つわり中、無性にケンタッキーが食べたくなる妊婦さんは実は多いです。でもこの時期にケンタッキーを食べても大丈夫なのか?お腹の赤ちゃんに影響はないのか?など、気になる妊婦さんに向けて解説してきます。

つわり中、ケンタッキーが食べたくなる

つわりで毎日吐いていますが、ケンタッキーが無償に食べたいです。
脂っこいしやめたほうが無難な気もしますがもう一週間位気になっています。
吐いてもいいから食べたいのですが、しばらく肉を食べてないので肉や固形物を吐く辛さも忘れつつあって心配です…
つわり中にポテトをたべてたとかも聞くので意外と大丈夫なんでしょうか?

出典:つわりで毎日吐いていますが、ケンタッキーが無償に食べたい|Yahoo!知恵袋

わかります!私も後で後悔するだろうと分かっていても無性に油っこいものを食べたくなる時があります。揚げたてのメンチカツやフライドチキンとか…。

出典:つわりで毎日吐いていますが、ケンタッキーが無償に食べたい|Yahoo!知恵袋

つわり中ですがマックやケンタッキー食べたくなって食べてしまいました!同じような経験された方いますか??

出典:つわり中ですがマックやケンタッキー食べたくなって| [ママリ]

このように、妊娠中はケンタッキーを無性に食べたくなる妊婦さんが多くいます。これはつわりによって味の好みが一時的に変わることが影響していると考えられます。

ケンタッキーを食べて大丈夫?

この時期は味の好みが変わるため、無理に栄養バランスを意識して食べることが難しいタイミング。そのため、食べることができないために体を壊してしまうこともあるので「食べれるもの食べる」という考えが大切です。

よって、ケンタッキーを食べることは大丈夫。ですが、中には食べては吐くを繰り返すこともあるので、水分と一緒に食べましょう。

なお、ケンタッキーと同様にコンビニのチキンや揚げ物、等も無性に食べたくなる方もいます。

すっぱいものとは限らない

つわりに悩まされるときは「すっぱいもの欲しくなる」ことが多いですが、ケンタッキーのように脂っこいものが欲しくなったり、ジャンクフードが無性に食べたくなることもあります。

中でもフライドポテトやカップラーメンを食べたくなる方は比較的多いと言えます。詳しくは「妊娠初期のカップラーメンは大丈夫?赤ちゃんやママへの影響は?」もご参考になさってください。

つわり症状は赤ちゃんの性別に影響する?

なお、つわりの症状で赤ちゃんの性別が分かるの?と耳することもあるかもしれませんが、医学的な根拠はありません。

よって、つわりで突然ケンタッキーを無性に食べたくなったからといってもそれがお腹の赤ちゃんに影響することは無いので、気になっている方がいればご安心下さいね。

偏食対策はどうすべき?

つわりによってケンタッキーをはじめ普段大量に食べないもの・栄養の偏ったものを無性に食べたくなりますが、あくまでつわり時期限定の症状です。つわりが過ぎるとともに偏食具合もおさまってきます。

食べたいもの・飲みたいものを摂取

お伝えしたように「何も食べることができない」のが一番の心配になるので、この時期は食べたいものを食べ、飲みたいみのを飲む、ことを第一に過ごしてください。

食べ過ぎによる体重管理には注意

ですが、妊娠中は体重管理のデリケートな時期。ケンタッキーをなど食べれるものを食べ過ぎると定期健診時に強く注意されることもあります。

そのため、体重管理だけにはご注意ください。この時期の体重管理について詳しくは「妊娠中の体重管理のコツは?ストレス無くこの時期を乗り超える方法」にも詳しいので、ぜひご参考になさってくださいね。

ビタミンB6を摂取

ビタミンB6は米国産科婦人科学会(ACOG)が11年ぶりに更新した悪阻(つわり)治療に関するガイドラインでも【持続的な重い吐き気や嘔吐の第一治療として、ビタミンB6と抗ヒスタミン薬ドキシラミン(国内未承認)の併用を推奨】と推奨するほどのつわり対策の栄養素。

参考出典:Women Don’t Have to Suffer Through Severe Morning Sickness, Experts Say|HealthDay

つわり軽減に有効とされ、つわりの症状緩和の助けとなります。

なお、フライドポテトに使用される「ジャガイモ」も100gあたり0.3 mgのビタミンB6が配合されています。もしかしたら、体が自然と欲しているのかもしれませんね。

同様にビタミンB6の摂取ならブロッコリー100gあたりで約0.2mg、ニンニク100gあたりで1.5 mg、豚肉100gあたりで約0.4 mg、などを得ることができます。

葉酸サプリでビタミンB6を摂取

実は妊婦さんに推奨される『葉酸サプリ』もビタミンB6摂取には効果的。ビタミンB6 を高水準で配合しています。中でもベルタ葉酸サプリは「3.23mg」も配合しています。(これがどれくらいの量か?というとブロッコリー100gあたり約0.2mgほどなので、およそ16倍の量です!)

栄養成分表示(4粒当たり)

エネルギー3.99Kcal、たんぱく質0.13g、脂質0.06g、炭水化物0.74g、食塩相当量0.015g、ビタミンB6 3.23mg、ビタミンC 31.4mg、葉酸400μg、カルシウム232mg

出典:ベルタ葉酸サプリの成分について|ベルタ葉酸サプリ公式ショップ

▶ 妊娠初期(~15週目)までは葉酸が欠かせない

なお、赤ちゃんの中枢神経(脳・脊髄)が発達する妊娠初期(~15週目)までの時期が葉酸摂取の最重要時期のため、赤ちゃんの神経管閉鎖障害(先天性の障害)発症のリスクを抑え、健やかな成長を助けためにも葉酸サプリは普段の食事からの葉酸摂取とは別に葉酸サプリでの摂取(400μg/日)が厚生労働省からも推奨されています。

ママのつわり対策だけでなく、お腹の赤ちゃんの成長を助ける意味でもつわりの影響を受ける妊娠初期である今から必要な葉酸量の摂取を心がけてくださいね。

なお、葉酸サプリについて詳しくは下記をご参考いただければと思います。

妊娠初期に摂りたい葉酸サプリおすすめランキング|先輩ママも愛用!

食べられるものを食べて過ごす

この時期は妊婦さんの体の負担を減らし、無理をしないことが一番の時期。食べられるものを食べ、飲めるものを飲み、体重管理と妊婦さんとしての体づくり・つわり対策を第一に心がけてつわりの時期を乗り越えていきましょう。

なお、つわりでツラいときにおすすめの飲み物について「つわりに効く飲み物は何がおすすめ?妊娠中に飲みやすいドリンク特集」でもお伝えしてますのであわせてご参考になさって下さいね。