• 赤ちゃんの心拍が『遅い』と言われた。

初めて妊娠した方はもちろん、既に流産経験などあれば一層不安に駆られてしまうものです。そこで、胎児の心拍が遅いと言われた際に

  • ママはなにをすべきなのか?
  • 心拍が遅いと言われた「他のママ」はどうしたのか?(体験談)

について以下よりお伝えしてきます。

胎児の心拍が遅い・弱いと言われたら?

診断時に胎児の心拍が遅い・弱いと指摘されることがあります。日本産科婦人科学会によると、1分間あたり「110~160回」の範囲内に入っていれば正常な心拍数とされており、この数値よりも低けれ心拍が遅い・弱い、と診断されます。

参考出典:C. 産婦人科検査法|18. 胎児心拍数モニタリング」|日本産科婦人科学会

次回の健診まで待つ・様子見

この頃の胎児の成長具合はお医者さんでも判断が難しいこともあり、次回に再検査を促されることもあります。そのため、ママ自身は心配な気持ちを抱えながらも次の検査まで待つ他ない、となりがちです。

早すぎる(6週目ごろ)と様子を見る必要も

妊娠6週目ごろの方だと「動き始めたばかり」のタイミング。動き始めのことはゆっくりめであることが多いので、特に6週目ごろに診断をされた方は次の検査まで待ってくださいね。

ママ自身が出来ることは?

良くも悪くもこの時期の赤ちゃんは判断が難しいデリケートな時期。そのため、次回の検査までにママが出来る1番は赤ちゃんの生命力を信じてあげることです。

お医者さんによって判断が異なる

また、別のお医者さんに診てもらっても良いでしょう。お医者さんのスキルや確認する機器によって判断に影響が出るのも事実です。かかりつけのお医者様の診断内容だけでは…となればセカンドオピニオンとして別のお医者様の意見を聞いて見ても良いでしょう。

[体験例]

私は8週のときに「心拍が足りない」と言われました。そして、「おなかがすごく張っているし、切迫流産だね」と言われ、すごく心配し、2週間後の診察が待ちきれず、別の病院を2件もはしごしてしまいました。
しかし、結局は別の病院で大丈夫だよと笑い飛ばされ、現在16週ですが、特に問題なく順調に育ってきています。
私は、ストレスがよくないと医者に言われたので、できるだけストレスを感じないように、のんびりとすごすことを心がけました。
あんまり、アドバイスになっていませんが、赤ちゃんが育ちやすいように、お母さんがゆったりとすごしているといいのかもと思います。

gumagumaさん|ベビカム

【体験例】心拍が遅いと言われてその後は?

心拍が遅いと言われたあと、妊娠生活がどうなったか?人それぞれ経過は違いますが、以下より体験例をいくつか取り上げてみたいと思います。

[無事出産まで進めた方]

友人ですが7wの時に、赤ちゃんの心拍数が遅いと言われていました。

心配していましたが、成長と共に心拍数も増え、無事に出産しましたよ。

出典:育児ママ相談室|妊娠中の気がかり|日常生活|ピジョン

うちの二番目も心拍がゆっくりと言われたことがあります。
不妊治療をしたからかな・・とも思いましたが、その後は正常になりましたよ。
赤ちゃんを信じてくださいね。

出典:育児ママ相談室|妊娠中の気がかり|日常生活|ピジョン

私も心拍数が遅めと言われましたが無事に出産できました。
赤ちゃんを信じましょう!!

出典:育児ママ相談室|妊娠中の気がかり|日常生活|ピジョン

[赤ちゃんを信じて待つ方]

はじめまして。20日に7週0日で心拍が確認できたのですが、心拍数を見ながら先生が、「もう少し欲しいな?普通は130?150あるといいんんんだけど。。。」と。私の赤ちゃんは114でした。私も昨年6週で第二子を流産して、約1年かかってやっと授かったのでとても神経質になっていて・・・。私も誰に聞いても、心拍数なんて言われたことがないっていうし不安で仕方がありません。昨日も1日めそめそしていました。でも、でも赤ちゃんの運命はもう決まっているんだから考えてもしかたがないこと。生命力を信じて待つしかないんですよね。本当に来週まで長くてつらいけど、同じ気持ちの人がいることを思い頑張りましょうね。全然励ましになってなくてごめんなさい。

出典:ばぶちゃん|ベビカム

[残念な結果になってしまった方]

やっとエコーで心拍が見えてすご
く嬉しいと思った瞬間にお医者さ
んに心拍が遅過ぎるから流産の可
能性が極めて高いと言われてしま
いました。そのまま仕事には戻ら
ず数日安静にしていましたが残念
ながら流産しました。

出典:同じく心拍が遅いと言われました。|妊娠・出産・育児|発言小町|YOMIURIONLINE

[ご自身が心拍が弱いと言われながら生まれた方のケース]

私がその赤ちゃんです。
母の話によると、初期に産婦人科で「死んでいるので手術を」と言われ、初めての妊娠にあきらめられず別の産婦人科へ受診し、無事私が誕生しました。
妊娠初期は赤ちゃんの生命力が大きく出る時期です。昨年出産した娘も6週くらいには切迫流産、その後切迫早産になり、危険な時期もありました。
可能でしたら、他の産院へ受診し判断を仰ぐのもよいかと思います。ちなみに昨年の妊娠時には分娩設備のない産院で受診したため3ヶ月目で転院?しましたが、特に問題なく受診記録や検査結果を引き継ぎされましたよ。
妊娠は不安との戦いですが、ストレスのないようお腹の子と過ごしてくださいね。

出典:同じく心拍が遅いと言われました。|妊娠・出産・育児|発言小町|YOMIURIONLINE

 

[参考]心拍が遅いと病気・障害・流産への影響は?

心拍が遅いと胎児の体力が低下が懸念され流産の原因となることも。ですが、特に妊娠初期時の流産はお腹の赤ちゃんの染色体異常が原因なので、ママは責任を感じ過ぎないようにしてください。お医者様の説明を聞いて、今後どうすべきか?を考えていきましょう。

心拍が遅い・弱いと言われても妊娠継続の例は多い

上記の体験談のように、人のよってその後の影響は異なります。残念な結果になってしまう方もいれば、順調に成長・出産まで進める方もいます。それくらいこの時期のお腹の赤ちゃんは判断が難しいデリケートな状況です。

ですが、体験談からもわかるように心拍が遅い・弱いと診断されても、その後妊娠継続になる例は多くあります。この時期はママに過度なストレスがかかること自体がお腹の赤ちゃんにとって大きな負担となります。ネガティブなことを考えすぎず、次回診断まで過ごしていきましょう。

赤ちゃんを信じ、ママは自身に出来ることに集中を

判断が難しい時期だからこそ、ママは赤ちゃんの生命力を信じてこの時期を過ごしてください。診てくれる先生の力量や機器にも影響されるため次回検査までは過度にストレスを感じ過ぎないようにしてくださいね。

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