つわりはいつまで続くの?
妊娠初期に多いつわり症状はいつまで続くのか?平均やピークの時期は?など、気になる妊婦さんに向けて
- 妊娠中のつわり症状がいつまで続くのか?100名アンケート結果
- つわり対策
についてお伝えします。
目次
つわりとは?
つわりは妊娠初期に全妊婦の50~80%の方が経験する代表的な生理現象。
症状や重さ・期間は個人差がありますが吐き気や嘔吐であることが多いです。
つわりの原因
- 妊娠すると妊娠を維持するために分泌される「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンが急に増える
- 「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という女性ホルモンが増加する
など、妊娠に伴うホルモンバランスの変化が関係していると考えられていますが、実はまだはっきりした原因は解明されていません。
つわりはいつまで?先輩ママ100名アンケート結果
※オンライン上での100名アンケート集計結果[ikurich調べ]
つわりを乗り越えた先輩ママたちの声[体験談]
私はコーンフレーク、トマト、スイカ、アイス、缶詰のみかんなど、甘くてさっぱりしたものをよく食べていました。
一平ちゃん(カップ焼きそば)、レモンのかき氷、いなり寿司、ポテトサラダ、きゅうり、冷麺、冷やし中華でした。冷めてるものなら まあまあたべれた記憶があります。
レモンのスライスが上に乗っかってるかき氷、おススメです。
私は炭酸水うがいとサラダ巻きで乗り切りました。(何が食べたいのかわからず、でも食べたいから買い物に出ても食べたいものがわからず店で1人で泣きました)後は寝る。今は寝る。仕事に出てないなら寝る。
など、つわり経験者の先輩ママはその時の自身の状態にあわせた対策でつわりを乗り越えてきています。
また、アンケート結果をもとにつわりの開始時期・傾向について以下で詳しくお伝えします。
つわりはいつから始まるか?

早い人は妊娠超初期から
早い方で妊娠超初期(妊娠0~4週目までの期間で、妊娠が成立する着床後すぐ)からつわり症状を感じはじめます。
なお、妊娠超初期はつわり症状に加え「妊娠超初期症状のセルフチェック診断!妊娠してるかも?を明確にする」でもお伝えした妊娠超初期症状が起こるたで、それぞれの症状が同時に発症していたら=妊娠=つわりの可能性が高い、と判断できます。
つわりの平均時期
「つわりはいつ終わる?平均は?早い人は?終わり方のパターンと心構え」でもお伝えしてるように、妊娠初期である妊娠6~8週あたりからつわりを感じる方が多く、その後1、2カ月かけてつわりと付き合っていくケースが多いです。
つわりはいつまで続く?
胎盤が完成する妊娠16週頃まで続き、それ以降(妊娠5カ月ごろ以降)から症状がおさまる方が多いです。
食べづわりや食欲不振はいつまで?
食べづわり(吐き気や食欲不振)は妊娠初期の早いタイミングではじまり、胎盤ができあがる妊娠16週頃を目安に多くの方が治まります。
よだれつわりはいつまで?
よだれつわりは妊娠初期の早いタイミングではじまり、胎盤ができあがる妊娠16週頃を目安に多くの方が治まります。
つわりのピークはいつまで?
個人差ありますが8、9、10週あたりでつわりのピークを迎えます。
アンケート結果からも妊娠10週目がピーク、という結果が一番多く寄せられました。
続いて8週目、12週目、16週目が同率で2位。他は全体的にまばらですが妊娠初期段階(~15週目まで)がつわりのピークを迎えやすいようです。
妊娠後期までつわりが続く人もいる
つわりは個人差があるため妊娠期間中ずっとつわりが続く方もいます。
また、妊娠初期はつわりがなかったのに妊娠後期になって急につわりがはじまる方もいます(後期つわり)。
つわりがない人もいる
つわりが無い人もおり、その特徴として以下が挙げられます
[つわりがない方の特徴]
- 胃腸が強い
- ホルモンのバランスが安定している
- ストレスに強い
つわりがなくとも妊娠している可能性がある以上、身体に無理を掛けないようご注意ください。
二人目・三人目だとつわりがない人も
つわりは初産婦の方ほど起きやすいので、最初はつわりがあったのに、二人目・三人目の妊娠になるとつわりがなかった、という方もいます。
つわり症状がひどいときの4つの対処法
1.つわりで朝がつらい
朝方つわりで気持ち悪くなる方は食べづわりの傾向にあります。
寝る前に軽食を摂る・朝起きてすぐに口にできるものを用意しておく・朝食は比較的食べやすい果物を摂る、などで対処しましょう。
加えて「つわりには炭酸飲料がおすすめ!摂るメリットと注意点は?」でもお伝えした炭酸飲料もおすすめです。
2.吐き気がいつまでも続く
つわりの影響で食べ物の好みが変わり、吐きやすい・食べることができない、といった症状が続くことがあります。
症状が繰り返し続くと栄養不足や水分不足(脱水症状)になるため、つわり時期は「食べられるものを食べられるときに食べられるだけ食べる」と考え食事や水分補給に努めてください。
- 吐き気対策はビタミンB6
ビタミンB6は米国産科婦人科学会(ACOG)が11年ぶりに更新した悪阻(つわり)治療に関するガイドラインでも【持続的な重い吐き気や嘔吐の第一治療として、ビタミンB6と抗ヒスタミン薬ドキシラミン(国内未承認)の併用を推奨】と推奨するほどのつわり対策の栄養素。
参考出典:Women Don’t Have to Suffer Through Severe Morning Sickness, Experts Say|HealthDay
つわり症状がツラいときはビタミンB6配合の食べ物・飲み物・葉酸サプリメント(ビタミンB6が配合されるものが多い)を摂取することで症状の緩和を助けることができます。
[おすすめ飲み物]
つわり緩和におすすめの飲み物は「つわりに効く飲み物は何がおすすめ?妊娠中に飲みやすいドリンク特集」をご参照ください。
[おすすめサプリメント]
葉酸サプリにはつわりを緩和させるビタミンB6 が併せて高水準に配合されています。中でもベルタ葉酸サプリは「3.23mg」も配合しています。
栄養成分表示(4粒当たり)
エネルギー3.99Kcal、たんぱく質0.13g、脂質0.06g、炭水化物0.74g、食塩相当量0.015g、ビタミンB6 3.23mg、ビタミンC 31.4mg、葉酸400μg、カルシウム232mg
葉酸サプリはお腹の赤ちゃんの無事の成長の助けとなる成分として有名ですが、同時にママのつわり緩和にも役立ってくれます。
そのため、葉酸サプリでつわり対策と無事の出産対策を同時にケアしてください。
- おすすめ葉酸サプリ
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3.寝たきりの状態がいつまでも続く
寝たきりで横になる際は右向き・ツボを押す、など行っていただくとつわり緩和におすすめ。
詳しくは「つわりが楽な姿勢は寝ること?向きは右?楽になるツボはある?それ以外の方法は?」をご参照ください。
4.ひどいときは病院へ
どうにもならないときは産婦人科で相談してください。症状の度合いによってはすぐの入院となることもあります。
特におしっこの色が濃くなる・おしっこの量が少なくなる場合、脱水症状の可能性があり放置すると妊婦さんの健康に悪影響のため自己判断せずかかりつけ医に相談してください。
参考:妊娠悪阻にまつわる諸問題
なお、二人目・三人目出産の場合すでに上の子がいます。つわりで入院する際は家族に預けることが一番ですが、難しければお住いの地域の保健センターに相談して子供を預けることができるか?相談してください。
まとめ
つわり症状があることは=お腹に赤ちゃんがいることの証。
妊娠希望さんであれば「無事妊娠してお腹の中で赤ちゃんが成長している」と言い換えることができます。
つわりはいつか終わります。一生続くわけではありません。今の時期だけ我慢して無事の出産を迎えるべく頑張って乗り越えていきましょう。