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落ち着きがない子供の原因や症状は?性格?ADHD?違いは何?

 2017/08/26 育児
 
  • 他の子と比べて、ウチの子って落ち着きがないのかな?

そうお悩みのお母さんもいらっしゃるかと思います。子供は元気が一番だと分かっていても、買い物のときにうちの子供だけ落ち着きがないと、周囲の目線がどうしても気になってしまいますよね?

落ち着きがない行動は仕方がないことだと割り切ることも大切ですが、もしも発達障害が原因となっている場合は正しく接してあげないといけないケースもあります。

そこで今回は、落ち着きがない子供の接し方についてお悩みのお母さんに向けて、その原因や見分け方、対処法などをご紹介します。

落ち着きがない子供に見られる9つの原因や症状とは?性格や家庭環境が影響する?

落ち着きがない子供に対して大人はなかなか理解してあげることは難しいと思われるかもしれませんが、子供の落ち着きがない行動には特に特徴的な9つの原因と症状があります。どうしよう?と悩む前に、しっかりとそれらの症状を理解した上で正しく子供へ接してあげましょう。

1.そもそも集中力が続く時間が短い

集中力が続かなくて落ち着きがない子供は困るといった話は、昔から聞く話の一つですが、子供の集中力が散漫だとお出かけする際に勝手に道路へ走り出したりして危険ですし、お勉強や学校生活など不安も多くなりますよね。

では、実際はどのくらい子供の集中力は続くものなのか?幼児期の子供の集中力が続く時間は、年齢+1分ほどと考えられており、かなり短いことがわかります。小学生で15分ほど、中学生で30分ほど、高校生で45分ほどと言われています。また、大人でも長くて50分ほどで、もっとも集中力を高められるのは15分程度しかありません。

子供に「集中しなさい」とよく言いがちですが、実は大人もたいして集中力は続かなかったりします。ですから、子供の集中力が短いというのは、ある意味仕方がないこととも言えます。

一般的に集中力は7歳くらいまでに養われると考えられており、小学校の座って行われる授業が45分と定められているのはこういった背景があるからです。集中力を養ってあげるためには、幼児期の過ごし方がとても重要とされており、お母さんの接し方もそうですが幼稚園や保育園で過ごす時間も子供に大きく影響を与えます。ですから、ご家庭以外で過ごす保育園、幼稚園、学校などの施設はなるべく良い環境を選んであげることも大切になってきます。

2.好奇心旺盛(興味・関心が強い)

子供は赤ちゃんの頃から言葉を耳だけでなく、お母さんや周りの人のしゃべる口の動きを見て視覚からも覚えようとします。小さい子供のうちは脳が未発達ですから、まだまだこれから色々なことを覚えるために好奇心旺盛な時期がしばらく続きます。

小さい子供にとって何もかもが新しく見えているので、何にでも興味を示してしまい、言ったことをちゃんと聞いてくれない落ち着きがない行動をしてしまうことが多くなります。

他の子よりも落ち着きがないがなくて好奇心旺盛な子供は、危険な場所へいちもくさんに駆け寄ってしまうので、心配でお母さんは目が離せないですよね。ですが、裏を返せば知的な欲求が他の子よりも長けているということも言えます。

エジソンなどの有名な偉人たちも子供の頃は、落ち着きがなくてよくお母さんを困らせていたそうです。小さい子供の時期から色々な体験をすることで、成長したあとにそれがセンスとなってさらに個性が磨かれていきます。

物事を理解できる年齢になってくればお母さんの言うことをちゃんと聞いてくれる子供になりますよ。もちろん子供が危険な場所へ駆け寄ってしまう行動は止めなくてはいけませんが、理解できる年齢までは気長に見守ってあげましょう。

3.遊びたい欲求

子供は大人と比べてエネルギーが満ち溢れているため、その“はけ口”をいつも探しています。そのエネルギーを解消するためのはけ口は、遊びたい欲求へと変わってしまい、お母さんの状況など見境なく目線に入ったものに興味を示してしまいます。そして、体が勝手に動き出してしまうのです。

大人は義務教育などで協調性などが身についているため、周りの空気を読んで行動を抑制することができますが、小さい子供にはそれはまだ難しいもの。落ち着いてほしいときは、遊び道具などを子供の目に届かない場所に片付けるなどをすれば、遊びたい欲求を抑えてあげることができます。子供が過ごす環境によって、そのときの落ち着き具合はかなり変わってきますので、周りの環境に問題点がないかぜひ探してみましょう。

4.かまって欲しい(愛情欲求)

子供はかまって欲しいという愛情欲求が強いため、お母さんの注意を引いて落ち着きがない行動をすることがあります。場合によっては、お母さんの服を引っ張ったり暴れてぐずついたりすることもあるかもしれません。

家庭に赤ちゃんが生まれて新しい家族が増えたり、夫婦喧嘩が多いなど、子供にとって環境の変化や不安を感じる要素が多くなると、かまって欲しいという愛情欲求が強く働く傾向があります。

子供は小さいうちは一人では生きていけないので、家庭内で大きな変化が起きたり不安な気持ちが大きくなると愛情欲求も必然的に強くなるもの。こういった家庭内に大きな変化があった場合は、子供が愛情不足にならないように心のケアをしてあげましょう。

愛情欲求が満たされていない子供は、自分の居場所を見失ってしまうため、怒りっぽくなったりキレやすくなることが多くなると言われています。

また、子供を強く叱ったあとはそのまま放置せず、その後に「ごめんね」と言って子供を抱きしめるなどの愛情表現で心のケアをしてあげることも大切になります。子供にとって安心して成長できる環境は不可欠です。家庭内トラブルの少ない平穏な日常を過ごせる環境をづくりを心掛けていきましょう。

5.自分の思い通りにならない

お母さんがどんなに厳しくしつけをしたとしても、子供は家庭の中で一番に大事にされていると信じているため、自分の思い通りにならないとかんしゃくを起こすことがあります。

いくら言い聞かせても落ち着きがない行動がいつまでも続くので、お母さんを不安にさせて困らせてしまうかもしれません。ですが、こうした自分の思い通りにならないとかんしゃくを起こしてしまう落ち着きがない行動は“自我が芽生えてきた”という証拠でもありますので、実は喜ばしいことでもあるんですね。

お母さんが「ダメ」と言ったことを子供は自分の意見を押し通そうとして、全然言うことを聞いてくれない。だからお母さんは子供のことを強く叱ってしまうといったケースが多いようです。しかし、子供の自分の思い通りにしたいという欲求を無理に抑え込もうとするのも成長にあまりよくありません。

子供に自分の思い通りにしてはいけないという気持ちが働いてしまうと、意見をはっきり言えなくなったり、他人の意見を聞いて失敗すればその人のせいにするなど、責任感のない子供に育ってしまいます。また、失敗してしまうと子供の落ち着きがない行動もエスカレートしがちになるようです。

タイミングは難しいかもしれませんが、ときには子供の思い通りにさせてあげたり、ただのワガママだった場合は気分をうまくそらしていくなどの工夫をしてあげましょう。

6.ストレス

子供は大人のようにストレスを上手く発散できないため、落ち着きがない行動をとってしまうことがよくあります。勉強や習い事に友達との関わりなど、大人と一緒で子供にも小さいながらにコミュニティーを持っているため、それなりのストレスを抱えるていることがあります。何の理由もなくいきなり大声を出すとなどの落ち着きがない行動には、実は子供が何かしらのストレスを抱えている可能性があると考えて接してあげる必要があります。

また、子供のストレスにはおねしょやおもらし、ツメを噛むなどの身体的な症状がSOSのサインとして、目に見えて現れることもあります。こういったストレスをすぐに察知してあげるためにも、子供の話を聞いてあげていつもと様子が違うか、変化はないか観察し、上手く子供の抱えるトラブルを解決させてあげてくださいね。

7.絵本の読み聞かせ教育の影響

絵本の読み聞かせは育児に良いと聞いたことがあると思いますが、絵本に触れさせる機会が多かった子供は集中力が高くなるメリットがあると言われています。また、理解力や文字を覚える早さや創造力などにも影響するということなので、将来的に学業や就職などにも有利になります。

その上、本が好きな子供にさせてあげられることにもつながりますので、本を好きになってくれたら結果的に落ち着きのある子供になってくれるし教養も身についてきます。ドイツでは「本のない部屋は、魂のない身体のようなもの」と言われるほど本は身近な存在です。本を読むメリットは明らかに大きいので、本に触れ合う機会を積極的に増やしてあげましょう。

8.片付け・整理整頓の教育の影響

子供の落ち着きがない行動は、片付けや整理整頓などの教育が影響すると言われています。ですから、遊び道具を子供にやらせずにお母さんがいつも片付けている状況だとあまりよくありません。

遊び道具を分類別にして片付けさせてあげると、集中力が高められたり頭が良くなるといったメリットがあります。片付けや整理整頓は考えないとできないので、子供の時期から頭を働かさせてあげることは将来的に学業にも大きく役立ちますよ。習慣として身につけさせてあげることが大切になりますが、小さいうちはすぐにはできませんので、まずはお母さんと一緒に片付けてあげるところから始めていきましょう。

9.家庭環境による影響

家庭環境による影響と一概に言っても夫婦仲が悪い、不必要なしつけ、虐待、過干渉など、落ち着きがない子供を育ててしまう要因は様々です。また、言うことを聞かないのなら勝手にしなさいといった両極端な考え方も子供にとってよい影響を与えません。

その他に、衝動的に怒って自尊心を傷つけてしまった、お母さんがいつもイライラしているといったことも起因する場合もあるそうですので、注意しなくてはいけません。もしお母さんに悩みがあって子供にうまく接してあげられないのであれば、精神的な支えになりそうなパートナーや周りの人に相談してみたりして悩みを解消していきましょう。

少年犯罪や非行、うつ病などの二次障害も家庭環境が大きく影響すると言われています。うちだけは大丈夫だと過信してしまうのは非常に危険です。

落ち着きがない子供の原因がADHD(注意欠陥多動性障害)であることも

落ち着きがない子供の原因が、発達障害の一種「ADHD」である可能性もあります。ADHDの特徴や可能性などについて詳しく説明していきます。

ADHD(注意欠陥多動性障害)とは?

ADHDは、英語でAttention Deficit Hyperactivity Disorderの略で、注意欠陥多動性障害とも呼ばれており、以下の3つの症状が見られる障害のことです。

<ADHDに見られる3つの症状>

  1. 不注意・・・集中力がない、気が散りやすい
  2. 多動性・・・じっとしていられない、落ち着きがない
  3. 衝動性・・・順番が待てない、考える前に行動してしまう

以上の3つの症状は、小さい子供によくある行動でもあるため、周囲の人に障害として理解されづらい面があります。そのため、落ち着きがない困った子供だ、親のしつけがなっていない、などの誤解をされてしまうケースも多いようです。

ADHDの子供は知的な遅れがあるわけではありませんが、感情や行動をコントロールすることが難しいという特徴があります。そのため、年齢などに釣り合わない行動を多くとってしまったり、学業や社会生活に支障が出てしまうことがあります。

病気ではなく障害

ADHDはいくつかの制度において、病気と間違われることが多いようですが、生まれつきで脳の機能に遅れがある発達障害のことです。ですから、一般的に治療をすれば治る病気とは違って、子供としっかり向き合って気長に見守ってあげる必要があります。

ADHDを病気として認識してしまって治るものだと親が勘違いしてしまうと、子供にとってつらい気持ちにさせてしまうことがあります。ただ、ADHDは小さい子供によく見られる落ち着きがない行動が特徴であるため、障害であるかどうかの判断が非常に難しいです。また、知的障害を伴っていることも多く、我慢できない子、頑張って努力しない子と評価されがちです。

ADHDの原因についてはまだ詳しくわかっていませんが、現段階では遺伝や環境、先天的な脳の体質、脳の発達のアンバランスなど様々な要因が複雑に絡み合って発症すると言われています。

脳の発達のアンバランスについては、画像診断によって脳の発達が健常者の子供に比べて小さいことが分かるそうです。このようなADHDの子供は健常者の子供にはできることが、脳の発達のせいでできないことが多くなります。

お母さんに叱られてなおそうと頑張って努力しようとしているけど、脳の発達が影響しているせいで、ADHDの子供は言われたことがどうしても守ることができないのです。

いくら頑張って努力をしても脳の発達のアンバランスによる偏りによって、健常者の子供よりもできないことが多くなってしまいます。ですから、決して甘えて努力をしていないわけではありませんので、必要以上に叱らないよう心掛けてあげる必要があります。もしかすると、健常者の子供よりもたくさん努力をしているかもしれないのです。

周りの人やお母さんに叱られたりすると、自分のしている行動はダメなことなんだ、と自己肯定感を下げながらもこれからずっと生きていかなくてはいけません。いくら頑張って努力をしても叱られてしまうので、子供は悔しい気持ちになってしまい、自信も徐々に失わせてしまうのです。

小学生になっても落ち着かなければADHDの可能性が

子供によく見られる落ち着きがない行動は、個人差はありますが小学2年生(8歳前後)には減っていくと言われています。ただし、ADHDの行動で見られる不注意、多動性、衝動性が6ヶ月以上続いたり、家庭以外の学校生活や社会生活などでも多く見られる場合はADHDの可能性が考えられます。

ADHDによる落ち着きがない子供の行動は、親や先生でもなかなか言い聞かせられなくて手に負えない状況になりやすくなります。ADHDによる落ち着きがない子供の行動は、そういった状況に陥りやすいため、学校生活や友達との関わりに支障が出やすくなる傾向があります。また、そのような行動がエスカレートしてしまうと、二次障害による小児うつ病や心身症、非行、不登校などを起こすリスクも高めてしまう恐れがあるため、注意しなくてはいけません。

子供の落ち着きがない行動は性格や環境が原因となるケースも多いため、ADHDによるものかどうかはご家庭で判断することは困難です。そのため、「周りのこと比べてどうしてうちの子は言うことを聞いてくれないの?」と不安になって心に負担を抱えてしまうお母さんも多くおられるようです。

子供がADHDかどうか心配な場合は、各市町村の設けられた専門機関や児童相談所に相談してもらいましょう。こういった専門機関では、適切な療育や投薬、環境の改善、手厚いサポートを受けることができますので、落ち着きがない子供の行動を改善させてあげることが多いです。落ち着きがない子供に対して色々と詮索してしまっても、不安が募るばかりか改善を遅らせてしまうことにもつながりますので、まずは検討してみて相談しましょう。

ADHDの子に見られる特徴は?

幼児期から自閉症スペクトラム障害とADHDが行動で気づかれることがあります。一般的に学習障害の診断については、小学校に入学してから勉強が始まってからでないと難しいのが現状です。

ADHDは不注意、多動性、衝動性といった3つの症状が見られる障害のことですが、ADHDの子供の行動には以下の9つの特徴があります。

<ADHDの子供に見られる9つの特徴>

  1. すぐに迷子になる
  2. 宿題などの忘れ物が多い
  3. すぐに気が散る
  4. 約束や決まりごとなどのルールが守れない
  5. 動きが激しい
  6. 授業中でもじっと座っていることができず、歩き回る
  7. 座っているけど身体を常に体を動かしてしまう
  8. 整理整頓ができない
  9. 行動や感情を爆発させてしまう

以上のようにADHDの子に見られる9つの特徴は小さい子供にもよく見られる行動のため、ADHDと判断するのが難しいのも特徴です。ADHDは年齢とは不釣り合いな落ち着きのない行動として極端な傾向があり、長い期間続くことも特徴としてあります。普段の生活をおくるのに支障が出ている場合は、ADHDの可能性を考慮した上で、その後の対処をしていく必要があります。

また、子供がもしADHDだったら不幸なんじゃないかと思われるお母さんも少なからずおられるかもしれません。集団生活が求められる保育園、幼稚園、学校などにおいては、周りの子と比べて落ち着きなく過ごしていることに、かわいそうに思ってしまいかもしれません。ですが、その子にとっては必ずしも不幸というわけではありません。

一番不幸なことは、脳の特性をお母さんや周りの人たちに理解してもらえずに、いつも叱られ続けて自信を失ってまで社会生活を送らなくてはいけないことです。また、お母さんご自身が子供の落ち着きがないのは自分のせいだ、というように抱え込み過ぎたりするのは、子供の成長に悪い影響を与えてしまいますので注意してください。

しつけや教育などが原因ではないので親が抱え込み過ぎない

子供の落ち着きがない行動は、しつけや教育のせいにしてしまい、親が抱え込み過ぎてしまう傾向があるようです。ですが、ADHDの可能性もそうですが子供の落ち着きがない行動においては、親のしつけや教育が原因と結びつけることはできません。

子どもの成長とともに、落ち着きがなかったりかんしゃくを起こすといった行動によって周囲に迷惑をかけたり問題視されてしまうことも多々あるかもしれません。だからといって親が責任を感じてしまい、全てを抱え込み過ぎないように気をつけてくださいね。

また、周りの子よりも発達が遅れていると思ってしつけを強めてしまうことは、子供の成長にとってよくありません。落ち着きがない子供への接し方については、ADHDであろうとなかろうと同じように接してあげることは、非常に伝わりやすいということで、専門家の方には子供の成長に良いと言われています。

子供がADHDだった際に心掛けたい12の接し方

1.まずは「ADHD」自体を理解する

子供の落ち着きがない行動は、周りの人が見たら自分勝手でワガママな子供だと勘違いされるかもしれません。ですが、ADHDは脳の機能が周りの子供と比べて発達が遅れがちなだけの障害ですので、お母さんも周りの人と同じように勘違いをされては絶対にいけません。

周りの子供と違うということは、抜きん出た個性があるということですので、その個性を否定せずにしっかりと受け止めてあげてください。そうすれば子供も自信が持てるようになって安心して成長してくれますよ。

また、ADHDと診断された子供の中には、成長するにつれて症状が低減したりなくなったりする方も実際におられるそうです。ADHD自体を理解して子供の成長をしっかり見守ってあげることが、健やかな成長へと導いてあげられることになります。

親のしつけが悪いと勘違いされて、傷ついてしまうお母さんは少なくありませんが、相違打ったことではない、ということを、まずはお母さん自身が理解してあげてください。

2.攻めるのは無く受け入れてあげる

ADHDの子供は、学校の授業を受けることが難しかったりやお友達とのコミュニケーションも苦手な傾向があります。そのため、予期せぬ行為によって周りに迷惑をかけてしまったり、お友達との関係がうまくいかずケンカになることもあるかもしれません。そのことを強く攻められると自信を失ってしまったり緊張状態が続いてしまうと、ストレスを抱えやすくなります。

このときにお母さんは攻めるのではなく、子供の行為を受け入れてあげることが大切になります。受け入れるということは、本人に伝わりやすい形で自立への療育を行って、その行為を攻めるのではなくリカバリーする方法を身につけさせてあげることです。

子供を自立させてあげるためには、その子の個性や能力を伸ばしてあげることが重要です。そのためには、早めに適切な療育を受けさせてあげて、環境も整えなくてはいけません。子供の行為によってどのようなトラブルが起きるのかを予測しておき、攻めてしまって心を傷つけてしまわないようにしてあげましょう。

3.その子の「特性」を理解する

発達障害と一概に言っても、ADHDと重なってアスペルガー症候群や学習障害などの障害がいくつか現れることがあります。性格や年齢、環境の違いによって得意なこともあれば不得意なこともあるため、自分らしく成長しながら社会に適応していくには、その子の特性を理解して対処してあげることが重要になります。

ADHDの子供と向き合うことは、周りの子と比べて難しいと感じるかもしれません。ですが、現在は昔と比べてADHDという名称は広がっており、脳の機能が遅れることによって起きる発達障害ということも認識されています。
そういったことから、その子の特性を理解した療育による環境調整、ペアレントトレーニング、ソーシャルスキルトレーニングなどを学ぶことで、ADHDへの対処方法として改善させてあげることができます。

<ADHDを緩和させるための3つの療育治療>

[環境調整]

環境調整は、家庭や学校などでADHDの症状が出にくい環境づくりを目指します。集中力が続かない子供には机の周りに興味を引くような物を置かないようにしたり、忘れ物が多い子供には必要なものは玄関やドアの前などの通り道に置くといった実施を行っていきます。

片付けができない子供には、使った遊び道具を元の場所に戻しやすいように道具箱に工夫をしてみたり、視覚や聴覚が過敏な子供にはカーテンを引いたりヘッドフォンをするなどの実施をしていきます。

[ペアレントトレーニング]

ペアレントとは保護者を指しており、保護者の方がADHDへの理解を深めて子供との接し方や対処方法を学ぶためのプログラムです。言い聞かせを守らなかったときの注意の仕方やしてほしくない行動を減らす方法、自己肯定感を養ってあげられる褒め方など、具体的な場面を想定した子供との接し方を学ぶことができます。

[ソーシャルスキルトレーニング]

子供の特性を活かして学校や社会生活で必要な技術を習得していくためのトレーニングを行っていきます。ADHDの人は、相手の話を聞くことや順番を守る、あるいは怒ってはいけないなど、「望ましい行動」、「望ましくない行動」のルールを身につける必要があります。

ソーシャルスキルトレーニングでは、こういった学校や社会生活で必要とされるルールや行動のコントロール、人とのコミュニケーションなどをスムーズに身につけられるようにトレーニングが実施されます。

以上のようなADHDを緩和させるための3つの療育治療は、発達障害の専門の病院や児童発達支援事業所などで学ぶことができます。また、次でご紹介する専門機関へ相談してから案内してもらうのもいいですよ。

4.専門機関への相談する

ADHDは発達の遅れの障害ですが、早めに療育を始めて環境を整えてあげることで、早い段階で発達の遅れをフォローして手助けをしてあげられます。思春期のタイミングや投薬によって子供の症状に変化や改善が見られるといったことがありますので、早めに専門機関や病院で診てもらうことも大切です。

各市町村には自治体の窓口として、下記のような専門機関が設けられています。

  • 発達障害者支援センター
  • 発達障害情報・支援センター
  • 発達障害教育情報センター
  • 児童相談所

こちらの専門機関では、ADHDの子供だけでなくお母さんの精神的な支えとなる手厚いサポートもしてくれます。どうしていいのかわからない場合は、身近にある専門機関で相談してみましょう。

児童相談所などでは、知能検査や発達検査などを受けられることもありますし、ADHDについて相談することもできます。最寄りに児童相談所などがない場合は、電話での相談も可能なところもありますので、まずは気軽にお話を聞いてもらってみてくださいね。

もし、ADHDの可能性があるようでしたら、相談所で専門医を紹介してもらって適切な対処をしてもらいましょう。あまり難しいと考えずにまずは一歩踏み出してみて、ポジティブに子供と接してもらえたらと思います。

5.話を分かりやすく、視覚情報も活用する

言われた通りの行動ができない落ち着きがない子供は、難しい言葉や曖昧な表現では伝わりにくい傾向があります。何をすればいいのかを順番にわかりやすく、短い言葉を使って具体的に伝えてあげましょう。また、絵やチェックリストなどの視覚的な情報は頭に残りやすいので、うまく活用してみてください。

もし悪い点を注意する際は、時間を空けないでその場でなぜ注意されたのか?その理由をしっかり伝えて改善する方法も一緒に教えてあげてください。感情的になって怒ってしまっては逆効果ですので、お気をつけてくださいね。

6.叱らないで良い面を褒める

落ち着きがない子供は、叱らないで良い面を褒めてあげると自己肯定感が養われて周りの人に貢献できるという自信が芽生えてきます。逆に否定ばかりされると劣等感や孤独感を持ってしまい、自信を失って周りとの距離を遠ざけてしまうことがあります。

できるかぎり子供の良い面を見つけるようにして、積極的に褒めてあげたり、抱きしめるなど分かりやすい表現で示してあげましょう。特に子供が小さいうちはADHDかどうか関係なく、お母さんや周りの人から言われたことに対してすぐに判断して行動するのは難しいです。

この時期に叱られてしまうとパニックに陥って自信を失いやすく、心の深い根本から傷ついてしまうことがよくあります。自信を失わせることは子供の成長にとってよくありませんので、自信をつけさせてあげるための成功体験として、できたことはたくさん褒めてあげてください。

7.子どもが慌てても見守る

子供が慌ててしまっても、まずは見守ってあげてください。そして、子供が落ち着いてきたら対処してあげましょう。慌ててしまう原因は叱ったり思い通りにいかなかった場合に起きるようですので、あまり追い詰め過ぎないように気をつけてあげてください。そういう意味では、お母さんのほうも落ち着きのある行動が求められますので、一人の時間を作るなどをしてちゃんとご自身の心のケアをしてあげてくださいね。

8.感情的にならない

子供は周囲の人から影響を強く受けるため、お母さんが感情的だとお子さんも同じように感情的な子供に育ってしまいます。

不安という感情も子供にはしっかり伝わってしまうので、心配し過ぎるのも子供にとって良い手本とは必ずしも言い切れません。また、お母さんの怒った感情は子供の反抗心を芽生えさせたり、興奮状態に陥ってしまうことがあります。

そのため、平穏な環境を心掛けて笑顔で話しかけてあげることが大切になります。子供の個人差にもよりますが、真正面の位置で向き合って話しをすると、子供がストレスを感じることがあるようです。その場合は、斜めに座って向き合って話すことでリラックスして聞いてもらえやすくなりますよ。

9.善悪のルールは繰り返し教える

善悪のルールは子供が社会生活を送るために必要なことですので、繰り返し教えてあげましょう。「言ってもどうせ聞いてくれないから」という理由があったとしても、善悪のルールを子供に教えてあげないのは、子供の将来にとってあまりよくありません。

子供はちゃんと聞いていますし、頑張ってお母さんの言い聞かせを守ろうと努力しているけど、理解するのに少し時間がかかるだけなんです。落ち着きがない子供は一回だけでは理解することが難しい傾向があります。ですが、繰り返し教えてあげることでちゃんと伝わって理解もできるようになっていきますよ。

10.ときには「相手にしない」という選択も

子供が教えたことに対して落ち着きがない行動をした場合は、ときには相手にしないという選択も必要です。もちろん無視をするというわけではなく、子供に感情のコントロールをしてもらうという働きかけがとても重要になります。

そうすることで、静かに話すことを促して身につけさせてあげられることにつながります。ママ友と話をしているときに子供が会話に割り込んできたとしても、感情的になってその度に叱っていては子供はなかなか静かに話すことを覚えてくれません。そういった場合には、相手にしないという選択をして、子供に静かに話すことを促してあげましょう。

11.普段の過程で過ごしやすい環境づくりを

普段から遊び道具が片付いていなかったりやテレビがついていたりすると、目線に入って興味がそっちへ向かってしまうため、集中力の持続が難しくなります。特に大きい音や強い光といった外からの刺激に興味を示しやすい傾向があります。勉強やお話を集中して聞いて欲しいときは、子供が興味を引いてしまうものはできるだけ目線に入らないように遠ざけて、普段から集中しやすくて過ごしやすい環境づくりを心掛けましょう。

学校でもそういった情報を先生と共有することができれば、授業中などでも立ち歩いたりせずに集中してお話を聞けるようになっていきます。また、落ち着きがない行動をしてしまっても落ち着いた環境に身をおくことで、先生も安心して子供を休ませてあげることができるはずです。

そういった環境を学校でも整えてもらうためにも、先生にご協力の相談をしてみることも大切になります。

なお、普段からの心がけの一環でADHDの子供向けのサプリメントを利用するのも1つの手です。タブレット菓子のように甘くておいしいので子供も好んで摂取してくれやすいです。子供の落ち着きのなさを抑える役割として、国内初の専用サプリとして発売されている「コドミン」は、昨今増える落ち着きのない子供を持つご家庭のサポートしても人気ですよ。

関連記事:コドミンの効果が嬉しい![子供の落ち着きに悩むママ向けサプリ]

 

12.学校で過ごしやすくための支援・心掛けを

子供がADHDだとした場合、学校で平穏に過ごしやすくするために、以下のような支援や心掛けをしていきましょう。

  • 席は興味を引く窓側ではなく、先生に近い場所にしてもらいましょう。
  • プリントを配る係などその子の特性に合う役割を任せてもらって、できたことは褒めてもらいましょう。
  • 忘れ物をしないようにイラストや写真、文字などでチェックリストを作りましょう。
  • 置き傘など必要な道具は家と学校の両方に置くようにしましょう。
  • お友達の遊び道具を奪ったり突き飛ばしてしまう行為など、感情のコントロールが難しい理由は、発達障害による脳の特性であることをママ友に理解してもらいましょう。

このような支援や心掛けをすることで、子供は学校で平穏に過ごせるようになりますし、お母さんの精神的な負担も減らすことができます。

一般的な教育はみんなが同じ行動をさせることが要求されることが多いですが、しっかりと子供に合う基準を定めてあげることで先生も対応しやすくなります。また、担任の先生から子供が叱られてしまう回数も自然と減っていきますよ。そうすることで、子供は自信を失うこともなくなって自己肯定感を高めさせてあげることができます。

まとめ

今回は落ち着きがない子供の接し方についてお悩みのお母さんに向けて、周りの子との違いや原因、対処法などをお伝えしました。

落ち着きがない子供の育児はとても大変だと感じていると思いますが、あなただけではなく多くの先輩ママもその大変な育児を経験しています。ADHDが原因となっているかどうかは2、3歳くらいでは診断は難しいですが、結果がどちらにせよ育児が大変なのはみんな同じですからきっと大丈夫です。

何よりも子供を否定せずに育児を楽しむことが、落ち着きがない子供の接し方でもっとも大切なことになります。子供が小さいうちから周りの子と比べてしまい、心配になってしまうお気持ちはすごくわかります。周りの精神的な支えとなってくれるパートナーや児童相談所にも助けを求めながら、育児を楽しんで取り組んでもらえたらと思います。

 

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