黄色いおりものは妊娠の兆候?
おりものの変化は気になるもの。妊娠希望の女性なら尚更ですよね?
そこで、黄色いおりものが出て自分の体の状態が気になる女性に向け、
- 黄色いおりものは妊娠と病気、どちらの可能性があるのか?見分け方は?
についてお伝えいたします。
目次
黄色いおりものは妊娠超初期症状?
着床後に黄色いおりもの
妊娠超初期・妊娠初期段階では、妊娠することでおりものの量が増加した・水っぽくなった、などおりものに変化を感じることがあります。(個人差あり。)
中でも黄色いおりものは妊娠が成立する着床によって起きる現象の1つ(妊娠超初期症状)として考えられることもありますが、それだけでは妊娠とは断言できません。
生理がこないのに黄色いおりもの
生理が来ないのにおりものが黄色い場合、避妊しておらず性行為を行っていれば妊娠の可能性(妊娠超初期症状によるおりものの変化)はあります。
ですが、この段階でも妊娠以外に病気の可能性も残されるため断言はまだできません。
妊娠かどうかの見分け方
妊娠したか?を見分ける際は、あわせて他の妊娠超初期症状・妊娠初期症状があらわれているかも確認してください。
「妊娠超初期症状のセルフチェック診断!妊娠してるかも?を明確にする」でもお伝えしてますが、同時に複数の症状が出ていれば妊娠の可能性が高いと判断できます。
黄色いおりものが出る原因
異物
避妊具やタンポンなどの遺物が膣内に残されたままだと、雑菌が繁殖して臭いの強い黄色いおりものが出ることがあります。
この場合、免疫力が弱まり体にかゆみを感じることがありますので、常に膣内が清潔な状態にしておきましょう。
酸化
妊娠すると黄体ホルモン(エストロゲン)の分泌量が増加してホルモンバランスが大きく変化します。
黄体ホルモンは空気に触れると酸化して黄色くなる性質を持っているため、下着におりものがつくと黄色に見えることがあります。
なお、生理前もホルモンバランスが変化するため黄色いおりものがみられることもあります。
病気
細菌や雑菌による感染症で病気にかかると黄色いおりものが出ることがあります。
なお、病気の放置は健康的に妊娠準備を進められなくなる恐れがあるため、後述する「注意すべき黄色いおりものの特徴」を参考に早期の処置を心がけてください。
注意すべき黄色いおりものの特徴
黄色・黄緑色・泡状のおりもの
トリコモナス腟炎(※)にかかっている可能性があります。
(※)腟トリコモナスという原虫が原因で生じる腟感染症。
主に性交渉で感染するケースが多く、発症するとおりもの量が増加・外陰部にかゆみや痛み・強い臭いを伴うのが特徴。悪化すると不妊症・早産・流産の原因になります。
婦人科・産婦人科で診てもらう必要があります。
参考:トリコモナス|婦人科・産婦人科なら新宿レディースクリニック
異臭・膿・かゆみ
少しツンとした酸っぱい臭いがする正常のおりものとは違う強い臭いを感じたら、淋菌に感染することによる淋病(りんびょう)(※)の可能性があります。
(※)女性の子宮頸管炎に繋がる性感染症。
下腹部痛・排尿時の痛み・発熱・外陰部のかゆみ・悪臭を伴います。
性病科・婦人科・産婦人科で診てもらう必要があります。
関連記事 下腹部の違和感は妊娠のサイン?妊娠の兆候と卵巣トラブルの見分け方
まとめ
おりものの変化は妊娠の可能性だけでなく自身の健康を知る目安になるので、日々のチェックは必要不可欠。
とはいえ感染症は自覚しにくいのも特徴ですので、おりものの臭いや色、形状にいつもと違う変化を感じたら妊娠・病気、いずれかの可能性を考えてすぐに産婦人科で相談しましょう。
また、妊娠すると免疫力が弱まるので細菌の繁殖を防ぐためにも早めの治療は欠かせません。
妊娠希望であれば尚更におりものの変化を見逃さないようにしてくださいね。