15週なのにつわりがおさまらない…
15週、本来はそろそろつわりがおさまる時期なのにまだ終わらない・それどころか悪化することもあるので、この時期のつわりはいつ終わるのか?と不安になってしまうことも。
そんな妊娠15週目でつわりに悩む妊婦さんに向けて、
- 15週目でつわりが終わらない理由
- つわりを乗り越えるための対策
についてお伝えします。
目次
15週目に入ったのにつわりが終わらない
▼[体験談]
つわりがつらいです。今日で15週目に入った初妊婦です。
4週目くらいからつわりがはじまりなかなか治まりません。一般的には5ヶ月くらいには落ち着くようなのですが、その気配もなく…。もちろん、5ヶ月にはいったらぴったり止まるとは思っていませんが、もし出産まで治まらなかったら…と考えるとくじけそうです。
本来、15週目はつわりがおさまる時期
胎盤が完成する15週目は本来つわりがおさまりやすい時期。
つわりは胎盤を形成する絨毛から分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)という女性ホルモンが密接に関係しています。hCGの分泌量とつわりの開始時期の妊娠5~6週、ピーク期の妊娠8~10週、終了期の妊娠16週は比例しています。そのため、胎盤が完成する15週の多くの妊婦さんはつわりがおさまることが多いです。
ですが、つわりがおさまる時期は個人差があるり、中にはつわりが出産まで長引く人もいます。
今は大変かと思いますが、まずは16週目まで様子を見てください。
一方、15週につわりがぶり返し・復活する人も
個人差の影響で、中には早い時期につわりがおさまっても15週になってつわりがぶり返し、復活する人もいます。
▼[体験談]つわりがより悪化することも
15週ですがつわり悪化してます。吐きながら食べれていたのに今は何も食べられず口の中がずっと苦いです。頭がガンガンします。もうどうしていいかわかりません。
昨日の午前中まで調子がとってもよくて、つわりもたいしてひどくない軽いもの、もしくは日によってはまったくない日もあるほどだったのに…。
昨日の夜、突然、悪化。妊娠初期の頃に戻ったように、口の中がすっぱい感じでいっぱいになり、ゲボゲボ苦しくってトイレにしばらくこもることに
出典:妊娠15週でつわりが再度悪化することってある?|ベドリントンテリア、レックスの成長日記と私の初妊娠ライフin Perth
15週のつわりは夜(夕方)から悪化することも
15週のつわりは夜(夕方)から悪化して頭痛や吐き気がひどくなる方は多くいます。
つわりで眠れないことも
なかには明け方まで眠れないくらいつわり症状がひどくなるケースもあります。
15週でつわりが終わらない理由・原因は?
つわりの原因はまだ厳密には解明されていませんが、以下の可能性が考えられています。
ストレス
つわりは精神的なものが大きく影響するため、ストレスがつわりの原因になることがあります。また、ストレスは免疫力の低下にもつながりますので、つわりを悪化させる原因にもなります。そのため、いち早く自分にとって良いストレス解消法を見つけることが大切になります。
無理をする
妊娠中はホルモンバランスの影響で体調の変化が大きく、その中でつわりもあると本人が思っている以上に体に負担をため込んでいる可能性があります。ですから、この時期こそ体に無理をしないように注意して日々を過ごすことが大切です。
便秘
つわりの原因が実は便秘のせいだったという可能性もあります。便秘になるとめまいや立ちくらみ、頭痛などつわりと似た症状があらわれますので、便秘対策をしてましょう。
つわりを乗り越えるために
家族と協力して乗り越える
つわりは症状の重さや期間など人それぞれ違うため、家族が周りと比べてしまい、本人のつらさをなかなか理解してもらえない特徴があります。
人一倍がんばり屋さんのママだと「つわりは病気じゃない」と、苦しいつわりの症状を一人で背負って出産まで我慢してしまうこともあるかもしれません。
妊娠していないときは体調が悪ければ薬を飲んで対処できますが、妊娠中は薬は控える必要があるので体調の乱れは簡単におさまるものではありません。
そのため、つわりの症状がつらいときは家族に協力してもらいましょう。
家族が協力的に家事や料理など家のことを手伝ってくれるようになると、妊婦さんは体を休むことができるので気持ちにも余裕ができ、心身ともに楽になります。
そのため、つわり時は「体調が悪い」「つわりが長引く」など、自分の症状や本当の気持ちを家族に言葉でしっかり伝えて協力を求めてください。
つわりの苦しい時期を乗り越えるためには十分な休養と家族の協力が必要不可欠です。
つわりを家族の絆を深める機会に変えて、さらに愛情を深めて赤ちゃんを迎えましょう。
食べられるもの・食べやすいものを食べる
つわりで苦しいときは食べられない状況が増えますが、ママの栄養は優先的に赤ちゃんへ運ばれるためママ自身が栄養不足に陥る危険があります。
栄養不足からつわりを乗り越えるための体力を失ってしまうと、更につわりが終わりにくくなる悪循環になります。
- 食べることができるものを食べる
つわり時に栄養不足にならないためには「食べられるもの・食べやすいものを見つけて食べる」という過ごし方にしてください。
また、レモンやお酢、ショウガなどを取り入れたサッパリした食材を料理に取り入れる・小分けにして食事の回数を増やす、などの工夫でつわりを乗り越えましょう。
炭酸
炭酸の喉ごしの良い爽快感は気持ち悪さを緩和させてくれるので、つわりで気持ち悪くて食べ物や飲み物が喉を通らないときでも『炭酸なら大丈夫』という妊婦さんは多いです。
炭酸では栄養を補うには不十分ですが水分不足を防ぐことができるのが大きなメリットです。
ビタミンB6でつわり緩和を
ビタミンB6を摂取するとつわりを緩和させることができます。目安として1日5~60mgのビタミンB6を摂取してください。
つわりの症状がひどい場合、病院でビタミンB6の点滴を受けて症状を抑えることもありますが、ご自宅で(セルフ)でビタミンB6摂取を効率よく行いたい場合は「つわりに効く飲み物は何がおすすめ?妊娠中に飲みやすいドリンク特集」でつわり緩和やビタミンB6配合の飲み物についてお伝えしていますので、ぜひご参考になさってください。
いまは無理をしないで過ごしましょう
15週なのにつわりがおさまらないと、他の人と比べてストレスになってしまうこともあります。ですがつわりは「ママ休んで」の赤ちゃんからのメッセージと受け止め、この時期は気持ちを楽にしてゆっくり休んで過ごしましょう。
出産を終えたときに「あのとき無理せず休んでよかった」ときっと思えますので、つわりで苦しいときはお腹の赤ちゃんを一番に考えて無理せず過ごしてくださいね。
なお、妊娠15週目について詳しくは「妊娠15週目、お腹の大きさ・出方は?胎動へ向けての過ごし方は?」でも解説してますのでご参考になさってくださいませ。