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妊娠9週目、つわりやお腹の大きさは?流産の確率はまだある?

 2017/03/25 妊娠
 

妊娠8週目からのつわりのピークが続き、心もカラダもつらい妊娠9週目。また、お腹の赤ちゃんの大きさや流産しないか?など気になるもの。そんな妊婦さんに向けて、

  • 妊娠9週目の妊婦さんの様子
  • お腹の胎児の様子や流産の対策
  • この時期の過ごし方

ついてお伝えします。

妊娠9週目はどんな時期?

妊娠9週の壁|流産

多くの人が胎児の心拍を確認出来るようになる時期。一般的に妊娠12週までは流産が起こりやすい時期だとされますが、その内の流産の約7割が妊娠9週目までに起こることから「妊娠9週の壁」と呼ばれます。

妊娠予定日の変更

妊娠9週目を過ぎると胎児の大きさがはっきりしだすので赤ちゃんの頭からお尻の先までの長さを表す「頭腎長(CRL)」を測定できるように。そのため、初期に伝えられていた妊娠予定日が変更されることもあります。

妊娠9週目の妊婦さん症状・様子

9週目はお腹がぽっこりと、大きさや膨らみ

外見上わかりにくいですが、子宮が大きくって来た影響で、お腹を触ると下腹部あたりがふっくらしはじめます。

衣服がキツいと血行悪化・胃痛をはじめとした体調不良に繋がります。普段着や下着がキツいと感じはじめたら、リラックスできるマタニティルームウェアマタニティインナー(下着)に切り替えましょう。

腹痛・下腹部痛

子宮が大きくなる影響で下腹部痛を感じることもありますがチクチクした痛みなら問題はありません。

乳輪の変化・胸の張り

乳輪を保護するために皮脂を分泌する組織が発達し、乳首を柔らかく保つ働きをする「モントゴメリー腺」と呼ばれる10~30個の小さなブツブツが乳輪にあらわれます。

また、ホルモンバランスの変化による乳頭・乳輪の色素沈着、それに伴う痛み・痒み、を感じる人もいれば、胸が張りだす人もいます。マタニティブラ・スポーツブラを着用して胸の締め付けを防ぎ、あまりに症状が酷いときは医師に相談してください。

便秘・頻尿・下痢

子宮が大きくなるにつれ、周囲の膀胱や大腸などを圧迫する影響で便秘・頻尿・下痢が起こりやすくなり、妊娠後期まで続きます。なお、下痢症状がいつまでも長引くような場合は医師に相談してください。

尿路感染症

頻尿になりがちなこの時期にトイレを我慢すると「尿路感染症」の危険があります。女性は年齢を問わずに掛かりやすい症状ですが、特に妊娠中は免疫力低下・ホルモンの影響でさらに感染率が上がります。普段からトイレを我慢しないようにしましょう。

静脈瘤

妊娠中に増えるプロゲステロンというホルモンは子宮が伸びやすいよう働きかけてくれる一方、筋肉の働きの抑制・血管が収縮して血液を送り出す働きを抑えてしまう、という欠点があります。そのため、妊娠中は血行が悪くなるためむくみやすくなり、足のあちこちに静脈血液が溜まってコブのようになってしまう「静脈瘤」を引き起こす危険があります。定期的にマッサージをして血行不良を防ぐことが大切です。

においに敏感

様々なにおいが気になりやすい時期なので、強いにおいや、「これはダメだ」と感じるにおいを避けて過ごしましょう。

腰痛

妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンが影響して腰痛が起きやすい時期。長時間の立ちっぱなし作業・重いものを持つ、など避けて腰痛緩和を意識してください。ひどい場合は無理せず横になって体を休める・妊婦さんの腰に優しい座椅子を利用してリラックスする、などが大切です。

出血

この時期の出血は珍しいことではありませんが、痛みを伴う大量の出血・いつまでも止まらない出血は流産の可能性があるので早めにお医者様に診てもらいましょう。

乾燥肌・かゆみ・妊娠線予防

皮膚が敏感になり、お腹周りを中心に体にかゆみが出やすくなります。産後の妊娠線予防もかねて保湿の効く妊娠線予防クリームを塗ってケアしましょう。

関連記事:妊娠線が気持ち悪い、ひどすぎる!消す方法としては何がおすすめ?

おりものの量が増える・カンジダ膣炎

おりものが増えやすい時期、普段からおりものシートを使用して清潔を保ちましょう。性器周辺に常在しているカンジダ菌は、体が弱ると膣内に侵入して「カンジダ膣炎」を引きこします。

かゆみを感じたり、白いカッテージチーズのようなボロボロとしたおりものが見られたら症状の可能性があるので、早めに受診して診察を受けてください。また以前カンジダ膣炎の経験がある人は再発の可能性があるのでご注意ください。

妊娠に気づかないことも

つわりや初期症状などの自覚症状がない人だと気付きにくいですが、妊娠に気付かないままだと、日常生活から注意を向けることができずに流産リスクを高めることにもなりかねません。

妊娠希望の方は少しでも妊娠の可能性がある症状や生理が来ないなどあれば妊娠検査薬で確認してください。

つわりが9週はピークに

つわりがピークを迎えている妊娠9週目。食べ物を受け付けない・匂いだけでもムカムカする・食べ物の写真を見ただけで吐き気が、など辛い時期。

つわりを軽減させる方法

葉酸やビタミンB6 にはつわりの軽減を助ける働きがあります。これらを含んだ食材(バナナ・あさり・豚肉・ブロッコリーなど)や、葉酸サプリメントから各栄養を摂取しましょう。

食べたいものを食べる

つわりがひどいとバランスの良い食事・栄養摂取は難しいので、自分が食べることができるものを食べることができるタイミングで食べてください。

おすすめは冷たく冷やした果物。果物には妊婦さんに必要な栄養素である葉酸やビタミン類を豊富に含み、且つ低カロリー。他にもアイスクリーム・カフェインレスのハーブティーも良いでしょう。

脱水症状に注意

食べることができない状態が続くと脱水症状の危険がありますので水分補給はしておきたいですが、もし水さえ飲めないようなら「レモン水」をお試しください。

水分もとれなくなってしまい、病院に点滴をしに行きました。
水も飲めず、いろいろ試行錯誤した結果、酸っぱいものなら受け付けそうだったので、レモンを絞った汁と蜂蜜をコップに入れてまぜ、氷&水を足し(割合はカルピスの要領で)箸で混ぜ混ぜして美味しい蜂蜜レモン水のできあがり♪を1日7~8杯飲んでました。
これで生き延びてたようなもの(笑)
酸っぱいのが苦手じゃなければ、試しにやってみてください(^.^)

出典:つわりの時の飲み物 : 妊娠・出産・育児 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 

妊娠9週目のお腹の赤ちゃん

妊娠9週目は赤ちゃんが自分で動けるようになったり、お腹の中で胎盤がつくられはじめる時期になります。

心拍(心音)確認

妊娠8週目では確認出来なかった心音・心拍も、心臓の重要な部分はほぼ完成する9週目にはほとんどの人がエコーで確認できるように。なお、この時期の心拍が最も速いといわれています。

胎児の大きさ・体重

大きさ約20~30mm、体重約3gほど。頭が大きい2頭身の姿でだいぶ人間らしくなります。

手・足・顔・脳・肺の形成

目・鼻・口など顔のパーツをはじめ、手足の指・爪・体の細かい部分が出来るように。また、9週目は脳や肺などの重要器官も次々と形成されます。

【参考動画】エコーで確認(9w3d)

出典:胎児9週3日【9w3d (CRL=26.7mm)】

エコーで胎児の様子が確認できるようになります。近年では3D・4Dエコーを取り入れている病院もあり、より立体的でリアルな胎児の様子が確認できます。

ダウン症の確認はまだ

[エコー検査で分かるダウン症の特徴]

  • 首の後ろのむくみが大きい
  • 鼻骨に異常が見られる
  • 心臓の形や動きに異常が見られる
  • 指に異常が見られる

近年導入されている3D・4Dエコーによりダウン症の特徴は早期に発見しやすくなりました。ですが、9週目はまだ赤ちゃんも発育途中で確認しにくい時期です。

生殖器の生成・性別はまだ不明

赤ちゃんの生殖器も発達してきますが、性別の判断はまだであることがほとんど。妊娠11週目くらいになるとはっきりしてきます。

妊娠9週目の過ごし方・気をつけること

1.定期健診

中には赤ちゃんの心拍が確認出来たことで安心してしまい、検診に行かなくなる人もいますが、まだ何が起こるか分からない時期。定期健診には必ず行きましょう。

2.血液検査・子宮頸がん検診

妊娠9週目頃から初期の血液検査が行われ、風疹・エイズ(HIV)・C型肝炎の抗体・B型肝炎の抗体・梅毒結成反応・子宮頸がん検査も含まれます。欠かさず検査し、安心して妊婦生活を送りましょう。

参考出典:子宮頸がん検診 | 千葉県佐倉市公式ウェブサイト

参考出典:子宮がんの予防と早期発見 | 産婦人科クリニックさくら

 

3.出生前診断

お腹の中の赤ちゃんに先天性の病気や障害がないか?調べる「出生前診断」。妊娠9週目~妊娠11週目頃に受けることができます。パートナーとよく相談して検査を検討してください。

4.職場に報告・無理は禁物

妊娠9週目に入り赤ちゃんの心拍も無事確認できれば流産の確率が一気に下がるので、この時期を目安に職場へ妊娠報告を行いましょう。また、「母子健康管理指導事項連絡カード」を医師に作成してもらい、職場仲間にも理解してもらいましょう。自身の妊娠を周りに伝えて理解してもらうことは大切なこと。無理なことは無理と伝え、適度に休憩をとりながら仕事を進めてください。

▼母性健康管理指導事項連絡カードとは?

母性健康管理指導事項連絡カードがあると、つわりなど妊娠初期症状で仕事に支障が出たときに有効活用できます。事業主に提出すると母性健康管理指導事項連絡カードの記入事項にしたがって、時差通勤や時短勤務、休憩時間の延長など提出者への配慮をしてもらえるようになります。

参考出典:母性健康管理指導事項連絡カードについて|妊娠・出産をサポートする 女性にやさしい職場づくりナビ|厚生労働省委託 母性健康管理サイト

 

5.お腹への衝撃を避ける

通勤ラッシュの満員電車ではお腹を押され、母体への危険が考えられますので出来る限りラッシュ時を避けた時差出勤、電車内では妊婦専用シートを利用してください。また、急に子供がぶつかってきてお腹に衝撃が加えられる可能性にもご注意ください。

6.便秘と流産の違いを知ろう

この時期に便秘になると流産を連想する方もいますが、便秘と流産は直接は関係しません。

便秘の場合はお腹が張る・排便すると痛みが引く、便意と同じ痛みがする、体制を変えても改善されない、といった特徴である一方、流産の場合は締め付けられるような痛い・強い痛み、痛みが続く、などの特徴があり、中でも一番の違いは便秘と違い流産では出血があります。

出血が無ければ流産とは違いますのでご安心ください。

7.宅配サービス・お弁当を活用

つわりや初期症状が日常生活に影響する場合、家事は大きな負担となるため、宅配サービスやお弁当・レトルト食品にも積極的に頼りましょう。無理をしないことがこの時期の最重要ポイントです。

8.上の子にかまってあげられない

第2子の場合、上の子にかまってあげる余裕が無いことで自分を責めてしまう人もいます。上の子が理解できるよう年齢であれば「お腹の中に赤ちゃんがいるんだよ」と優しく教えてあげてください。小さいながらも理解してくれる子も多くいます。また、パートナーや家族にも協力してもらいましょう。

9.旦那さんとの理解を深める

1番身近な存在であるパートナーである旦那さんに理解してもらえない・関心を示してもらえないことほど辛いものはありません。ママとしての自覚・パパとしての自覚を持ってお互いの立場について繰り返し話し合い理解を深めてきましょう。

特に男性は妊婦さんの気持ちを理解するのが難し面もあるので、「この部分だけでも協力してもらえると助かる」と具体的に伝えるのが良いでしょう。

10.性行為

妊娠9週目はまだ母子共に不安定な状態。この時期の性行為は切迫流産の可能性もあるので性行為は控えてください。

11.咳・鼻水・持病・薬の服用

咳や鼻水をかむことでお腹にかかる多少の腹圧は赤ちゃんに影響は及ぼしませんが、風邪をひいたら早めに医師に相談してください。なお、市販薬はお腹の中の赤ちゃんに影響する可能性があるので服薬は控え、医師に相談してくださいね。

なお、どんな病気か?にもよりますが、持病持ちの妊婦さんの場合かかりつけの医師と相談の下、お腹の中の赤ちゃんに影響が少ない対策をとりましょう。

12.妊娠高血圧症候群

高血圧によって尿たんぱく・むくみ・血管障害・臓器障害を発症する妊娠高血圧症候群。悪化すると母体や赤ちゃんの命に危険が及びます。

厳密な原因はまだわかっていませんが、高血圧・糖尿病・腎臓病・急激な体重増加・ストレス・疲労・35歳以上の高齢で初産の人、など該当すると発症の可能性があると考えられています。日頃の規則正しい生活を続けることが妊娠高血圧症候群の予防につながります。

参考出典:妊娠高血圧症候群とはどんな病気ですか?|日本妊娠高血圧学会

参考出典:妊娠高血圧症候群:病気を知ろう:日本産科婦人科学会

13.睡眠時間

普段よりも疲れやすく、1日中眠気が続きやすいこの時期。普段より就寝時間を早める・昼寝の時間を作る、など睡眠時間の確保が大切です。またTVを見ると脳が興奮状態になり眠りを妨げるため、寝る直前は控えてください。

14.お風呂

適度な入浴で得られる血のめぐりやリラックス効果もありますが、長時間の入浴は血液量を増加させ子宮収縮の原因となり、流産リスクを高めます。この時期は湯船に浸かる時間は10~15分程度を目安に長時間の入浴は控えてください。

15.適度な運動

適度な運動は血流を促し子宮の代謝を良くしてくれるので流産リスクを減らすことができます。散歩やウォーキングなどの軽い運動をはじめ、この時期は女性ホルモンの影響で関節が緩むため、関節への負担が少ない水泳もおすすめ。なお、体調が悪いときは無理せず安静にしてください。

16.お酒・コーヒー・たばこは控える

妊娠中の飲酒は胎児性アルコール症候群・発育障害・成長の阻害・流産・早産などのリスクを高めます。また、喫煙(副流煙含む)は非喫煙者と比べ1.5倍~2.5倍の確率で低体重児・流産・早産のリスクを高めます。

コーヒーのカフェインは胎児の中枢神経を興奮させる・血管を収縮させて胎盤への血流を減少させる・生まれてきた赤ちゃんの夜泣きを引き起こす原因になる、などに影響するので控えましょう。

17.葉酸で赤ちゃんの神経管閉鎖障害リスクを減らす

母体だけでなくお腹の赤ちゃんの発育にも影響する葉酸は別名「赤ちゃんのためのビタミン」も呼ばれ、葉酸を積極的に摂ることで赤ちゃんの先天性疾患の1つである「神経管閉鎖障害」のリスクを減らす効果があることが分かっています。

加えて細胞の分裂と増殖、組織と臓器の形成、巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)、胎盤早期剥離や流産の防止など、お腹の赤ちゃんが順調に成長するための働きがあるため、厚生労働省からもこの時期の葉酸摂取が強く推奨されています。

なお、妊娠時に必要な1日の葉酸量は普段の食事だけで補うことが難しいため、厚生労働省でも妊娠1ヶ月前と妊娠3ヶ月までは1日400μgの葉酸を食事以外の葉酸サプリで摂取することを推奨しています。

参考出典:厚生労働省「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について」
参考出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」
参考出典:葉酸普及研究会

ワンポイント!

日本の先天性異常のリスクはアメリカの8倍!

例えば、アメリカやイギリスでは葉酸摂取によって、胎児神経管閉鎖障害の発生は、この10年間で約10分の1に減少した。一方、日本では、葉酸摂取の重要性の啓発に対する効果が未だ見受けられず、この10年間で胎児神経管閉鎖障害の発生率は漸増し、アメリカの8倍、イギリスの6倍となっているのが現状である

出典:葉酸摂取による胎児異常発生予防|日本産婦人科医会

日本産婦人科医会によると日本では葉酸の重要性への理解が進んでおらず、その影響でアメリカの8倍、イギリスの6倍も先天性異常が発生している現状となっており、葉酸への理解が少ない現状が大きく心配されています。特に妊娠初期のママは葉酸不足にならないよう、サプリで葉酸を補ってくださいね。

【 先輩ママも愛用 】

人気雑誌でも掲載中のおすすめ【葉酸サプリ】一覧はこちら

 

ママと赤ちゃんの安全第一の生活を

流産の確率も下がりだす時期なのでママの不安も徐々に軽減されるでしょう。ですが、まだ不安定な時期ですから無理は禁物。ママの体とお腹の赤ちゃんの成長を第一に考え、周りとの協力・理解の上で無理を控えた生活を心掛けてくださいね。

 

【参考】

この一週後は「妊娠10週目、つわりはピーク?落ち着く?お腹の膨らみや流産は?」で紹介しています。

この一週前は「妊娠8週目は出血・流産・心拍確認を。つわりや初期症状はどうなる?」で紹介しています。

 

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