この腹痛はどういう状態?
妊娠15週の妊婦さん、お腹の腹痛がどう影響するのか?気にされる方も多いと思いますそんな妊婦さんに向けて
- 妊娠15週に腹痛になる原因は?
- 流産の可能性がある腹痛とは?
についてお伝えします。
目次
15週目に腹痛になる原因は?
子宮が大きくお腹の張りがでる
妊娠15週になると、お腹の赤ちゃんが成長するとともに、子宮も大きくなっていくため、お腹に張りがでてきます。それにともないチクチクする腹痛が何度も不規則に起きたり、普段はいているズボンがきつくなって圧迫感で苦しくなることが多くなります。
こうした子宮が大きくなることでともなう腹痛は、少し横にしていると落ち着くことがほとんどで、「また、痛いな」と感じたとしても気がついたら治っていたというケースが多いです。いずれにしても、子宮や胎児の成長にともなって起こる腹痛ですので、安心してゆったり過ごしましょう。
性行為
性行為によって興奮状態になると、子宮の血流増加、子宮の収縮、生殖器の充血などが原因で腹痛が起こることがあります。性行為による腹痛は赤ちゃんへの影響はありませんし、しばらくすれば痛みは落ち着いてくるので、特に気にする必要はありませんが、安全な性行為を心がけましょう。
便秘や下痢
妊娠するとプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンの分泌量が増えます。このプロゲステロンは腸の働きを低下させる作用があるため、便秘や下痢を起こしやすくさせます。また、妊娠によるストレスや食生活の変化、運動不足によっても便秘や下痢の原因になることがあります。
危険な腹痛と大丈夫な腹痛の違い
出血なし
一時的な問題であれば基本的には大丈夫ですが、長引く・周期的な場合は病院で診てもらいましょう。
チクチク
おへその下、足の付け根の上あたりがチクチク引っ張られる感じの痛みでしたら大丈夫です。
鈍痛
妊娠15週は、お腹の赤ちゃんと子宮が2倍くらいに成長するため、鈍痛は普通と見て大丈夫です。
左側
大きくなった子宮を支えている左側の靭帯が引っ張られている痛みなので大丈夫です。
右側
右側も左側の痛みと同じく大きく成長した子宮を支えている靭帯が引っ張られている痛みですので、問題ありません。
ズキズキと生理痛のような痛み
ズキズキと生理痛のような痛みが続いている場合は、流産の可能性がありますので、すぐに病院で診断を受けてください。
▼ワンポイント|こんな時は心配な症状
妊娠15週目の腹痛は自然な現象である場合がほとんどですので、それほど心配する必要はありませんが、以下のような兆候が表れた場合は注意が必要です。
- 10分以上横になって休んでも痛みが治まらない
- 何度も繰り返し痛みがでる
- 同時に出血もみられる場合
このような状態の腹痛がみられた場合は、流産の危険性がありますので、早急に主治医に相談してください。
腹痛と出血があると後期流産の可能性
妊娠15週は母子ともに安定してくる時期ですので、流産の確率は低くなりますが、腹痛と出血があると後期流産の可能性があります。
後期流産とは、妊娠12週~22週未満に起こる流産のことを指しますが、母体側の原因で起こる場合が多いとされており、以下が挙げられます。
- 子宮筋腫
- 子宮頚管無力症
- 絨毛膜羊膜炎
- 破水
- 過度のストレス
- 激しい運動
このような母体側の原因で後期流産が起きますが、外出先でもらった感染症や胎児の成長などが関わってくることもあります。
無理のない生活とママのカラダづくりを第一に
妊娠15週になるとつわりも治まってきて体調も安定してくる時期ですので、もう安心と思ってしまい家事や仕事を一気に始めたくなりがちですが、体に無理せず過ごしましょう。
また、まだ後期流産が起こる可能性は少なからずありますので、突然の出血など身体の変化で気になることがあればすぐにお医者さんに相談してくださいね。
なお、妊娠15週目について詳しくは「妊娠15週目、お腹の大きさ・出方は?胎動へ向けての過ごし方は?」でも解説してますのでご参考になさってくださいませ。
無事の出産を目指すママへ
なお、妊娠中の妊婦さんはお腹の赤ちゃんの健やかな成長・無事の出産を迎える為にも、葉酸を摂取していきましょう。
葉酸はお腹の赤ちゃんの成長を助け、赤ちゃんの二分脊椎や無脳症などの神経管閉鎖障害の発症リスクを低減してくれることがわかっているため、厚生労働省からも葉酸の摂取が推奨されています。
そんな葉酸の摂取方法について詳しくは「妊娠初期に摂りたい葉酸サプリおすすめランキング|先輩ママも愛用!」でお伝えしていますので、妊娠中の体づくりを考える妊婦さんはぜひご参考になさってください。
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