いままで出ていたのに『急に母乳の出が悪くなった』とお悩みのママさんは実は多くいます
もしかしたらあなたもそうではないでしょうか?
母乳の出が悪くなるのには悪くなるなりの「理由」があります
そこで、今回は母乳の出が悪くなったとお悩みのママさんに向けて、母乳の出を増やすための解決方法をお伝えします。
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目次
もともと出てたのに急に母乳の出が悪くなった
もともと母乳が出ていたのにも関わらず、急に母乳の出が悪くなった場合の原因は「ママ」「赤ちゃん」それぞれの変化によって影響されます。
赤ちゃん側の変化の場合
体の急成長
生後3週間、6週間、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月・・・など、3に関係した時期は赤ちゃんが急成長タイミングになりがちです。この急成長のタイミングでは赤ちゃんが飲む母乳の量も増えます。すると、母乳量は同じなのに赤ちゃんが母乳を欲しがるから量が増えてくるので、その差が“母乳の出が悪くなった”という勘違いにつながりやすくなります。ですが、ママの母乳も授乳回数が増えるごとに母乳量が増えていきますので心配をする必要はありません。
心の成長も
また、この時期は心も急成長するので不安定になる傾向が強くなります。赤ちゃんは自分でもどうしていいのかわからない状態で、とにかくママに抱っこされておっぱいを欲しがって口を動かして安心したいと思っています。母乳が足りていないからという理由だけでおっぱいを欲しがるわけではないということを認識しておきましょう。
ママ側の変化の場合
母乳量
先ほどもお伝えしたように、赤ちゃんの急成長によって飲む量が増えると母乳が減ってしまったと思うかもしれませんが、一時的に赤ちゃんが欲しがる量に追いついていないだけです。この時期に頻回授乳をしておっぱいを吸うことで、その刺激が脳に伝わりホルモンが分泌されて必要な量まで母乳は増えてきます。ですから、赤ちゃんが泣くたびに授乳してあげることがとても大切になります。母乳の量が赤ちゃんの飲む量に追いつくまでの期間は2、3日~1週間くらいと言われています。それまで頑張って頻回授乳をしてあげてください。
溜まり乳から差し乳への変化
赤ちゃんが3週目になると溜まり乳から差し乳へと変化し始めます。溜まり乳は産後からしばらく続き、需要とは関係なく母乳が作られ続けるので胸の張りを感じます。3週目くらいから差し乳になりますが赤ちゃんが欲しい分だけ作られるので張りのほうは感じられなくなります。一般的には2ヶ月くらいまでには差し乳になると言われていています。
差し乳に変化して張りを感じなくなると母乳が出ないと勘違いしがちですが大丈夫です。むしろ差し乳のほうが赤ちゃんが飲む分だけ作られるので常に新鮮で良いですよ。
胸の張りがなくなって差し乳になっただけなのに、母乳の出が悪くなったと勘違いされて諦めてしまうママは多いです。ここで諦めてしまうと母乳が本当に出なくなってしまいますので、頻回授乳や母乳分泌のためのマッサージ、食事などに気を付けながら母乳の分泌量を増やしていくようにしましょう。
変化を感じつつ対策を
ママ・赤ちゃん、それぞれが変化するのは自然なことなので、致し方ない面もあります。そのため、変化を感じつつもどうするか?の対策を考えていきましょう。詳しくは下記の原因と対策をご覧ください。
母乳の出が悪くなる18の原因と対策
急に母乳の出が悪くなる際の原因と、その原因に対する対処法について順を追ってご紹介します。ご自身で思い当たる点がありましたらぜひ参考にしてみてくださいね。
1.体質
体質のせいで母乳の出が悪くなったというケースはほとんどありませんが、もし体質として考えられるとするならば、ホルモンバランスの異常・器質的異常・病気・乳腺組織の欠損・発育不全など。ですが実際は睡眠不足・不安・ストレスなどの疲労・栄養不足・貧血・水分不足などによって起きる場合がほとんど。
そのため、対策としては
- 食事(栄養)をたくさん摂る・貧血予防のために鉄分をしっかり摂取する
- 母乳を創り出す元となる水分をしっかり補給するよう
などを行うことで母乳が出やすくなります。なお、水分補給について詳しくは「母乳育児におすすめのハーブティー13選。授乳中のママの悩み対策を」でもお伝えしております。母乳体質を目指すママはぜひご参考になさってくださいね。
2.生理
生理が再開したあとに母乳の出が悪くなることがあります。離乳食を2回しっかり食べていれば大丈夫ですが、どうしても足りない場合はミルクに替えると良いでしょう。母乳をちゃんと与えたい場合の基本はご飯をしっかり食べること。お餅や山芋、長芋を食べると出が良くなると言われているのでおすすめです。
3.疲労
疲労してしまうと体がふらふらして大変なので授乳回数が減ったりストレスも溜まりやすくなります。疲労の要因として鉄分不足が考えられるので魚類のカツオやマグロ、イワシやひじき、小松菜も合わせて食べて鉄分を効率よく補給しましょう。
4.ストレス
不安や悩みが深いとストレスが溜まりやすくなります。ストレスは母乳を出す乳汁産生ホルモンの分泌を抑制してしまう働きがあります。そのため、周りのご家族にご協力いただいて、たまには一人でリフレッシュしてストレス発散するなど、ストレスを溜めないようにしましょう。
5.食生活
母乳はママが体内に摂り入れた栄養をもとに生成されるため、ママの日ごろの食生活は母乳の出に影響します。
和食を中心とした食生活が摂取できる栄養バランスを踏まえても優れておすすめされています。
特に白いご飯・野菜の入った具だくさんのお味噌汁は母乳分泌に良いと言われています。
詳しくは「【授乳中のママ必見!】母乳がよく出る食べ物・飲み物11選をご紹介」の記事でもお伝えしておりますので、あわせてご参考になさってください。
6.ミルクを増やした
ミルクを増やすことは栄養不足にならないためにも大切ですが、授乳回数が減ってしまうと母乳の出が悪くなることに繋がります。おっぱいの回数を増やすことを日々意識してがんばりながら、毎回のミルクは少しずつ足す回数を減らしていくようにしていきましょう。赤ちゃんはその分、早く泣くと思いますがそのときはおっぱいを飲ませてあげます。
頻回授乳をがんばっていれば徐々に母乳が出るようになって間隔もあいてきます。そしたらミルクを減らしておっぱいを増やしていく流れが理想的です。基本はミルクの『回数』を減らしたほうが量を減らすよりも良いです。
なお、母乳やミルクが足りなくても起きずに寝ている子もいるので、その場合の目安はおしっこの量を見ます。おしっこの量は1回で大さじ3杯の45gが1日6回以上あると安心です。
7.夜だけミルク
夜だけミルクという言葉がありますが母乳の出を悪くする原因一つです。面倒でつらいと感じるかもしれませんが、できる限り母乳で育てたい場合は夜中の授乳は必須です。夜中は母乳を作る働きを持つホルモンの分泌量が昼間の1.5倍以上も増えます。
もし、体がつらいのであれば添い乳でもいいので夜だけミルクはなるべく避けてください。母乳の出が悪くなってミルクを足さなければ赤ちゃんはよく起きるようになります。そのたびにおっぱいをあげると母乳促進に繋がります。
8.水分不足
母乳の8割が水分で作られており、水分は母乳をスムーズに出す働きもあるため、授乳期は水分不足にならないように気を付けてください。
一般的には2リットルのお水を飲むと良いと言われていますが、母乳育児中は通常3リットル、夏場5リットルを目安に水分補給をしてください。
一気に飲み干そうとすると大変ですが、朝起きてコップ1杯飲む、授乳後に飲むといった具合に日常生活の中にルーティーンとして組み込むと負担が和らぎます。なお、冷たい飲み物は避け、温かい飲み物を摂るようにしてください。
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9.血行不良
母乳は血液から作られているので血行が悪いと母乳の分泌も悪く、母乳が出にくくなります。
血行を良くするためにも、軽い運動やお風呂に浸かる、などがおすすめ。
特に全身を温められるお風呂の湯船に浸かることで血行促進を大きく助けます。
また、足湯だけでも血行促進の助けとなるのでぜひお試しください。
10.貧血・冷え、など
血の巡りに影響する貧血や冷え症などを抱えるママは母乳の出が悪くなることがあります。
冷え性の場合、体を冷やさない対策を。貧血予防には食事に牛肉・生魚・ほうれん草・小松菜などの鉄分が豊富に含まれる食材を積極的に摂るようにしてください。
また、吸収を助けてくれる果物(ビタミンC)も一緒に食べるとより効果的です。
11.鉄分の不足
妊娠中や出産時には多くの血液を必要となるため、産後のママは鉄分不足になりやすい状態。
母乳は血液から作られるので、特に産後すぐのママは母乳の出が悪くなる傾向にあります。
鉄分不足にならないよう、普段の食事から鉄分摂取を心がけてくださいね。
- 授乳期の鉄分補給対策
なお、鉄分補給ならサプリメントが効果的。特に鉄は普段の食生活から不足しがちなミネラルの1つの。
そのため、普段の食事に加えてサプリメントで補うことで授乳期に必要な鉄分量を摂取できます。
鉄分補給におすすめなのがプレミンママ。
厚生労働省によると、授乳期のママは普段の食事以外の付加量として+2.5mg/日の鉄分量が必要としています。
参考出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」
プレミンママは2.5mg/日が摂取できるため、鉄不足を感じて母乳の出に悩むママはぜひ活用してみてください。
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出産後授乳期に特化したプレミンママ。葉酸120μg、カルシウム250mg、鉄2.5mg、たんぱく質0.19gに加え、母乳にも含まれ、日本人に不足しがちな栄養素であるビタミンAが700mgも配合されています。また、国内有数のNSF GMP認証にて製造されているため安全性も抜群です。
12.睡眠不足
睡眠不足により疲労状態が続くと母乳の出に悪影響。
寝ている間は母乳を作ってくれるホルモン「プロラクチン」が分泌されるため、赤ちゃんが寝ている時間は一緒に寝る・少しでも時間が取れたら寝る、など可能な限り睡眠不足の解消に努め、疲労を溜めないようにしてください。
13.差し乳に変化
差し乳になるサインとしておっぱいの張りがなくなる現象がおきます。胸に張りがなくなったからといって母乳の出が悪くなったわけではありません。産後から授乳までは母乳が生産される期間で胸が張る「溜まり乳」になることが多いです。
生後7~8ヶ月頃の赤ちゃんが母乳を飲み始めるようになると、その刺激で母乳が出る差し乳に変化していく場合があります。ですので、おっぱいが張らなくなって母乳が不足しているのではないか?と不安がらないようにしてください。
なお、母乳が不足していないかどうかの目安はおしっこ・便の量や体重の増加などを確認して問題がなければ差し乳になったと考えて大丈夫です。それでも不安であれば解消するために母乳教室や母乳外来へ相談してみるのも良いでしょう。
関連記事:母乳教室はどんなところ?全国の母乳教室316選【完全版】
14.乳腺のつまり『乳腺炎』
乳腺炎に繋がる乳腺のつまりは母乳の出を悪くさせる原因の一つとされています。そのため、母乳の出が悪くなったと感じたら乳腺のつまりがないか確認しましょう。赤ちゃんは強くおっぱいを吸おうとするので傷をつけてしまうため早めの対策が必要です。
効果的なのはお風呂場でのおっぱいマッサージと乳腺ケアの2つ。おっぱいマッサージの方法はおっぱいの下に手を当てて優しく持ち上げるだけです。
乳腺ケアの具体的な方法は以下のステップを行ってください。
<乳腺ケア>
(STEP1)
乳輪の外側に親指と人差し指、中指を当ててください。
(STEP2)
3つの指でつまんで乳頭に向かって指を動かしてください。
(STEP3)
色々な方向へまんべんなくマッサージします。
(STEP4)
乳カスが出たら取り除いてください。
以上のステップを行って乳腺のつまりを解消しましょう。
乳カスを取り除くコツとしてはお風呂に入る前に乳頭にオリーブオイルやベビーオイルをつけておいてコットンで覆ってその上にラップで保護しておきます。10分くらい経ってお風呂で優しく洗ってあげると、乳カスがふやけてきて取り除きやすくなります。
15.ホルモンの影響(プロラクチン・オキシトシン)
ホルモンの影響によって母乳の出が悪くなったと感じることがあります。母乳を作る「プロラクチン」と母乳を出す「オキシトシン」の2つのホルモンバランスが崩れてしまうと母乳の出を悪くさせます。この2つのホルモンのバランスが崩れる原因は以下のことが考えられています。
- 栄養不足
- 過度なストレス
- 疲労
- 運動不足
- 睡眠不足
これらの原因は出産後のママさんが抱えやすい傾向が強いので、しっかり対策をしていきましょう。
16.授乳回数を落とした?
授乳回数を落とすと母乳が出が悪くなります。母乳を促進させるには赤ちゃんがおっぱいを吸うことによる刺激がとても大切です。赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激をこまめに与えることによって、脳下垂体前葉が活性化してプロラクチンが分泌されて母乳が作られます。ですから、授乳回数を落とすことのないように気をつけて、赤ちゃんが欲しいときは与えてあげるように心がけてみて下さい。
17.アルコール
アルコールを飲むと母乳の出を良くするために必要な「射乳反射」を阻害してしまいます。
- 射乳反射
オキシトシンというホルモンが分泌されることによって、乳腺の周り筋肉を収縮させて母乳を乳腺から乳管へ押し出す現象です。
アルコールを母親の体重1kgあたり1g以上を飲むと射乳反射が阻害されてしまいます。体重1kgあたり2g以上を飲んでしまった場合には、オキシトシンの遊離まで阻害されて母乳の出がさらに悪くなります。アルコールを飲むと射乳反射が阻害されるのは赤ちゃんが母乳を通して飲ませないようにするための機能といえるかもしれませんね。
18.片方の乳房だけ母乳の出が悪い
片方の母乳だけ母乳の出が悪い原因として考えられるのは乳管が開通していないか、乳腺のつまりです。乳管が開通していない、もしくは乳腺のつまりがあるかどうかを確認する方法は、搾乳したときに放射状に飛ばなかったり乳頭に痛みを感じた場合、該当の症状である可能性が高いです。
対処法は乳管開通マッサージや母乳の出が悪い方のおっぱいから先に飲ませるのが効果的です。それでも改善しない場合は母乳外来などの専門家に相談してみるのも良いですよ。
その他にも『同じ方の乳房からしか授乳していない』、『体質によって片方だけ母乳の出が悪い』ということも考えられます。片方の母乳の出が悪いからといって同じ方の乳房からしか授乳しないと、片方のおっぱいの母乳は出にくくなる一方です。そのため、母乳の出が悪い方から飲ませてあげることを繰り返し行い、刺激を何回も与えて母乳の分泌を促進させることを心掛けましょう。
母乳量の変化により赤ちゃんが頻繁に起きやすくなる?
母乳量が変化し、母乳不足となることが原因で赤ちゃんが夜中に起きやすくなる、と言われることは多いですが、決してそういうわけではありません。
特に赤ちゃんは生後一か月以上経たないと昼夜の区別がつきません。そのため、時間に関係なく夜中に起きてしまうことは往々にしてあることなんですね。
また、赤ちゃんの個人差であることも往々にしてあります。
夜中に頻繁に起きるようになった=母乳が足りない、ということではないので、この点は誤かいされないようにしてくださいね。
半年くらいすれば急におっぱいの出が悪くなるのは普通?
私は2人目の子供を今、母乳で育てています。6ヶ月まではとても 順調だったんです、でも7ヶ月に入ってだんだん母乳の出が悪くなって きている感じで、不安になっています。
生後5ヶ月の娘がいるんですが、産まれてからずっと 完母できましたが、最近おっぱいがあまり張らなくなり、足りてるのか心配になってきました。
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このように、母乳育児をしているママさんで半年くらいから急に母乳の出が悪くなるのは決して異常なことではありません。
赤ちゃんの飲みが足りていなさそうだったり、おっぱいがしょぼんとして足りていないか不安になってしまう時期かもしれません。ですが、ちょうど半年を過ぎたあたりからおっぱいが常に張っている状態の(溜まり乳」から、赤ちゃんが飲み始めた刺激によって母乳が出る「差し乳」へと変化する時期です。
頻回授乳をがんばっていて赤ちゃんが元気で体重も大きくなっていれば母乳量はしっかり足りているので安心してください。
もし、母乳が足りていない場合は以下のことを試してみてください。
- 疲労を溜めないようにこまめに休息をとる。
- リフレッシュしてストレスを溜めないようにする。
- 水分をこまめに補給する。(授乳後は必ず水分をとるなど)
- 冷たい飲みものは避ける。
- ノンカフェインの温かいお茶の飲むよう心掛ける。
- 母乳が出ていると信じて気にしないようにする。
- 赤ちゃんが欲しがる分だけおっぱいを吸わせてあげる。
なお、ミルクを足す量や回数を増やしてしまうと、結果として母乳の量は減っていきます。なので、完母を目指すならミルクはなるべく足さないように心掛けましょう。
どうしても不足するようでしたらミルクの量よりも、回数の方を減らすように心掛けると母乳の分泌量低下の影響は減ります。
このまま母乳は減る一方?
赤ちゃんが2歳を過ぎると母乳はなくなるものと一般的には言われています。「世界中の子ども達」を対象にしたWHOのガイドラインでは2歳以上までは母乳育児を続けましょうと記されています。ですから、卒乳するタイミングとしては2歳過ぎていれば丁度良い時期だと判断できます。
また、離乳食が完了して幼児食に移る目安は1年6ヶ月頃と言われていますので2年過ぎているのであれば何も問題ないですよ。厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドでは何歳までとは明記されておらず、個々の赤ちゃんに合わせるようにとされています。
もし2、3歳以上になっておっぱいを欲しがったとしてもおなかが空いたからではなく、安心して精神を落ち着かせようとしていることも考えられます。
いずれにせよ、何歳まで母乳育児をしなくてはいけないという完璧を求めると「母乳がなくなった」、という不安を感じてストレスが溜まりやすくなり母乳の出が悪くなることに繋がってきます。
赤ちゃんの状態が良くて体重も増えていれば問題ありませんので、おっぱいを存分に欲しがるだけ吸わせてあげてください。そうすれば、母乳が足りなくても母乳の分泌が促されて必要な分だけ量も増えていきますし、安心感が得られて健やかに成長してくれます。
母乳の役割を終える時期が近付いてきている?
また、母乳育児を一生懸命に頑張ってきて母乳の出が悪くなったと感じたら、母乳の役割を終える時期が近付いてきていると判断できます。もし、その時期が来たらご自身の身体のケアのため、炎症を起こすことがあるので完全に母乳を絞り出しておきましょう。
生後4~5ヶ月くらいになる赤ちゃんの胃腸も離乳食を食べられるように成長しています。白湯をスプーンで飲ませてあげるところから始めてみて、徐々に野菜スープや重湯なども飲ませてあげられると良いですね。また、母乳が出なくても安心感を得たいという欲求でおっぱいを吸いたいと思う赤ちゃんはたくさんいます。その場合は自然とおっぱい離れをする日がくるまで思う存分おっぱいを吸わせてあげてください。
また復活する?
上述したように赤ちゃんの年齢や、どれくらいの期間授乳を続けてきたか?にもよりますが、一般的な授乳期間内、母乳の役割が必要な期間内であれば母乳は復活します。統計上、母乳が全くでないという方は2万人に1名と言われています。そのため、多くの場合、授乳期間内であれば母乳は復活して出るようになります。
もちろん復活するといっても突然母乳が出るようにはなる、というわけではないですが、母乳の分泌を増やす取り組みを続けていけば、1、2ヶ月を目途に徐々に出始める様になります。
例えば以下の方法が母乳分泌には効果的なので試してみてください。
- 直接母乳を吸うようにしてあげる。
- 頻回授乳をしてあげる。
- 母乳外来でマッサージを受ける。
- ストレスを溜めないようにリフレッシュする。
- 睡眠をしっかりとる。
- 食事はたくさん食べる。
- ミルクを足す回数や量は極力減らす。
- 水分補給をする。(常温~温かい飲み物、ハーブティーなど)
- 搾乳は機械ではなく手で絞る。
- カイロや足湯などで足を温める。
ミルクは足すべき?
ミルクを足すと母乳の量が減ると一般的には言われています。これはミルクを飲ませる機会が増える⇒授乳回数が減る⇒母乳量に影響してくる(母乳は飲ませるほどに母乳量が増えるので)、というサイクルが影響しています。
もちろん赤ちゃんの成長を一番に優先にしないといけませんので体重が増えていなければミルクを足すのも必要です。ですが、もし疲れているから少しでも楽をしたいという理由でミルクを足していると母乳の量は減る一方になります。
なるべく母乳で育てたいのであれば、むしろミルクを減らしたほうが母乳の量が増えますよ。生後4~5ヶ月を過ぎていれば離乳食も考える時期ですから、少しずつ始めてみる良い機会にもなります。できる限り睡眠をとってご飯をしっかり食べて温かい飲み物をたくさん飲めば、赤ちゃんが必要とする母乳量は保たれます。母乳マッサージや授乳前に蒸しタオルで温めてあげると母乳の出が良くなるのでおすすめです。
まとめ
今回は初めての育児をされるママさんに向けて母乳の出が悪くなった場合に考えられる原因についてお伝えしました。
母乳の出が悪くなった原因は様々で、対処法もたくさん紹介されているのでどれが正解なのか悩まれると思います。
実際のところ、ママさんの体をいたわりながら「食事をしっかり摂る」「たくさんの水分補給をする」「頻回授乳をする」ことが母乳の出を良くするための一番の近道です。
また、頼れる周りの知り合いや友達、看護師さんのアドバイスを聞きながら、なるべくストレスを抱えることのないようにして母乳育児を過ごしてみてください。
初めての育児で大変な日々が続くかもしれませんが、ママさんと赤ちゃんの笑顔が多い毎日を送れるよう応援しています。
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