生後2ヶ月にもなると赤ちゃんの表情・しぐさ・動きなど様々な面で変化が見られるようになります。ママにとって赤ちゃんのこうした小さな変化も成長の証ですから嬉しい時期かと思います^^

とはいえ、まだまだ手探り状態でお世話をしているという方も多いはず。そこで今回は、生後2ヶ月の赤ちゃんの授乳間隔や授乳量などについてお伝えしていきます。一般的な目安を知ることで、ママが抱えるお悩みや不安を解消することにも繋がりますよ。

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生後2ヶ月の赤ちゃんの授乳間隔や授乳回数、授乳量は?

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生後2ヶ月頃になると、赤ちゃんもおっぱいの飲み方がだいぶ上手になってきます。3時間くらいまとめて眠るようにもなり、それに伴い授乳間隔も空くように。

日中は3時間おき、夜間は3~4時間おきの授乳になるケースが多く、回数は1日平均8~10回程度になります。なお、1回の平均授乳量は約140~160mlだとされますが、あくまで目安として捉えておきましょう。

1回に飲む量が多い子は授乳間隔が開きやすく、まだまだ量が飲めないような子であれば生後2ヶ月でも頻回授乳になることもあります。つまりは「個人差がある」と覚えておいて下さい。

完母(母乳)の場合

出来るだけ両方のおっぱいからバランスよく飲んでもらうようにしましょう。左右10分ずつ飲ませてあげるのがひとつの目安となります。

また、母乳の出が左右で違う場合、出が悪い方のおっぱいを赤ちゃんは吸いたがらないことがあります。このようなときは、赤ちゃんが飲みたがらない方のおっぱいを先に与えるのがコツです。空腹の状態ですから、出が悪い方からも一生懸命飲もうとしてくれますよ。

なお、赤ちゃんが飲みやすい状態のおっぱいを作るため、定期的におっぱいマッサージをすることをおすすめします。

完ミ(ミルク)の場合

粉ミルクは母乳と比べるとカロリーが高く、赤ちゃんも太りやすくなる傾向にあります。ミルク缶に記載されている用量を守り、カロリーの摂りすぎにならないように注意しながら与えるようにしてください。

また、哺乳瓶の乳首はママの乳首と比べると吸いやすい形になっていますから、ぐいぐい飲むことが出来ます。赤ちゃんは満腹中枢が未発達ですから、あればあるだけ飲んでしまうようなこともありますから気をつけましょう。

混合の場合

母乳とミルクの混合育児の場合、母乳を先に飲ませることが大切です。飲みやすい哺乳瓶から先にミルクをたっぷり飲んでしまうと、それだけで満腹になり、次の母乳を飲みたがらないということが多々あります。これを防ぐため、まずはママのおっぱいを先に与えることを心がけてください。また、ミルクの飲み残しはとっておいたりせずにきちんと破棄してくださいね。

赤ちゃんの睡眠サイクルも知っておこう

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生後2ヶ月頃の赤ちゃんは徐々に昼夜の区別がつき始め、昼の明るい時間帯に起きていることが多くなります。1日の平均睡眠時間はおおよそ14~15時間程度で、夜間にある程度まとめて眠るようになりますからママも少し楽になりますね。

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それでもまだまだ昼夜逆転している赤ちゃんも少なくはありません。日中は明るい部屋で日差しを浴びさせてあげたり、夜は部屋の電気を暗くして静かな環境を整えてあげるなどしてメリハリをつけてあげると、生活のリズムが整いやすいですよ。

急に長く眠るようなことはある?

それまで頻回授乳が必要だったはずの赤ちゃんが、とつぜん5、6時間続けて眠っている姿を見ると誰でも驚き、具合が悪いんじゃないか・・・と心配になってしまいます。

ですが、こうしたケースは珍しいことではありませんし。また、逆のパターンも同様に起こりえます。

赤ちゃんの体重をチェックし、順調に増えているようであれば特に問題はないので、心配する必要はありません。赤ちゃんも日に日に成長していますから、授乳のパターンや睡眠サイクルが突然変化することもあるのだということを覚えておくと、必要以上に焦る必要もなくなりますよ。

生後2ヶ月の赤ちゃんの体重の変化も知っておこう

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厚生労働省が示す発育曲線によると生後2ヶ月の赤ちゃんの体重は4190g~7180gとされており、詳しくは男の子は4410g~7180g、女の子は4190g~6670gとなっています。

参考出典:平成22年乳幼児身体発育調査の概況について|Ⅱ調査結果の概要|厚生労働省

もちろん、個人差もあり出生時の体重によっても異なってきますからあくまでも目安とてお考えいただきたいのですが、1ヶ月に大体1kg前後増えているようなら問題ないでしょう。

授乳時は工夫をしてみよう

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授乳中のママは様々なトラブルを抱えてしまうもの。中でも多いのが「赤ちゃんが上手に飲めていない」「おっぱいを嫌がってしまう」など。こういった際は少し授乳の方法を変えてみましょう。

左右のおっぱいのどちらか片方から飲むのを赤ちゃんが嫌がる場合、そちらのおっぱいの母乳の出があまり良くない可能性があります。赤ちゃんが飲みたがらない方のおっぱいを先に飲ませることで、空腹状態の赤ちゃんは母乳の出が悪いおっぱいでも一生懸命飲もうと頑張って吸い付いてくれます。

これを繰り返すことで母乳の出も良くなりますし、赤ちゃん自身もコツをつかんで上手に飲めるようになります。

また、赤ちゃんが乳首をしっかりくわえているかどうか確認することも大切なポイント。根元まで深くくわえるように調整してあげましょう。

吸えてない時はどうする?

まだ小さい赤ちゃんは上手におっぱいを吸えられないことが多く、授乳がスムーズに進まないことがあります。このような場合、抱き方を変えてみたり、クッションなどを用いて高さを調節することで授乳しやすくなるように調整してみてください。詳しくは「赤ちゃんの正しい授乳姿勢や抱き方まとめ。楽な姿勢が必要な理由とは?」の記事でもお伝えしておりますので、ご参考になさってくださいね。

また、普段からおっぱいマッサージをして母乳の出を良くしておくことも大切ですので定期的にケアしておいてください。なお、どうしてもおっぱいから飲むことが難しい場合は哺乳瓶を使ってみてください。ミルクではなく母乳を飲ませたいとお考えであれば搾乳した母乳を哺乳瓶から飲ませるという方法もいいですよ。赤ちゃんの様子を見ながら柔軟に対応してみてください。

授乳間隔があかない・短いときは?

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生後2ヶ月を過ぎると授乳の間隔も少しずつ空いていきますが、中にはいつまでも授乳間隔が短いままの赤ちゃんもいます。ですが、個人差の問題なので異常なことではありません。ママはあまり焦らずその子のペースに合わせて授乳してあげてください。

また、泣いている原因が空腹だけとは限りませんから本当にお腹が空いて泣いているのかどうかを見極めることも大切。生後2ヶ月にもなるとママにしか分からない赤ちゃんの変化や特徴というものが掴めてくるはずです。普段からしっかり赤ちゃんとスキンシップを図ってあげてください。

とはいえ、いつまでも頻回授乳が続くのはママにとって肉体的にも精神的にも辛いもの。ママが体調を崩してしまわないよう母乳とミルクの混合にしても良いでしょう。「ちょっと疲れたから、次の授乳はミルクにしよう。」と気持ちを切り替えることも育児生活を上手に過ごすには大切なことです。

授乳回数を減らすようにすべき?

新生児の頃と比べると一度に飲めるおっぱいの量も増えていますから自然と授乳の回数も減っていきます。ですが、意図的に減らす必要はありません。赤ちゃんが欲しがっているのに「もう2ヶ月なんだから飲ませないほうがいいはず!」などと決め付け内容に注意してください。

飲みたいときに飲めるだけ飲ませてあげるというスタイルを続けても問題はありませんし、その子のペースに合わせて授乳していくうちに自然と回数も減っていくはずです。焦らず赤ちゃんと向き合うことが大切です。

平均より赤ちゃんの授乳間隔が長いときは?

一般的な平均値はあくまでも「目安」にすぎません。授乳の間隔が平均より長くても短くても、その子のペースでしっかりおっぱいを飲めているのなら問題はないと言えます。

定期的に赤ちゃんの体重測定をし、順調に増えているかどうか確認してみてください。体重の増減は重要な判断材料となります。体重が増えていて排泄物にも特に異常が見られず赤ちゃん自身が機嫌よくしているようなら心配する必要はありません。

夜の授乳間隔は?

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その子が一度にどれだけの量の母乳を飲むことが出来るかによって違いますが、平均すると夜間は3~4時間毎の授乳スタイルなることが多いようです。昼夜の区別がつくようになると夜にある程度まとめて眠るようになりますから、自然と夜間の授乳回数も減っていきます。これも赤ちゃんの成長を図るひとつの目安となります。

まとめ

生後2ヶ月になると赤ちゃんも母乳をたくさん飲めるようになるのでママの負担もだいぶ少なくなるでしょう。頻回授乳も少なくなり余裕が出来てきます。特に夜間の授乳の回数が減ることはママにとっては喜びもひとしおに。夜中に自分1人だけ起きて赤ちゃんのお世話をしていると、なんとも言えな孤独を感じるもの。それが解消されるだけでもだいぶ気持ちが楽になるでしょう。

また、赤ちゃんがある程度まとめて眠ってくれたり、授乳がスムーズに出来るようになったのならママ自身も少し自分の時間を作って体を休め、リフレッシュにあてるようにしてください。まだまだ育児が大変な時期ではありますが、少しずつ赤ちゃんは成長していきます。ママ自身も頑張りすぎず、その一瞬一瞬を楽しんで育児に取り組んでみてくださいね。

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