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妊娠12週目、つわりは落ち着く?お腹の大きさ・膨らみは?

 2017/03/29妊娠初期
 

    妊娠11週目を過ぎ、妊娠12週目に入るとつわりも落ち着き、流産の可能性も大きく減少。徐々に気持ちにゆとりを持ちながら過ごせるようになります。お腹の大きさや膨らみも目立ちはじめ、お腹の赤ちゃんに対より意識し出してきます。

    そんな妊娠12週目の妊婦さんに向けて、

    • 12週の症状やつわりの具合
    • お腹の赤ちゃんの様子や症状
    • 12週に心がけたい過ごし方

    についてお伝えします。

    妊娠12週目、お腹の赤ちゃんの大きさ・成長

    大きさ・体重

    お腹の赤ちゃんの大きさは60~70mmほど、体重は約15~20gまで成長します。赤ちゃんの成長ペースは1日約1.5mmでしたが妊娠12週目からは少し緩やかになります。

    各器官が活動

    心臓・腎臓・肺・脳などをはじめ、肝臓・脾臓など消化器官も機能が開始されます。また、膀胱も発達しているので羊水を飲んでは排泄という呼吸の練習が繰り返し行われるようになります。

    口周りでは声帯が発達し産まれた後に泣く準備もできてきます。また、乳歯のもとも作られはじめ、鼻と口から肺までの気管が発達するため呼吸しているかのように見えるなど活動的に。加えて耳の形も整ってきますが、まだ音を感じることはできません。

    赤ちゃんっぽさが出てくる

    眉毛やまつげ、産毛なども生えてきて透明だった皮膚も不透明になり丈夫な皮膚に近づき、見た目にも赤ちゃんぽさが出てきます。

    【参考動画】妊娠12週目のエコーの様子

    赤ちゃんの性別・胎動確認はまだ

    性器の形成が始まっている時期ですが、確認はエコーでの目視のため赤ちゃんの向きや体勢によって性器が隠れて見えないことがあります。そのため、ハッキリとした性別の確定ができるのは妊娠18~19週くらいとなります。また、胎動の確認ももう少し先になります。

    妊娠12週目、妊婦さんの症状・変化

    お腹の膨らみ

    お腹の膨らみがよりわかりやすくなります。妊婦さん向けの部屋着(マタニティルームウェア)マタニティパジャママタニティインナー(下着、ブラなど)を準備してお腹をリラックスさせましょう。代用としてワンサイズ大きいウェアを着ても大丈夫です。

    胎盤が完成

    妊娠12~15週までに胎盤は完成し、基礎体温の低下やつわりの治まりにも影響します。

    子宮底長

    子宮が大きくなり子宮底長が測れるようになります。子宮底長は妊婦さんにとってのお腹のふくらみの一番上の部分で、逆さになっている赤ちゃんにとっての底の部分から恥骨までの長さのこと。子宮底長を測ることで妊娠週数の確認や赤ちゃんの発達具合がわかります。なお、いまではエコーで大きさが測れるため最近は子宮底長を測らない病院もあります。

    便秘・頻尿

    子宮が大きくなることで周辺にある膀胱が圧迫されて便秘・頻尿気味に。便秘は食物繊維の多い食事を摂り、頻尿は膀胱炎の危険があるので我慢せずトイレに行きましょう。

    おりものの変化

    膣内に細菌を入れないよう、おりものの量が増えてくる時期。おりものシートを使って清潔を保ちましょう。

    肌トラブル(ニキビ・かゆみ・シミ・乳首の黒ずみ)

    妊娠すると新陳代謝が活発になり皮脂が過剰に分泌されるため肌トラブル(ニキビ・かゆみ)が起きやすいため、お風呂に毎日入り清潔を保ちましょう。また、女性ホルモンの色素沈着作用によって乳首や乳輪が黒ずんだり顔や肌などにシミができやすくなります。なお、この時期の肌トラブルは出産後には元に戻りますので気にする必要はありません。

    頭痛

    頭痛がひどいときは横になる・お仕事を休むなど体を休めてください。また、この時期は市販の薬は避け、薬が必要ならかかりつけの医師に診てもらい、妊娠中でも飲める薬を処方してもらいましょう。

    腰痛

    リラキシンというホルモン影響で骨の力が弱くなり筋肉に大きな負担がかかります。特に子宮が大きくなるにつれ腰周りの負担が増えるので腰痛に悩む妊婦さんは多くいます。

    鉄欠乏性貧血

    妊娠中は胎盤を通じて多くの鉄分がお腹の赤ちゃんの発育に使われるため鉄欠乏性貧血になりやすく、めまい・動悸などの症状があらわれます。鉄分不足にならないよう食事や鉄分サプリ、医師から鉄剤などを処方してもらうなど、鉄分を補給してください。

    妊娠12週はつわりが落ち着く

    個人差はあれど妊婦さんは妊娠12~16週にはつわりが治まります。気持ち悪い・ツラいと感じてたつわりから解放される時期です。

    基礎体温の低下

    基礎体温が低下しますが、これは胎盤が完成に近づいている証。言い換えれば、もうすぐ安定期を迎える兆候ですので安心してください。なお、胎盤の完成が近づくにつれ、つわりも治まるようになります。

    妊娠12週は流産の確率が大きく低下

    自然流産の80%は妊娠12週目までに起こる初期流産(胎児側に問題がある流産)。12週目以降の後期流産は20%ほどに大幅に低下します。

    腹痛・出血に注意

    12週目からは母体の問題が影響します。腹痛や出血が見られた場合、流産の可能性があるので早めにお医者様に診てもらいましょう。

    切迫後期流産に注意

    妊娠12~21週目の間に出血・下腹部の痛み・張りなどがあり、以下いずれかが原因とされます。

    [子宮筋腫]
    子宮筋腫によって血管が圧迫され、お腹の赤ちゃんへ十分な栄養を送ることができない・血流が悪化して子宮収縮を引き起こす、などが起こり流産の原因となります。子宮筋腫は35歳以上の女性の15~30%に子宮筋腫があるといわれるので、高齢出産の方はご注意ください。

    [子宮奇形]
    子宮の形に先天的な異常がある子宮奇形、必ずしも問題が起こるというわけではありませんが、奇形の影響で血流障害が起こり、受精卵の着床や発育が妨げられることが流産に影響するといわれています。

    [子宮頸管無力症]
    数百人にひとりの割合起こる子宮頸管無力症。胎児が大きくなることで宮頸部が開き、流産や早産につながります。

    [絨毛膜羊膜炎]
    妊娠中に免疫力が落ちることによって子宮の赤ちゃんが入っている袋を覆う卵膜に細菌が異常感染・増殖してしまい流産につながります。

    [過度のストレスや運動]
    過度のストレスや激しい運動は流産の原因になることがあるためご注意ください。

    感染症による流産に注意

    妊娠中は母体の免疫力が低下してるので、カンジダ・性器ヘルペス・性器クラミジアなどの感染症には特に注意。感染症にかかると流産・早産・出産時の感染など母子ともに危険が及びます。なお、感染症にかかると、おりものが多い・かゆみがある、など異変がでやすいので分かり次第に医師に相談しましょう。

    他にも以下の感染症には注意してください。

    [感染症]

    • B型肝炎ウイルス
    • C型肝炎ウイルス
    • 梅毒
    • 風疹
    • はしか
    • 水疱瘡
    • トキソプラズマ
    • りんご病
    • リステリア菌
    • 尖圭コンジローマ
    • 淋病
    • HIV感染症
    • HTLV-1

    中絶できる?

    妊娠12週からは中期中絶になり妊娠22週未満なら人工中絶は可能です。費用については病院によって差はありますが20~50万円ほど。妊娠週数が進んでいるほど費用は高くなり母体へのリスクも高くなります。また、役所への死産届の提出、火葬、納骨などの諸手続きも必要となります。やむをえない事情が無い限りは中絶は考えず、お腹の赤ちゃんの無事出産だけを考えてくださいね。

    参考出典:中期中絶|山手大塚レディスクリニック

    妊娠12週目で心がけたい過ごし方

    1.食生活

    つわりが治まる一方、食欲が出て食べ過ぎる傾向があります。摂取する栄養が偏ると赤ちゃんの発育にも影響するのでバランスの良い食生活を心がけてください。赤ちゃんの発育のために摂取したい栄養素はたんぱく質・カルシウム・鉄分・葉酸など。また、温野菜・スープ・生姜などを取り入れ、身体を冷やさない食事もおすすめです。

    2.体重管理

    つわりが落ち着きはじめると反動で食欲が増し食べ過ぎになることがあります。食べ過ぎによる体重増加は腰痛になりやすく、また、急な体重増加は妊娠高血圧症候群に影響し、母子ともに危険な状態に陥ることがあります。食べ過ぎには注意して、適度な運動を心がけて体重管理を意識してください。

     関連記事  妊娠中の体重管理のコツは?ストレス無くこの時期を乗り超える方法

    3.アルコール・たばこ・カフェインは控える

    アルコールやニコチンなどの成分は分子量が小さいため胎盤を通じて赤ちゃんに届いてしまいますのでこの時期は厳禁。また、カフェインも生まれてくる赤ちゃんの夜泣きに影響するので控えてください。なお、副流煙も同様のため、パパが喫煙者なら場所を変えてもらう・禁煙してもらうなど相談してください。

    4.市販薬は控える

    市販の薬は避け、お医者さんでは妊娠中であることを医師に伝えた上で安心できる薬を処方してもらいましょう。

    5.健診内容が変わる

    妊娠12週目になると健診回数が1~2週間に1回から月1回に変わり、経腟エコーから腹部エコーに切り替わります。

    6.出生前診断・妊娠初期スクリーニング検査

    妊娠12週目に出生前診断を受けるとダウン症や染色体異常かどうかを調べることができます。こうした調査は胎児ドック・胎児スクリーニング検査・胎児診断とも呼ばれ、コンバインドテストや母体血清マーカー検査(染色体異常のあるリスクを推定する検査)等を行います。

    参考出典:出生前診断・胎児診断・胎児ドック |広尾 峰岸産婦人科

    受けるかどうかは?ご夫婦の考え方によるのでお互いの話し合いのもとで判断し、どんな結果が出ても向き合える気持ちを準備しておきましょう。なお、出生前診断を受けるか?のカウンセリングが受けられる病院もあるので相談しても良いでしょう。費用は、1万~20万円と病院や診断方法によって差があります。

    7.パパに相談

    妊娠中で疲れているときはパパに頼って掃除や洗濯などの家事を手伝ってもらい負担を減らしましょう。また、健診に付き添ってもらい一緒にエコーで赤ちゃんを見る、先生の話を聞くなどは父親としての自覚を芽生えさせます。

    8.お腹を圧迫しない

    普段着がお腹を圧迫し出す時期、マタニティウェア、マタニティインナー(下着)などゆったりした服を着用しましょう。なお、下着を選ぶときは伸縮性と吸湿性・保湿性の優れた下着を選ぶこと。妊娠周期が進むとサイズが合わなくなることがあるため、臨月まで使えることを前提に伸縮性のある下着を選ぶと安心できます。綿100%よりもポリエステルやナイロン、混紡などの素材のほうが伸縮性があり、吸湿性や保湿性がある下着を選んでおくと妊娠中の冷えや汗をかきやすい時期も安心して過ごせます。

    9.寝る姿勢

    お腹が大きくなり、寝返りがうちにくくなると腰痛を悪化させることがあるので寝る姿勢に注意してください。おすすめは、身体の左側を下にして横になり、右足は軽く曲げ、左足を真っ直ぐに伸ばすシムスの姿勢。抱き枕があるとこの姿勢をキープしやすいです。

    10.転倒に注意

    お腹が膨らみ始めると足元が見えづらくなるので転倒には注意してください。また貧血・立ち眩みによる転倒も同様に注意しましょう。

    11.マタニティブルー

    妊娠や産後に不安を感じて気分が落ち込むマタニティブルーもこの時期に起こりがちな現象の一つ。マタニティブルーはホルモンバランスの乱れによって起きると考えられている症状です。妊娠や出産についての知識を学んだり、周りのママ友や出産経験のある知人に相談してみることで緩和されやすいのでおすすめ。また、マタニティ向けのアロマテラピーは女性ホルモンを整える効果が期待できるので試してみても良いでしょう。

    12.妊娠線のケア

    お腹が大きくなる前のケアが妊娠線の予防につながります。妊娠12週目はちょうどお腹の大きさに変化が出やすい時期。ぜひこのタイミングで予防ケアをはじめましょう。予防には、肌に潤いを与え(保湿)柔らかい状態にしておくことが重要です。毎日のお風呂上がりにクリームやオイルを塗って保湿しましょう。妊娠線は産後は目立たなくなりますが、出来てしまうと完全には消えません。最小限にくいとめるためにもいまから継続して保湿しましょう。

     関連記事  妊娠線が気持ち悪い、ひどすぎる!消す方法としては何がおすすめ?

    13.セックスは控えめに

    妊娠の経過に問題はなく、腹痛・出血・切迫流産などの心配がなければ可能ですが、精液には子宮を収縮させる成分が含まれているので必ずコンドームを使用してください。また、お腹を圧迫させる激しい動作は避け、お腹に違和感があればすぐに中断して医師に相談してください。

    14.高齢出産の場合

    高齢出産は出産のリスクが高まる傾向にあるため、マメに診断を受けましょう。妊娠初期から週に1回は診察を受けるようにしてください。詳しくは「高齢出産のリスクと対策・気を付けること。35歳からの出産へ向けて」もご参考になさってください。

     

    15.葉酸を摂取して赤ちゃんの神経管閉鎖障害リスクを減らす

    葉酸 神経管閉鎖障害

    なお、胎児が健やかに成長するためにこの時期妊婦さんが摂取しておきたいのが葉酸です。

    お腹の赤ちゃんの成長が著しい妊娠初期時に葉酸が不足すると無脳症や二分脊椎など、先天性異常のリスクが高くなることが分かっており、厚生労働省からも妊活中の女性や妊娠初期の妊婦さんには葉酸の摂取が推奨されています。

    厚生労働省

    出典:厚生労働省

    葉酸は緑黄色野菜などの食材にも含まれていますが、妊娠時に必要な1日の葉酸量は普段の食事だけで補うことが難しいため、厚生労働省でも妊娠1ヶ月前から妊娠3ヶ月までは普段の食事から摂取できる葉酸に加え、付加的に1日400μgの葉酸を食事以外の栄養補助食品(葉酸サプリ)で摂取することを推奨しています。

    参考出典:厚生労働省「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について」
    参考出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」
    参考出典:葉酸普及研究会

    • 日本の先天性異常のリスクはアメリカの8倍!

    例えば、アメリカやイギリスでは葉酸摂取によって、胎児神経管閉鎖障害の発生は、この10年間で約10分の1に減少した。一方、日本では、葉酸摂取の重要性の啓発に対する効果が未だ見受けられず、この10年間で胎児神経管閉鎖障害の発生率は漸増し、アメリカの8倍、イギリスの6倍となっているのが現状である

    出典:葉酸摂取による胎児異常発生予防|日本産婦人科医会

    なお、日本産婦人科医会によると日本では葉酸の重要性への理解が進んでおらず、その影響でアメリカの8倍、イギリスの6倍も先天性異常が発生している現状となっており、葉酸への理解が少ない現状が大きく心配されています。

    そのため、「妊娠初期に摂りたい葉酸サプリおすすめランキング|先輩ママも愛用!」でもお伝えしたように、特に妊娠初期は葉酸不足にならないよう妊娠初期時に必要な葉酸量をサプリを活用して補ってくださいね。

    • 参考:おすすめ葉酸サプリ

    \ 妊娠初期に必要な葉酸を摂取できる!ベルタ葉酸サプリ /

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    体重管理と無理の無い生活が赤ちゃんをたすける

    体重管理と無理のない生活がお腹の赤ちゃんの成長を助けます。赤ちゃんに会えるまでパパや周りの人に頼りながらマタニティライフを過ごしていきましょう。

     

    【参考】

    この一週後は「妊娠13週目、お腹の大きさや流産の確率は?頭痛・腰痛対策を!」で紹介しています。

    この一週前は「妊娠11週目、お腹の大きさは?つわりは落ち着く?流産の兆候は?」で紹介しています。

     

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    IKURICH編集部

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