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月経前症候群(PSM)の症状と対策|上手く付き合っていくには?

 2017/02/23 妊娠 美容
 

生理前になると無性にイライラしたり、頭痛や腰痛が起こり始めたり・・・このような「月経前症候群」に悩まされている方が少なくありません。

毎月起こるこうした不快症状、なんとかしたい!もしかしたらアナタもそう思っているのではないでしょうか?

そこで今回は、「月経前症候群との付き合い方、対処の仕方」についてまとめました。月経前症候群が起こるメカニズムを知り、それぞれの症状と上手に付き合っていけるようにしましょう。

月経前症候群(PMS)とは?

「月経前症候群」は「PMS(プレ・メンストラル・シンドローム)」とも言われ、排卵後に分泌される女性ホルモンと深く関わりがあると考えられています。月経が始まる1~2週間前からイライラ、腹痛、頭痛、眠気などの様々な不快症状が起こり始め、月経開始と同時に消失します。

80%以上!?月経前症候群に悩んでいる人の割合は?

月経前症候群の症状や程度は人それぞれですが、「いつも感じる」、「時々感じることがある」など、約80%以上の方が少なからず何らかの症状を感じていると言われています。ほとんどの女性がこの月経前症候群に悩まされていると考えて良いでしょう。

どんな人(タイプ)に出やすい?(PMSの症状を強くする要因)

月経前症候群(PMS)を強くする要因として、「食生活」、「性格」、「環境とストレス」が深く関わりがあると考えられています。PMSに悩まされやすい人の特徴としては、

  • タバコを吸う人
  • 几帳面な人
  • 神経質な人
  • 負けず嫌いな人

などがあり、日々のストレスを感じやすい傾向にあるようです。

月経前症候群の原因は?

月経前症候群が起こる原因として、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」と言う2つの女性ホルモンのバランスが崩れることで起こると考えられています。それぞれのホルモンの特徴は以下のとおりです。

「卵胞ホルモン(エストロゲン)」:排卵の準備をする役割を担うホルモン。

  • 乳房を発達させたり、女性らしい体を作る
  • 子宮内膜を厚くし、妊娠の準備を整える
  • 自律神経のバランスを整える

 

「黄体ホルモン(プロゲステロン)」:妊娠を助ける役割を担うホルモン。

  • 子宮内膜の厚さを維持し、妊娠しやすい状態を作る
  • 体内の水分量を保持する
  • 栄養を蓄えられるように食欲を増やす

この2つのホルモンのバランスが崩れることで体はむくみやすくなったり、幸せを感じる「セロトニン」という物質の分泌が少なくなってしまいます。また、血糖値を下げる働きをする「インシュリン」の効果も弱くなります。

こうしたことが、様々なPMS症状に繋がってしまうのです。

月経前症候群の起こる時期は?

月経前症候群は、生理の約2週間前の「黄体期(基礎体温の高温期)」に起こるとされています。普段から基礎体温をきちんとつけておくことでPMSが起こる時期をある程度予測することが出来ますので、対策も取りやすいでしょう。

月経前症候群の症状をチェック【症状一覧】

月経前症候群の症状は、イライラ、腰痛、頭痛など様々あり、その種類や程度は人によって違います。

– ココロ・精神的な症状 –

  • イライラする
  • 無気力
  • 欝っぽい
  • 集中できない
  • ボーッとしてしまう
  • なぜか泣きたくなってしまう
  • 怒りっぽくなる
  • 身近な人に八つ当たりしてしまう

 

– カラダ・身体的な症状 –

  • 腹痛
  • 腰痛
  • 頭痛
  • 乳房の張りや痛み
  • 肌荒れ、ニキビ
  • むくみ
  • 体重増加
  • 不眠
  • 下痢
  • 便秘

 

– 社会適応障害 –

  • 仕事がうまくいかない
  • 周りの人とのコミュニケーションがうまくいかない
  • 社会的に孤立してしまう

 

【参考データ】特に多くの方が感じる月経前症候群の症状例

月経前症候群の症状はかなりたくさんの種類があり、程度の差はあるにしろ、多くの女性がその症状に悩まされています。

イライラ・ストレス

生理前のイライラが止まりません ほんとに些細なことで異常にイライラしてしまいます 毎回毎回辛いです どうやってイライラを止めればいいですか? http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11161907261

このように、PMSの症状の中で最も多いとされているのが「イライラ・ストレス」です。

なんと全体の60%以上もの人がこの症状を感じています。生理が近付いてくると無性にイライラしてしまい、些細なことで口論してしまったり、身近な人に八つ当たりしてしまうということが多く見られようです。「最近イライラするからそろそろ生理がくるのかも・・・」と予測出来る人も少なくありません。

胃痛・腹痛・下腹部痛

月経前症候群(PMS)について 月経一週間前になると必ず、胃痛と吐き気、めまい。 そして憂鬱な気分になります。 以前、一度うつ病になったので、以前の様になるのが怖くて、 でも、その怖さにまた取り込まれそうで。。の繰り返しで 一週間会社を休んでしまった事もあります。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10141202840

生理の10日前くらいになると、女性ホルモンによる胃腸の動きの変化や自律神経の乱れが生じ始め、便秘になりやすい傾向が見られます。このことが胃痛や腹痛を引き起こす原因のひとつだとも考えられます。

下痢

生理のことに詳しい方いたらどなたか教えてください。私は月経前症候群の症状、下痢、下腹部痛、吐き気、イライラ、急に泣きたくなる等が2週間前からあるのにも関わらず、生理が来ません。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12148341042

生理に深く関わるホルモンとして、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」があります。
排卵から生理までの間は「黄体ホルモン」が多く分泌され、子宮の収縮を抑える働きをします。これが大腸にも影響し、多くの人が便秘傾向になるとされているのですが、この黄体ホルモンの分泌は生理直前になると減少し、それまで抑えられていた腸の働きが活発になることで今度は下痢を引き起こすとされています。また、生理前は精神的にも不安定になりがちですから、ストレスによる下痢の可能性も考えられます。

頭痛・頭が重い

毎月生理2週間前から 37℃代の発熱((平熱が35℃代 だるさ、頭痛がひどく 学校を休んだり、早退したりの 連続です。 母親も姉も、生理は比較的 楽なようなので全く理解してくれず また休むのか、また早退するのか と責められてしまい、自己嫌悪になり 軽く鬱状態で、本当にしんどいです。 何か月経前症候群の症状がマシになる方法はありませんか。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12147114117

PMSを経験している人の約40%が頭痛に悩まされています。その頭痛は大きく分けると「片頭痛」と「緊張型頭痛」の2つであり、「緊張型頭痛」は締め付けられるような頭重感や肩こり、めまいを伴うことが多く、「片頭痛」はズキズキと脈打つような痛みや、吐き気を伴う痛みが特徴です。

これらの症状が起こる原因として、「卵胞ホルモン」の分泌が減少し、同時に脳内物質である「セロトニン(不安感を軽減させる働きもあるもの)」の分泌も減少することで脳内血管の拡張が起こり、頭痛を引き起こすと考えられています。

眠気

月経前症候群の症状で眠気がひどくて困っています。 今年受験生なので勉強をしなければいけないのですが眠すぎて勉強が手につきません。生理の2週間ほど前から眠気の症状が出始めるので1ヶ月の半分がそのような状態で大変困っております。 いくら寝ても眠くて、どこでも寝れてしまうほど眠気がひどいです。 女性の方で同じような症状の方、どうやってこの眠気を乗り越えておられますか? いい方法があれば教えてください。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12150760652

人は体温が高いところから低くなるときに眠気を感じます。排卵~生理までの「黄体期」と呼ばれる時期は基礎体温での高温期にあたり、体温を上昇させる働きを担う「黄体ホルモン」が分泌されます。そのために夜になっても体温が下がりにくく、質の良い睡眠が取りにくくなってしまいます。その結果、「昼間でも無性に眠い」とういう状態になってしまうのです。

・胸の痛み・張り

月経前症候群??? 今までは、生理前10日前位から胸の張りや腰痛、腹痛が気になる位でした。 が今月低温期のまま生理は来ず、生理予定日から高温期に突入。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14142772879

黄体期は乳腺内の血管が広がったり、乳腺組織が変化しやすく、胸の張りやピリピリとした痛みを感じやすくなります。この胸の張りや痛みはPMS以外の原因で起こる場合もありますので、特に「しこりがある」、「形が変形した」などの症状が見られる場合は要注意です。早めに受診し、医師の診察を受けることをおすすめします。

吐き気

月経前症候群で悩んでいます。 一昨年から吐き気などの症状が出始め、超低用量ピルを服用しています。 しかし去年の半ばから少しずつひどくなってきて、 10月頃には水を飲むのも歩くのも辛 くなり、他にも情緒不安定になったり寝れなかったり 色々な症状が出てきました。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11140480211

生理前~生理前半にかけて体内で急激に増える物質として「プロスタグランジン」があり、子宮の収縮を促し、生理の経血を体外に排出しやすくするという働きをしています。これは子宮だけでなく胃腸の働きにも影響を与えるため、吐き気などの症状を引き起こしてしまうのです。

体を温めることでこの物質が過剰に作られるのを抑えることが出来ますので、PMSの中で吐き気が酷いというときには出来るだけ体を温かく保つことをおすすめします。

「黄体ホルモン」が子宮内や体全体の温度を上げることで熱やほてりを引き起こします。このとき、平熱より1℃以上高くなる場合は要注意。必要に応じて婦人科を受診し、相談してみましょう。また、ホルモンバランスを整えるハーブティーなどで対策をとることこもおすすめです。

【参考】妊娠初期症状と見分けるために(違い)

妊娠超初期症状と生理前の症状には似た部分が多く、判断が難しい場合があります。これを見分ける方法として、「毎日の基礎体温をつけておくこと」が最も有効です。生理開始予定日になると体温が低下し、低温期に入りますが、妊娠している場合は高温期が続いていきます。こうした記録をつけておくことで生理前の症状なのか、妊娠の症状なのかの判断がつきやすくなります。

また、「なんだかいつもの生理前の症状とは違うようだ」ということで妊娠に気付いたという人もいますから、普段から自分自身の体と向き合い、自分を知っておくということも大切です。

関連記事:妊娠超初期症状はいつから?生理前症状(月経前症候群)との違いは?

 

月経前症候群と上手に付き合うためには?

月経前症候群があまりにも酷い人の中には、気持ちが大きく滅入ってしまうことがあります。これはとても辛い状態ですから、あまり無理せずに専門家に相談しましょう。また、漢方薬や足ツボ、マッサージなどで軽減させることも出来ますから、自分に合った方法を試してみるのも良いでしょう。

ライフステージごとでも異なる

PMSに悩まされている人は多く、特に「30代」が1番症状が重いとも言われています。20代は胸の張りや頭痛などの「体の症状」が強く出やすい傾向にありますが、30代になるとそれに加えて攻撃的になる、不安定になるなど「心の症状」が顕著に。

仕事も私生活も忙しい時期が30代ですから、そうしたストレスが症状を悪化させる原因とも考えられます。

月経前症候群の対策・注意点

食べ物

以下の点に注意して食べ物を摂取してみてください。

  • 血糖値を急激に上げる食べ物(砂糖を多く含むものや果物など)を避ける
  • ゆっくり消化し、ゆっくり血糖値を上げる食品を選ぶ(穀類、豆類、いも類など)
  • 1日5、6回に小分けして食事を摂る

運動

軽い運動をして気分転換することも効果的。普段あまり体を動かす機会がない人は、ストレッチやヨガ、散歩など、無理のない範囲で始めてみましょう。

ストレス

PMSには日ごろのストレスも大きく関与しています。不調になるサイクルを把握し、出来るだけストレスを溜めないように工夫してみることも大切です。気分転換になるような方法を見付けておきましょう。

お酒やタバコなどの嗜好品(しこうひん)

お酒を飲むと体内のアルコールを分解するためにブドウ糖が消費され、体は低血糖状態になります。PMSの時期は低血糖になりやすく、飲酒することで更に拍車をかけてしまいます。また、タバコは血流を悪くして体を冷やし、PMS症状を悪化させてしまいます。PMSが強く現れる人はこうした嗜好品を控えるようにしてみましょう。

潜在性鉄欠乏性貧血

潜在性鉄欠乏性貧血とは、ふらつきや疲れやすさなどの貧血症状が現れる病気のことです。PMSの様々な症状はこの病気と共通するものが多く、この病気の人はPMS症状が人より更に辛く感じてしまうようです。

月経前症候群の治療法は?

月経前症候群の主な治療方法として、「薬物療法(対処療法、ホルモン療法、向精神薬)」と「非薬物療法(食事、運動、リラクゼーションなどによる生活習慣の改善)」があります。

薬の服用も選択肢の一つに

薬物療法のひとつとして、市販薬で改善を図ることも可能です。ゼリア新薬から販売されている「プレフェミン」はPMS専用の治療薬であり、お近くの取り扱い店から購入することが出来ます。また、痛み止め、抗不安薬、低用量ピル、ビタミン剤、整腸剤などで対処することも出来ます。
PMS症状が辛い場合、無理をしないで医師や薬剤師に相談してみましょう。

まとめ

辛い様々なPMS症状は、日常生活に大きな支障を来たすことが多々あります。その程度や種類は人によってまちまちであり、その都度変わることも。

生活習慣を変えることで改善できる場合もあれば、それだけではどうしても対処出来ない場合もあるものですから、無理をしないで自分に合った方法で乗り越えていけるよう、少し工夫してみることが大切です。

関連記事:妊娠超初期症状はいつから?月経前症候群(生理前症候群)との違いは?

 

 

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ライター紹介 ライター一覧

Konno

Konno

ライター/天然石アクセサリーアーティスト/飲食スタッフ/飲食スタッフ(パート)/2児の母親



普段は男女の双子を育てる子育て経験豊富なママライター。
ライターの他にも、天然石アクセサリーアーティスト・飲食スタッフ、としての顔も持つ。
これまでの育児経験をもとに鋭意執筆中。

【site】http://blog.goo.ne.jp/rukanata

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