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胎児の成長が早いけど大丈夫?急に大きくなる原因は?何か影響する?

 2017/09/22赤ちゃん
 
    胎児 成長

    胎児の成長が予定よりも早く、大きく成長していると『大丈夫なのか?』と心配にになるもの。

    早すぎるがゆえに『ダウン症になるのでは?』『ほかにもトラブルがあるのでは?』と心が休まらないママも多いと思います。そんなママに向けて,

    • 胎児の成長が早いときは大丈夫なのか?

    についてお伝えします。

    胎児の成長が早いこともある?原因は?

    胎児 成長 早い

    成長には個人差がある

    胎児の成長には両親の遺伝・DNAが深く関わるため個人差が大きいと考えられているため、平均以上に胎児の成長が早いこともあります。

    なお、妊娠初期(~15週までの期間)は胎児の成長の個人差が一番少ない時期。そのため、一度週数の確認をされてみてもいいでしょう。

    妊娠初期の胎児の成長は遺伝的な要素や子宮環境の影響が及ばない時期で、統計的に見ても大きな差がないことから分娩予定日を決めるために使われます。正規産でも出生体重が2500gの赤ちゃんもいれば4000gの大きな赤ちゃんもいます。

    生まれてくる赤ちゃんにも個人差は大きいので、胎児の成長の早さにも個人差はあります。

    もちろん胎児の成長の変化が少なくても心配する必要はありません。

    両親の生活の「質」も影響する

    胎児の成長は両親の遺伝・DNAからの影響に加え、近年では【両親の生活の質】も大きく影響することが明らかになってきています。

    つまり、卵子と精子が出会って新たな生命が生まれるときに、両親が普段から過ごしてきた生活や健康状態も胎児の成長に影響するということです。

    参考文献
    Message to parents: babies don’t “start from scratch”
    Parenting from before conception
    Parenting from before conception: Babies’ health doesn’t ‘start from scratch’ — ScienceDaily

    加えて、身長や胎盤の大きさも成長に影響すると言われています。

    ママの身長が高いと骨盤も大きくなるために胎児を支えることができるので大きく成長することが考えられます。また、ママの胎盤が大きいと栄養や酸素を胎児にたくさん届けることができるため、胎児が大きく成長する傾向もあります。

    胎児が週数より大きい原因は測り方の問題

    胎児の成長を確認する際は「胎児の大きさは検診する病院によって差があるため、正確な胎児の大きさはわからないもの」という理解をしておく必要があります。

    例えば、胎児の成長を確認する際に画面上に写っている胎児にクリックをして計測をしますが、このときに映る胎児の位置によって多少なりとも誤差が生じてしまいます。また、お年寄りのベテラン医師の場合だとクリックの計測が大きくずれて胎児の成長が早くなった、という勘違いもよくあるようです。他にも出産後も検診で測定した大きさと差があることも。

    そのため、週数の平均と比べて大きさが異なっても測した大きさはあくまでも目安と理解しておいたほうが良いでしょう。

    平均的な胎児の成長曲線

    出典:胎児計測と胎児発育曲線について – 日本産科婦人科学会

    胎児発育曲線から考える

    お腹の赤ちゃんが順調に育っているかどうか?を確認する胎児発育曲線は正常に生まれた赤ちゃんたちの妊娠中のデータをもとにして作られています。

    上下2本の線が示されていますが、その線の間に胎児の推定体重が入っているかどうか?で、正常に育っているかどうかの目安を確認できます。(あくまでも目安のため、正常な胎児の発育を判断する際は必ず医師に確認してください。)

    妊娠1ヶ月

    妊娠1ヶ月は妊娠0~3週目の期間を指します。赤ちゃんの大きさはわずか1mm、重さは約1gほど。

    精子と卵子が出会い受精して卵管で受精卵となるのが妊娠2週目頃。この受精卵が約3日間かけて分割を繰り返しながら子宮へ移動して、妊娠3週頃になると子宮内膜に着床して妊娠となります。妊娠3週末頃にはエコー検査では確認ができないほど小さいですが、重要な器官のもとになる心臓・肝臓・中枢神経などの組織が作られます。

    妊娠1ヶ月の時期はお腹の赤ちゃんのことを胎児ではなく胎芽(たいが)呼ばれます。

    妊娠2ヶ月

    妊娠2ヶ月は妊娠4~7週目の期間を指します。赤ちゃんの大きさはおよそ12mm、重さは約4gほど。

    エコー検査の画像では胎嚢(たいのう)と呼ばれる1cmほどの大きさの胎児を包む袋を確認できるようになり、妊娠6週目を過ぎる頃には胎児の心拍を確認することもできます。

    妊娠2ヶ月ごろは胎児がもっとも急成長する期間。そのため、月経の遅れ・体のだるさ・胸の張りなどの体調の変化を感じることで妊娠と気づく妊婦さんが多い時期でもあります。

    妊娠7週頃になると神経細胞の脳や脊椎をはじめ、心臓や内蔵、頭・目・耳・口・鼻も作られはじめて手足のもとができてくる時期。

    加えて、胎児が奇形や機能障害などの危険性リスクが高い時期でもあるため、薬・放射能・ウイルスなどの影響を受けないように十分に注意してください。

    妊娠3ヶ月

    妊娠3ヶ月は妊娠8~11週目の期間を指します。赤ちゃんの大きさはおよそ9cm、重さは約20gほど。

    妊娠8週からは胎芽から胎児と呼ばれるようになり器官形成期になります。胎児は頭・胴体・手足が発達し、おでこ・顎・まぶたも急速に成長が進むため人間らしい顔立ちとなり、2頭身から3頭身に成長していきます。

    脳や心臓は形が完成し、内臓の形ができあがって腎臓機能が発達するために羊水を飲んでおしっこを排出するようになります。また、羊水の中では活発に体を動かすようになってくる時期です。

    加えて、母体から赤ちゃんが栄養や酸素を受け取るための胎盤が作られはじめてきます。妊婦さんのつわり症状は、妊娠7週~9週あたりがもっとも酷くなる傾向があり、この時期はほとんどのママが母子手帳を貰っているタイミングにもなります。

    妊娠4ヶ月

    妊娠4ヶ月は妊娠12~15週目の期間を指します。この時期の赤ちゃんの大きさは約16cm、重さは約100gまで成長します。

    妊娠12週頃になると骨格の大部分ができ上がり、頭・胴体・手足がしっかりと識別できるように。また、心臓や肝臓などの各器官も機能しはじめるようになります。

    妊娠13週頃には筋肉も急速に発達して手や足を自由に動かせるようになるため、検診では胎児の様々な動作を確認することができます。また、妊娠4ヶ月頃から生殖器が作られはじめるため、もう少しが性別がわかるようになります。

    妊娠15週頃になると母体から栄養と酸素を受け取るための胎盤が完成し、赤ちゃんへ血液を通じて送られるようになるため、妊婦さんは普段から十分な鉄分や葉酸を摂取するように心がけてください。また、この時期を境に流産の危険性リスクが低くなる安定期に入ります。

    妊娠5ヶ月

    妊娠5ヶ月は妊娠16~19週の期間を指します。この時期の赤ちゃんの大きさは約25cmほど、重さは約250gほど。

    お腹のふくらみも目立ちはじめる頃で、骨格と筋肉がさらに発達してきているために羊水の中で手足を伸ばす・首を振る・体が一回転する、など活発に動くようになります。そのため、早い方だと16週目には胎動を感じられることもあります。胎動はお腹の中でくるくると動いている感覚がありますよ。

    顔や体に皮下脂肪がつくため体型も少しふっくらとしてきて全身に胎毛という産毛も生えてきます。脳や耳も発達してママの声が聞こえてくる時期なので、お腹の赤ちゃんにたくさん話しかけてリラックスさせてあげましょう。この時期は3ヶ月間ある安定期の1ヶ月目となるため、つわり症状も治まってきて体調を崩すことも少なくなります。

    妊娠6ヶ月

    妊娠6ヶ月は妊娠20~23週の期間を指します。この時期の赤ちゃんの大きさは約30cm、重さは約650gほど。

    赤ちゃんの骨格や筋肉がさらに発達し、羊水の中で胎児は活発に動くようになるため胎動を感じる妊婦さんも多くなる時期。胎児が子宮の壁を蹴ることもありますので、より強く胎動を感じることもあります。

    妊娠6カ月目に入れば、お腹の赤ちゃんは聴覚がほとんど完成しているため、ママの声・心音・外の音も聞こえるようになっています。また、五感が発達しているため、音や光に反応するようになります。皮下脂肪が形成されて皮膚が黄色っぽくなり、手の指に爪ができはじめ、まつげもはっきりとしてきます。

    妊娠7ヶ月

    妊娠7ヶ月は妊娠24~27週の期間を指します。この時期の赤ちゃんの大きさは約35cm、重さは約1000gほど。

    脳が急成長して前頭葉が大きくなることで自分の意思によって体の向きを変えるなど、自分の考えで体の機能を動かせるようになります。また、性別がわかるのはこの時期になります。

    皮膚が赤くなる・しわも多くなる・足の指に爪ができはじめる・まばたきもできるようになる、など体の形成に必要な器官のほとんどができがる頃。また、肺もいよいよ完成へ近づいてきます。

    妊娠8ヶ月

    妊娠8ヶ月は妊娠28~31週の期間を指します。この時期の赤ちゃんの大きさは約40cm、重さは約1500gほど。

    いよいよ妊娠後期。心臓・腎臓・骨髄など外の世界を生きていくために必要な機能がほぼ完成して大人並みになっており、外に出て呼吸するための練習もしはじめるようになって体も一段と大きく見た目も新生児とほぼ変わらない状態になります。

    安定期が終わるこの時期は妊娠前と比べ、子宮の重さは約20倍、容量は800倍にもなるため子宮が心臓や肺を圧迫することで動機が起きることもありますので注意が必要です。赤ちゃんの聴覚はこの時期にはほとんど完成していますので同じ音楽を一緒に楽しむこともできますよ。

    妊娠9ヶ月

    妊娠9ヶ月は妊娠32~35週の期間を指します。この時期の赤ちゃんの大きさは約45cm、重さは約2000gほど。

    発育の最終段階に入る時期。赤ちゃんの大きさは羊水の中で回転できないぐらい大きく成長しており子宮内での赤ちゃんの占める体積の割合も大きくなっていきます。

    35週頃になると肺の機能が完成・皮膚の赤みが消えはじめる・皮下脂肪が増えることで目立っていたシワも減って張りが少しずつ出てふっくらとと丸みを帯びてくる・髪の毛や爪も伸びてきている、という状況。そのため、外見的には新生児との違いがないくらいに成長しています。

    妊娠10ヶ月

    妊娠最終月の10ヶ月は妊娠36~39週の期間を指します。この時期の赤ちゃんの大きさは約50cm、重さは約3000gほど。

    胎児の心臓や呼吸器などの器官は成熟してるため、この時期に生まれても体温調整や呼吸をすることができる状態です。

    胎児は頭を下にし、あごをと両腕を胸につけ、両ひざをお腹に引き寄せて、いつ生まれてもいい姿勢をして出産の準備を待っています。

    お産の準備が整う月で、いつお産がはじまってもおかしくない時期なので、できるだけ早めに入院の準備をしておきましょう。

    胎児の成長が早いことで考えられる影響

    胎児 成長 影響

    予定よりも早く生まれる?

    胎児の成長が早いからといって予定よりも早く生まれることはありません。ただし、赤ちゃんが大きすぎるとお腹の筋肉が伸びるために微弱陣痛になることがあります。

    なお、微弱陣痛を繰り返して予定日を過ぎたとしても心配する必要はなく、医師の判断とご本人の意思により決められますが、陣痛促進剤を処方することで陣痛を起こすこともできます。

    性別に影響?男の子が生まやすい?

    「週数より大きいと男の子が生まれやすい」このような情報をネットなどのSNSで聞いたことがある人は多いと思いのではないでしょうか?

    ですが、胎児の成長が早いことが性別に影響するという根拠は全くありません。性別は受精した時点で決まると考えられています。

    出生体重が大きめになる?

    胎児の成長スピードと出生体重の関係性は確認されていません。

    なお、出生体重は両親の遺伝的な要素や妊娠中の食生活が影響すると考えられています。

    ママが妊娠糖尿病の傾向に?

    胎児の成長が早い場合、医師から妊娠糖尿病(※1)の傾向があると診断されることもあります。

    (※1)実際に検査してみると妊娠糖尿病などのトラブルは全くないことも多いので医師によって判断が異なるようです。

    胎児の成長が早いとダウン症や障害、病気を持って生まれやすい?

    胎児の成長が早いことでダウン症などの障害や病気を持って生まれやすいということはありません。

    ダウン症は臓器の異常があることが多いため、逆に成長が遅くなる傾向があると考えられていますが、個人差がありますので一概に断定はできません。(詳しくは後述する「【参考】妊娠初期に胎児の成長が遅いとダウン症に影響?」をご参照ください。)

    また、病気はあまりにも早すぎたりした場合には考えられますが医師から何も指導がなければ問題はないと考えてよいでしょう。どうしても心配という場合、かかりつけの医師に相談してみてください。

    神経管閉鎖障害 葉酸

    なお、胎児が健やかに成長するためにこの時期妊婦さんが摂取しておきたいのが葉酸です。

    お腹の赤ちゃんの成長が著しい妊娠初期時に葉酸が不足すると無脳症や二分脊椎など、先天性異常のリスクが高くなることが分かっており、厚生労働省からも妊活中の女性や妊娠初期の妊婦さんには葉酸の摂取が推奨されています。

    厚生労働省

    出典:厚生労働省

    葉酸は緑黄色野菜などの食材にも含まれて入ますが、妊娠時に必要な1日の葉酸量は普段の食事だけで補うことが難しいため、厚生労働省でも妊娠1ヶ月前から妊娠3ヶ月までは普段の食事から摂取できる葉酸に加え、付加的に1日400μgの葉酸を食事以外の栄養補助食品(葉酸サプリ)で摂取することを推奨しています。

    参考出典:厚生労働省「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について」
    参考出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」
    参考出典:葉酸普及研究会

    • 日本の先天性異常のリスクはアメリカの8倍!

    例えば、アメリカやイギリスでは葉酸摂取によって、胎児神経管閉鎖障害の発生は、この10年間で約10分の1に減少した。一方、日本では、葉酸摂取の重要性の啓発に対する効果が未だ見受けられず、この10年間で胎児神経管閉鎖障害の発生率は漸増し、アメリカの8倍、イギリスの6倍となっているのが現状である

    出典:葉酸摂取による胎児異常発生予防|日本産婦人科医会

    なお、日本産婦人科医会によると日本では葉酸の重要性への理解が進んでおらず、その影響でアメリカの8倍、イギリスの6倍も先天性異常が発生している現状となっており、葉酸への理解が少ない現状が大きく心配されています。そのため、特に妊娠初期は葉酸不足にならないよう、この時期に必要な葉酸量をサプリから補ってください。

    ▼ 必要量の葉酸を摂取するならこちらがおすすめ! 

    妊娠初期に摂りたい葉酸サプリおすすめランキング|先輩ママも愛用!

     

    【参考】妊娠初期に胎児の成長が遅いとダウン症に影響?

    ダウン症の赤ちゃんの特徴として体の部位に何らかの異変が見られます。特に多いのが首の太さと手足や指の短さなど。

    そのため、胎児の成長が遅いとダウン症かも?と考えてしまい方もいますが、体の大きさや成長具合には個人差があるのであくまで判断材料の1つでしかない、と考えておきましょう。

    胎児の成長速度はその子の個性によるもの/まとめ

    胎児の成長が早いと何か悪い影響があるのでは?と心配されるかもしれませんが、かかりつけの医師から何も言われないということは順調に成長している証拠です。

    元気な赤ちゃんに早く会うためにも、体調を崩さないように気をつけてお過ごしください。

     

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