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染色体異常による流産・ダウン症への影響は?何に心掛けるべきか?

 2017/08/08 妊活
 

妊娠・出産する年が高齢になればなるほどに様々なリスクの可能性が高まります。なかでも染色体異常による流産の可能性や、ダウン症の発症率も上がるとされていますから、不安に感じてしまう人は多いのではないでしょうか?また、胎児の染色体異常の可能性は年齢関係なく誰にでも起こり得るものですから、出来るだけ予防に努めたいものですよね?

そこで今回は、染色体異常が原因で起こる流産やダウン症、また、その予防に関することも含めお伝えしていきます

染色体異常は流産やダウン症にどう影響する?

妊娠はとても喜ばしいことですが、誰もが無事に出産を迎えることが出来るとは限りません。中には、赤ちゃんがきちんと育つことが出来ず、途中で流産してしまうこともあるのです。

流産の1番の原因は「染色体異常」だともいわれています。有名な「ダウン症」も染色体異常によって起こる生まれつきの症状であり、21番目の染色体が3つあることで起こり、数ある染色体異常の中で最も起こりやすい疾患だとされています。なお、ダウン症の症状としては以下が挙げられます。

  • 何らかの知的障害を持つ
  • 心疾患などの合併症を伴う
  • 平均寿命は60歳前後と短命傾向にある
  • 肥満になりやすい(糖尿病)
  • 特徴的な顔つきをしている(目が少し釣りあがっている、鼻が低い、耳が顔の少し低い位置についている、耳の上部が折れ曲がっている・・・などなど)
  • まだ明確ではない染色体異常が起こる原因

染色体異常が起こる原因について、現時点ではっきりとしたことは分かっていません。ですが、様々な可能性が考えられます。

原因のひとつとして挙げられるのが「高齢出産」。出産する年齢が上がると、染色体異常が発生するリスクも同じく引き上げられます。例えば、30歳~36歳で妊娠した場合、受精卵に染色体異常が見られる確率19パーセントであるのに対し、37歳~41歳で妊娠した場合は46パーセントまで上昇します。つまり、卵子や精子の老化が染色体異常に何らかの影響を与えている可能性が高いと考えられるのです。他にも、精子と卵子が受精する際に何らかの問題が発生し、染色体異常を引き起こしているとも考えられています。

また別の原因のひとつとして、妊娠中の喫煙や過度の飲酒もお腹の中の赤ちゃんに悪影響を与える可能性が高いですから、こうした生活習慣についても見直す必要があるといえるでしょう。

染色体異常による流産への影響とは?

染色体異常が原因で赤ちゃんがきちんと育たずに流産してしまうことがあります。染色体異常が見られる受精卵は生命力が弱い傾向にあり、妊娠を継続することがどうしても困難になってしまうからです。また中には、着床してすぐに流産してしまい、ママ自身も妊娠したことに気付いていないというようなこともあるのです。

染色体異常が発生すると必ず流産するとは限りませんが、どちらにせよ、初期に起こる流産の原因は胎児側にあることがほとんどですので、万が一、妊娠初期で残念ながら流産してしまったとしてもあまり自分を責めないようにしましょう。

染色体異常による流産への影響は一定の割合で残る

胎児の染色体異常による流産の確率は60~80パーセントだといわれており、この割合は母体の年齢と共に上昇していく傾向にあります。また、受精卵の段階では40パーセントに染色体異常があるとされ、流産することなく出産を迎えることが出来るのは、その中の0.6パーセントだともいわれています。

高齢出産になるにつれて流産の確率は上がるのはなぜ?

出産時の年齢が高くなればなるほど流産する確率も上昇し、高齢出産の限度は41~42歳だとも考えられています。妊婦が高齢になれば、同じく卵子も高齢ということになり、質が低下してしまいます。この卵子の質の低下が、流産に繋がってしまう原因のひとつだといわれているのです。

流産にならない染色体異常のケースもある?

染色体異常が見られたら、それらすべてが流産に繋がるわけではありません。ですが、通常の胎児よりも生命力が弱い傾向にあるためにどうしても流産しやすく、また、なんらかの疾病(障害)を持って産まれてくる確率は非常に高いといえるでしょう。

ダウン症だと流産率に影響する?

「染色体異常」=「ダウン症」というイメージが強いですが、染色体異常はダウン症だけとは限りません。それらの多くは生命力が続かない傾向にあるために流産しやすく、ダウン症の場合は染色体の異常はあるものの生育するための十分な生命力を持っているために流産することなく産まれてくることが可能なのです。

とはいえ、流産の6~7割がダウン症を含むなんらかの染色体異常があるため、通常の赤ちゃんと比べると弱い傾向にあるといえます。

流産後(過去の流産経験)の妊娠はダウン症の確率に影響する?

何度も流産を繰り返していると、ダウン症の確立が上がるのではないか・・・と不安に感じている方も少なくないようですが、夫婦のどちらかが染色体の構造異常を持っていなければ、流産の経験がダウン症の発生率に影響することはありません。

とはいえ、流産の経験があるならば、出来るだけ慎重に生活したり、食生活や生活リズムを見直すなどの工夫をすることをおすすめします。

妊娠中に胎児の染色体異常を知るには?

胎児の染色体異常は、妊娠中に「出生前診断」を受けることで知ることが可能になります。「出生前診断」には、

  • 母体血清マーカーテスト(妊婦の血液を採取する)
  • 新型出生前診断
  • 羊水検査(子宮から羊水を採取する)
  • 絨毛(胎盤から子宮壁に伸びている突起のこと)検査(絨毛を採取する)

などがありますが、これらの検査は保険が適用されない場合が多く、検査を受けることが出来る時期や費用に関してもそれぞれ異なります。

いずれも軽い気持ちで受けるべき検査ではありませんから、パートナーともしっかり相談し、どの検査を受けるかどうかを事前にしっかり検討し、医師に伝えるようにしてください。

胎児の染色体異常を予防する方法はある?

誰でも胎児の染色体異常を回避したいと思うものですが、完全に防止することは出来ません。妊娠、出産時の年齢が上がるにつれて染色体異常のリスクも高まりますので、出来るだけ早いうちに妊娠することで染色体異常が起こりにくくすることが出来るといえます。

ですが、妊娠前~妊娠初期の段階で「葉酸」をしっかり摂取することが染色体異常などの胎児の先天性異常を予防することに繋がるというデータがあり、厚生労働省も「葉酸」の摂取を推奨していますから、積極的に「葉酸」を摂取することはおすすめします。

葉酸でパパとママの精子と卵子の質を高め、染色体異常率を抑える

染色体異常発生率を高める原因として、「卵子の老化」があります。

卵子の老化=卵子の質の低下であり、卵子の質を向上させることが染色体異常の予防にも繋がると考えられているのです。そこで効果があるのが「葉酸」です。葉酸には、卵胞の発育を良くして排卵の質を向上させたり、卵巣の働きを良くして卵子の質を向上させる働きがあります。

また、染色体異常の予防には、卵子の質の向上だけなく、「精子の質の向上」も重要なポイント。パパとママの両方がしっかり葉酸を補うことで、卵子、精子の質をアップさせ、先天性異常の予防に繋がっていくのです。

[7割軽減?]その結果、ダウン症を防ぐ可能性にもつながる

1990年代、海外のいくつかの先進国において、妊娠時と葉酸の摂取について大規模な調査が行われました。その結果、葉酸を摂取した女性は、葉酸を摂取しなかった女性と比べると70パーセントもの先天性異常のリスクが減少したのです。また、女性だけではなく、男性の精子の染色体異常の発生率をも下げることが出来ることがわかりました。このことから、男女ともに葉酸を積極的に摂取することがダウン症などの先天性の障害を予防することに繋がる可能性が非常に高いと考えられるようになったのです。

なお、葉酸が多く含まれる食品として、

  • たたみいわし
  • 焼き海苔
  • 納豆
  • レバーペースト
  • モロヘイヤ
  • 枝豆
  • ほうれん草
  • ブロッコリー
  • かぼちゃ
  • いちご
  • みかん
  • ほたて
  • うに
  • エリンギ
  • まいたけ

などが挙げられます。

ですが、1日に必要とされる量の葉酸を食品だけで補うのは非常に難しいもの。ですから、「サプリメント」を活用することをおすすめします。

サプリメントなら場所を選ばずどこでもさっと手軽に飲むことが出来ますし、必要な量をしっかり摂取することが出来ます。こうしたアイテムを上手に取り入れながら、意識的に葉酸を補うように努めてください。

また、その他にも妊娠中にしっかり補いたい栄養素として、

  • 鉄分
  • カルシウム
  • たんぱく質
  • 亜鉛
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12

などがあります。

これらも併せて摂取すると良いでしょう。

なお、葉酸をはじめこちらでお伝えした必要成分を摂取できるサプリについては「妊娠中におすすめ!お腹の赤ちゃんに安心・安全の葉酸サプリ」の記事でもお伝えしていますので、よろしければ併せてご参考になさってくださいませ。

 

まとめ

元気で健康な赤ちゃんの誕生を誰もが望むものですが、実際になんのトラブルもなく出産までこぎつける人は稀ですし、ダウン症を始めとする様々な先天性の疾患を抱えて産まれてくることも珍しくはありません。そうした疾患や障害を完全に防ぐことは出来ませんが、予防する方法はあるのです。そのため、まずはそうした予防法についてまずは知ることが大切ですし、出来るだけ努力する必要があるといえるでしょう。

とはいえ、そうした病気のことばかりを考えすぎると、精神的に自分を追い込んでしまうことにもなりますし、ストレスはお腹の中の赤ちゃんにも良い影響を与えません。リスクや病気の可能性についてはしっかり知識をつけ、出来る範囲で予防に努めること。そして、なによりもママ自身が穏やかな気持ちで妊娠生活を送ることが大切だということをしっかり心に留めながら生活していくようにしましょう。

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ライター紹介 ライター一覧

Konno

Konno

ライター/天然石アクセサリーアーティスト/飲食スタッフ/飲食スタッフ(パート)/2児の母親



普段は男女の双子を育てる子育て経験豊富なママライター。
ライターの他にも、天然石アクセサリーアーティスト・飲食スタッフ、としての顔も持つ。
これまでの育児経験をもとに鋭意執筆中。

【site】http://blog.goo.ne.jp/rukanata

【Facebook】https://www.facebook.com/profile.php?id=100004266756347