込んだり、不安感を募らせる必要はありません。それより前向きに自分の妊娠・出産と向き合いましょう。

    あらかじめ高齢出産のリスクや注意点を理解しておくことで、未然にリスク低減・回避することもできます。

    高齢出産の対策・気を付けること

    pregnant-tummies-heart-in-anticipation-of-the-60646

    1.妊婦健診と自己管理を徹底

    妊娠中の経過を把握し、異常の早期発見を心がけましょう。

    2.出生前診断(羊水検査など)を受ける

    高齢出産はダウン症の確率が高まるので、予めめ産婦人科で「出生前診断」を受けましょう。出生前診断は妊娠15週~18週で可能な診断方法。お腹の中の羊水を採取して羊水の中にある赤ちゃんの細胞を培養し染色体を分析してダウン症の可能性を調べます。

    3.骨盤底筋を鍛える

    出産でいきむ際に大きな役割を持つのが骨盤底筋。マタニティヨガなどで下腹部に力を込めながら骨盤底筋を鍛えましょう。

    4.ストレス対策

    妊娠中のママのストレスは胎児の成長に影響します。アロマを試しす・ゆったり過ごすなど、ストレスをため込み過ぎることのないリラックスできる環境づくりを心がけてください。また、この時期の無理や我慢も禁物。自分にできないことは誰かに頼る・サポートしてもらうようにしましょう。

    5.たばこ・コーヒー・お酒は控える

    たばこやカフェインは妊娠率を低下させ胎児の発育にも影響します。安全な出産のためにも控えましょう。

    6.野菜中心の食生活

    高齢出産のリスクを抑えるなら塩分控えめ、高たんぱく低カロリー、野菜を中心とした食生活を心がけてください。

    根菜やハーブティーは体を温める働きがあり、ブロッコリー・キャベツ・ケールは女性ホルモンを調整して妊娠高血圧症・妊娠糖尿病など防ぐ助けとなります。

    7.体重管理(太りすぎ・痩せすぎを避ける)

    太りすぎず・痩せすぎずは高齢出産のリスクに影響するので体重管理が大切に。野菜ならカロリーが低く食物繊維も豊富なので体重管理におすすめです。

    関連記事:妊娠中の体重管理のコツは?ストレス無くこの時期を乗り超える方法

    8.卵子の質を高める

    妊娠の確率に影響するのは卵子の数と質。卵子の数は年々減少するため制御は難しいですが「質」を高めるのは可能です。質の向上に欠かせないのが栄養補給冷え対策、となります。

    ▼栄養補給

    たんぱく質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラルをバランスよく摂取することは卵子の質向上の助けになります。

    ▼冷え対策

    体を冷やさないよう温めて体温を上げることは質の良い卵子を育て、スムーズな排卵を助けます。

    9.葉酸で赤ちゃんの神経管閉鎖障害リスクを減らす

    葉酸(ビタミンB9)は水溶性ビタミンB郡の一種で「赤ちゃんのためのビタミン」とも呼ばれ、赤ちゃんの先天的な病気や神経管閉鎖障害(ダウン症など)、流産のリスクを軽減をはじめ、細胞の分裂と増殖・組織と臓器の形成(赤ちゃんの健やかな体づくり)、巨赤芽球性貧血や胎盤早期剥離を防止する働きがあります。

    厚生労働省や母子手帳でも強く推奨される非常に重要な成分ですので妊娠中はもちろん、妊活中の体づくりの一環としても摂取しましょう。また、男性も一緒に摂取することで精子・卵子ともに染色体異常の予防に繋がります。

    なお、お腹の赤ちゃんの健やかな成長を考えるなら厚生労働省が推奨する葉酸量(400μg)/日の摂取が必要です。

     

    参考出典:厚生労働省「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について」
    参考出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」
    参考出典:葉酸普及研究会

    ワンポイント!

    日本の先天性異常のリスクはアメリカの8倍!

    例えば、アメリカやイギリスでは葉酸摂取によって、胎児神経管閉鎖障害の発生は、この10年間で約10分の1に減少した。一方、日本では、葉酸摂取の重要性の啓発に対する効果が未だ見受けられず、この10年間で胎児神経管閉鎖障害の発生率は漸増し、アメリカの8倍、イギリスの6倍となっているのが現状である

    出典:葉酸摂取による胎児異常発生予防|日本産婦人科医会

    日本産婦人科医会によると日本では葉酸の重要性への理解が進んでおらず、その影響でアメリカの8倍、イギリスの6倍も先天性異常が発生している現状となっており、葉酸への理解が少ない現状が大きく心配されています。特に妊娠初期のママは葉酸不足にならないよう、サプリで葉酸を補ってくださいね。

    【 先輩ママも愛用 】

    人気雑誌でも掲載中のおすすめ【葉酸サプリ】一覧はこちら

     

    高齢出産の妊婦さんは増えてます

    高齢出産の場合、どうしても身体的なリスクが増えるのは避けられません。人間である以上それは自然なことです。

    ですが、近年では高齢出産の割合も徐々に増えてきてますので決してあきらめる必要はありません。

    妊娠希望の方は高齢だからこその注意点を踏まえた上で、無事の出産を迎えるべく取り組んでいきましょう。

    ライター紹介 ライター一覧

    Konno

    Konno

    ライター/天然石アクセサリーアーティスト/飲食スタッフ/飲食スタッフ(パート)/2児の母親



    普段は男女の双子を育てる子育て経験豊富なママライター。
    ライターの他にも、天然石アクセサリーアーティスト・飲食スタッフ、としての顔も持つ。
    これまでの育児経験をもとに鋭意執筆中。

    【site】http://blog.goo.ne.jp/rukanata

    【Facebook】https://www.facebook.com/profile.php?id=100004266756347