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つわり中のアイスはあり?胎児への影響は?食べ方と注意点まとめ

つわりの時期には味の濃い食べ物や固形物が喉を通りにくくなりがちです。一方で、冷たくて甘いアイスなら食べられる女性は多くいるでしょう。ここでは、つわりの時期に相応しいアイスの食べ方についてまとめました。

妊娠中にアイスクリームは食べても問題ない?適切な量は?

妊娠中でもアイスクリームが食べたくなるときはあるでしょう。アイスクリームは絶対に我慢しなくてはいけないのか、量を考えて食べてもいいのかを解説していきます。

冷えの元だから食べ過ぎには超注意

妊娠時期が最終段階に入ると、女性にはつわりと呼ばれる症状が起こります。つわりには個人差がありますが、激しい嘔吐をともなうこともあり、日常生活が送りにくくなるケースも目立ちます。また、食欲不振に陥り、これまで普通に食べられていた食材も喉を通りにくくなる傾向があります。つわりが酷くなるにつれて、仕事や家事ができなくなって家で寝ている女性もいるでしょう。

しかし、つわりは出産の時期が迫ってきているサインでもあり、むしろ栄養摂取を怠らずに体力をつけておく必要があります。体力が低下したまま出産に挑む行為にはリスクがあり、なんとか食べやすい食材を見つける努力が肝心です。好物を中心にメニューを考えたり、消化にいいものをたくさん食べたりすると、比較的胃が受けつけてくれやすくなります。

なかでも、妊婦に人気の食材がアイスです。口の中で溶けるアイスは噛む手間が省けるので、食事にわずらわしさを感じる機会が少なくなります。また、冷たくて甘い触感は食欲がなくても受け入れやすく、少量でも満腹感を感じられるでしょう。
ただし、アイスには身体を冷やしてしまうデメリットもあります。体温が低下すると血のめぐりが悪くなり、胎児に届く栄養供給量が落ちてしまうおそれがあります。また、ホルモンバランスにも悪影響を及ぼすなど、アイスは妊婦の身体にとって優しい食材とはいいにくい面があります。

とはいえ、つわりに苦しみ、アイスしか食べられそうにないなら貴重なカロリー源として扱ってもいいでしょう。ただし、体が冷えきらないように注意して、食べ方や食べる量を工夫してみるのが肝心です。アイスを食べ過ぎず、調子がいいときには他の食材を口にする努力もしてみましょう。

1日1個までを目安にする

アイスは一度口に運んでしまうと病みつきになってしまいやすい食材です。さまざまなバリエーションがあって複数の味を楽しめますし、見た目の美しさでも心を和ませてくれます。しかし、身体を気づかわなければいけない妊婦なら、食べる量を調整したほうが望ましいでしょう。

アイスは身体の中から体温を低下させてしまう食べ物です。内臓機能や新陳代謝、胎児の健康状態にいたるまで、妊婦の体内環境にダメージを与えてしまうリスクがあります。もちろん、適量を食べる分には大きなトラブルになりにくいので、しっかりと食べる量を決めてしまった方がいいでしょう。

おすすめなのは1日1個を目安にすることです。食べたいアイスを我慢すると逆にストレスを感じ、健康を害してしまう可能性があります。好きな食べ物を1日に必ず口にできるなら「自分へのご褒美」として家事や仕事、通院も頑張れるでしょう。また、つわりに耐えるためのモチベーションにもなりえます。それでも、できることなら毎日アイスを食べ続けないようにがんばってみましょう。継続して冷たい食べ物を取り続けることで内臓の状態が悪化し、体力が落ちるケースもあります。

下痢や新陳代謝の低下につながれば、出産がやってきたときに余計なハンディを背負ってしまう事態になりかねません。また、アイスばかり食べて栄養素が偏ってしまった結果、胎児の体力を奪ってしまうとやはり出産に支障をきたしてしまうでしょう。アイス以外の温かい食材も食べたり、気温が低下する夜にアイスを避けたりするなどの努力も継続して、アイスとの上手な付き合い方を見出しましょう。「アイス以外何も食べたくない」と思い込んでしまう前に、アイス以外にも食べられる食材を前もって想定しておくのが賢明です。

アイスは妊娠初期に悪いもの?起こり得る問題点は?

妊婦はアイスを好きなだけ食べていいわけではなく、デメリットにも注意を払う必要があります。ここでは、妊娠中にアイスを食べる問題点を指摘していきます。

糖分の摂り過ぎ

アイスの食べすぎは全ての人に当てはまる要注意事項ですが、特に妊婦には気をつけるべきデメリットが数多く見られます。まず、アイスは糖分や脂質を大量に含んでいる食べ物だという点です。糖分や脂質は身体のエネルギー源として大切な成分ではあるものの、過剰に摂取すると体内脂肪などの原因などになり、体内へと蓄積されていきます。普段よりも運動量が落ちた妊婦はカロリーの燃焼率が低くなっているため、糖分を脂肪に変えてしまう割合が高まっています。もしも体内脂肪が増えてしまうと血行が邪魔されてしまうので、胎児に届く栄養素が減ってしまうリスクが生じます。また、体内脂肪は子宮口を開きにくくするケースもあります。その場合、胎児が子宮から顔をなかなか出せずに、難産になってしまう事態も覚悟しなければいけないでしょう。

身体の冷え

アイスは真夏に人気が出ることから分かるように、体温を下げて納涼効果があるデザートです。しかし、適度に食べる分には体が涼しくなるものの、過剰に食べると身体の冷えを招きます。特に、アイスが通過する消化器官の冷えは深刻になってもおかしくありません。
内臓への負担が大きくなれば妊婦の食欲不振が悪化し、ますます食べ物を受け付けなくなる場合も出てきます。腎臓や肝臓の機能が低下すれば新陳代謝も落ち、基礎体温が下がってしまうケースもあるでしょう。
また、身体の冷えはホルモンバランスを乱し、自律神経に影響を与える傾向があります()。自律神経にトラブルが発生するとストレスが溜まりやすくなり、いわゆる「マタニティー・ブルー」が加速するおそれもあります。安全で健康的な出産のためには、冷えを遠ざける必要があるでしょう。

歯周病のリスク

妊娠中はホルモンバランスをはじめとして体内環境が大きく変わるために、免疫力が大幅に落ちる場合があります。また、つわりが始まると口の中に物を入れた状態が我慢できにくくなるので、ブラッシングなどの口腔ケアにも支障をきたしがちです()。結果、妊婦にとっては虫歯や歯周病などの問題が通常時よりも深刻なものとして迫ってくるのです。

歯磨きが行いにくい状態では、糖分が大量に含まれて虫歯の原因となりやすい食材は避けたほうが賢明です。アイスはまさに虫歯や歯周病を招きやすいデザートだといえるでしょう。

もしも妊娠中に口内環境まで悪くしてしまうと、産婦人科と一緒に歯科にも通わなければいけなくなるため、日々の忙しさが増えます。また、栄養摂取にも問題をきたし、胎児のためにもならないのです。

胃腸の状態が悪化する

「少量のアイスなら食べても大丈夫」と油断していると、いつのまにかかなりの量を口にしてしまい、胃腸へのダメージは蓄積されていきます。一般人でもアイスの食べすぎで胃腸を悪くするのは辛い状況ですが、妊婦の場合はよりデメリットが大きいと言えるでしょう。

まず、下痢によって体内に十分な栄養が行き届かなくなりがちです。胎児の健康を保つためにも避けたい事態です。また、便秘が起こればフラストレーションが溜まり、ホルモンバランスにも影響します。妊娠初期は体調が大きく変化しやすい期間であり、ただでさえささいなきっかけで健康を害するリスクが高まっていると言えるでしょう。食生活には特に気をつかい、穏やかな妊娠期間を過ごしたいところです。

つわりを考えるなら!妊娠初期にアイスを食べる場合の注意点

つわりが起こる妊娠初期には特に、アイスの食べ方にも工夫が求められます。ここでは、具体的にアイスの食べ方を説明します。

アイスの添加物に注意

妊娠初期にはアイスの食べ方を考えて、適切な種類のアイスを適量だけ食べる意識が大切です。上手な食べ方を見つけられれば、妊婦の毎日の娯楽として、アイスは支えになってくれるでしょう。

まず、妊婦が気をつけたいのがアイスに含まれている添加物です。添加物には発がん作用が含まれていたり、アレルギーを誘発したりするリスクがあり、基本的にはどんな人間でも摂取するのに注意するのが無難です。しかし、妊婦はデリケートな胎児をお腹の中で守っている存在です。大人であれば立派に免疫ができていて、ほとんどダメージを受けないような添加物も胎児にとっては深刻な脅威となりえます。もしも胎児への栄養補給に添加物が混ざっていたら、健康状態に影響を与えて病気や障害の原因となる可能性もゼロではないのです。

アイスには甘みや複雑な味わいを生み出すために大量の添加物が含まれている商品があります。また、カラフルさを演出するための着色料もよく見られる添加物です。アイスを食べるときには成分表に注目し、添加物が含まれていないものを優先的に選ぶのがいいでしょう。

カフェイン入りアイスに配慮する

妊娠中は妊婦の体質が変化し、これまで嫌いだった食べ物が食べられるようになったり、逆に好きだったものを受けつけなくなったりする現象がよく見られます。こでは、妊婦が自分だけの栄養補給をしているわけではなく、胎児の分も含めて栄養を求めているからだと考えられています。体が胎児にとって必要な栄養を欲しがっているので、徐々に妊婦の味覚にも影響が現れてくるのです。

そして、胎児に栄養がまわされる分だけ、妊婦自身の毒素の分解力や排出力が低下する傾向があります。代表的な成分がカフェインでしょう。カフェインはお茶やコーヒーに含まれている物質であり、中枢神経を刺激するので摂取すると疲れが吹き飛んだような錯覚を覚えさせます。ラクトアイスなどにもカフェインが含まれている種類は数多く存在します。

しかし、カフェインには内臓にダメージを与え、尿酸値を上げたり下痢を招いたりするデメリットも持っています。妊娠中、無防備にカフェインを摂取してしまうと身体の負担になるリスクがあるでしょう。コーヒーや紅茶を含んだアイスはできるかぎり避けるのが賢明です。

アイスクリームよりもかき氷のほうが良い

妊婦は暑さに敏感になり汗の量が増える傾向があるので、通常時よりも涼味への関心が強くなります()。つわりで食欲不振の妊婦でもアイスなら食べられるのは「冷たいものを口に入れたい」という意識が働くからでしょう。
しかし、添加物やカフェインを含んでいる種類が多いアイスは妊婦へのデメリットが多く、また胎児の健康を損なう可能性もあります。過剰摂取により体が冷え切ってしまうのも大きな問題点の一つでしょう。

そこで、アイスクリームを食べたくなったらかき氷を用意してみることをおすすめします。かき氷もまた冷たいデザートなのは変わりありませんが、アイスと違って口の中で完全に溶かしてから飲み込めるので、胃腸を冷やしにくい特徴があります。また、市販のアイスなら添加物を避けるのが困難ですが、かき氷は氷にかけるシロップ次第で成分を調整できます。たとえば、無添加のジュースや果物の搾り汁などをシロップに使えば、身体への影響を少なくできるでしょう。電動のかき氷製造機の精度も上がっており、家庭で作るのも簡単になっています。

身体のことを考えたアイスの食べ方の工夫は?

わずかな心がけで妊婦もアイスを安全に味わえます。以下、妊婦が気をつけたいアイスとの付き合い方を紹介します。

少量ずつ分けて食べるようにする

アイスにデメリットがあることを理解したうえで、それでも食欲を抑えるのは難しいものです。また、妊娠中特有の体温が上がって熱い感覚は、アイスを求めてしまう原因にもなります。どうしてもアイスが食べたいのであれば、思い切って食べてしまうのも一つの手段です。そもそも身体に悪い成分が含まれていなければ、すべてのアイスが害悪というわけではありません。食べ方を工夫すれば、妊婦の身体や胎児に影響なく涼味を味わえます。
アイスの食べすぎを防ぐためにおすすめしたいのは、1個のアイスを複数に分けて、少量ずつ食べていく方法です()。カップ入りのアイスだと上手に食べれば2日~3日かけて1個を消費できます。
一度に食べきらないために身体は冷えにくくなり、内臓への負担も抑えられます。それでいて「アイスを食べた」という実感は残るので、アイスを求めるフラストレーションからも解放されるでしょう。甘い食べ物にはもともと満腹中枢を刺激する効果もあるので、実は少量のアイスを口にしただけで脳が満足してしまうパターンも少なくないのです。

食事の代わりにしないこと

つわりが酷い人は、普通のごはんやおかずが食べにくくなります。一方で、おかゆなど食べやすい形状に調理するのも面倒なので、簡単に購入できるアイスで食事を済ませようとする人もいます。

しかし、食事代わりにアイスを食べてしまうと、アイスが習慣化してしまい、歯止めが効きにくくなります。アイスを当たり前のように食べてしまう毎日では、量を抑えようとしても難しくなるでしょう。

結果、アイスに含まれている糖質や添加物を大量に摂取してしまい、健康を害する可能性が高くなります。特に、糖分が原因となる体内脂肪は自分で気がつきにくい物質なので、身体に異変が現れてから健康状態を自覚するケースも珍しくありません。

アイスの食べすぎで基礎体温が下がってしまうことも大きなデメリットでしょう。健康な胎児を安全に出産するためには基礎体温の維持が重要です。冷たい食べ物を日常的に摂取していると、体温が下がって出産への影響も生まれます。アイスはあくまでも「おやつ」という認識で、栄養価の高い食べ物を中心にして毎日の献立を組みましょう。

なお、つわりが起こる妊娠初期における栄養補給としては「葉酸」が欠かせません。葉酸は厚生労働省や母子手帳でも強く推奨されている成分ですが、お腹の赤ちゃんの成長(胎児)と、ママの体の健康(母体)、それぞれを妊娠中にしっかりと維持するために必要になってきます。普段の食生活に加えて、足りない分は専用の葉酸サプリメントで摂取するなどが必要になってきます。詳しくは「妊娠中におすすめ!お腹の赤ちゃんに安心・安全の葉酸サプリ」の記事でもまとめていますので、そちらもご参考になさってくださいませ。

 

ゆっくりと食べる

アイスを食べるときには、体温の維持に注意しながら口に運んでみましょう。たとえば、あらかじめ冷房を切る、暖房をつけるなど室温を調整しておくと体温が下がりにくくなります。また、足湯なども効果的です。
マナーとしていいとは言えませんが、入浴時間に食べるのも一つの方法です。体が十分に温まっている状態であれば、アイスを口にしたところで大きく体温に影響はありません。母体への影響を考えると、効果的な食べ方だと言えるでしょう。

外出先など、室温を調整しにくい環境下でアイスを食べる場合は、食べるスピードを変えてみるのがおすすめです。アイスを早く食べると冷たいまま食道を通り、消化器官に到達してしまうので内臓を冷やしにくくなります。しかし、ゆっくりと舌の上でアイスが溶けるのを実感してから飲み込むようにすると、お腹も冷えにくくなります。

時間をかけて食べると満腹中枢を刺激するので、一度にたくさん食べたくなる機会も減ります。食べるスピードは心がけ次第ですぐに実践できるポイントなので、取り入れてみるのがおすすめです。

食べ過ぎに気をつけながらアイスを楽しもう

妊婦の毎日はストレスの原因であふれています。つわりや疲労感などの健康状態はもちろんですが、仕事や病院の調整に明け暮れ、パートナーとささいなことで喧嘩をしてしまう人もいるでしょう。ストレスを解消しようにも、これまでのように派手に外出したり、暴飲暴食したりすることは難しくなります。そんななか、アイスのような食べやすいスイーツは妊婦の心の支えとなりえます。特に、つわりが酷くなって普通の食べ物が食べにくくなっている妊婦なら、ついアイスに依存してしまう可能性もあるでしょう。

ただし、アイスは妊婦に本来必要とされる栄養価を満たしている食材ではないので、あくまでも「おやつ」としての付き合い方が健全です。もしも必要以上にアイスを食べ過ぎてしまうと妊婦の健康だけでなく、胎児の安全にまで悪影響が起こるリスクが発生します。アイスがどんなに好きな人でも、妊娠中は上手な食べ方を見出して体調管理に努めましょう。そして、検査や仕事をがんばった日の「自分へのご褒美」としてアイスを食べると、美味しさもまた格別になるはずです。

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